PRIDE の商品レビュー

石田衣良【著】

2014/10/01

　携帯電話をなくした松永という人からの依頼と、弟を自転車の男にひき逃げされたナナちゃんに協力しての犯人探し、地下アイドルの空川否美のボディーガード、そして最終譚はマコト自らコラムのネタ探し＆畠中鈴からこれまた犯人探しの協力要請。
　キャラクターはアイドルの話がいちばん魅力的だったけれど、ストーリーは最終譚のPRIDEが良かったです。内容はレイプ犯が出てくるから、ほんとうに嫌だけれど仕方ないか。相変わらずマコトのお母さんがいいキャラと仕事してて、癒されました。いや、いろいろ励まされました。あとはサルの出番が少なかったのがちょっと残念ですが、キングが意外と出張ってたので、面白かったです。

2014/09/13

相変わらず誠とキングはかっこいい。
みんな頑張って生きてるんだな、と思った。
それにしても、最後はハッピーエンドだったのは意外で、とても良かった。

2014/04/09

説明不要のIWGP。なんと完結？
最終章はタイトル通り、”誇り”の話。相変わらずの爽やかな読後感。
シリーズ完結は寂しいが、全巻大人買いしたし、また読み返そう。ありがとう。

2013/12/12

読み終えて、あぁ最後なんだな〜と寂しく思った(T-T)今回はキングが恋をして照れる場面が珍しい！というかオドロキΣ(゜д゜) 遂にマコトに彼女ができたけれど、結局おふくろさんがキューピッド!?(^o^;) なかなか辛い話が多いけれど前向きに生きていく若者達はステキだ(^^)d

2013/11/27

かつての疾走感や書き出し5行の鮮烈さは影を潜めた。作者も主人公も、読み手の私も歳を重ねたということか。ラストの言葉がいい。これを胸に第二幕を待とう。

2013/06/22

池袋に生息する悪ガキと親分が、トラブルを解決していく話。短編集。
一つ一つ話が練られてて、割とおもしろい。
シリーズなので他のも期待。

2013/06/02

IWGPとりあえず最終回っぽい　PRIDEは久々にドキドキした話だった。他本に比べてキングの感情があらわにされてて。負けるなって言葉いいなぁ

2017/11/09

IWGPシリーズ１０作目。でもこれで最終という噂。
噂は本当かどうかは別として、
この作品はいつも通り、
東京JR池袋駅の西口周辺を起点として、
トラブルシュ-ター真島誠が警察には任せられない、
裏のささやかな、それでいてズシッと重い犯罪を解決していくものでした。

●データBOXの蜘蛛
●鬼子母神ランダウン
●北口アイドル・アンダーグラウンド
●PRIDE-プライド
上記４つの短編集です。

携帯電話のデータ紛失の恐怖を描いた『データBOXの蜘蛛』や
女性同士の嫉妬のすさまじさを感じる
『北口アイドル・アンダーグラウンド』も面白いのですが、
私が一番ジーンときたのは、サッカー少年の夢を奪った
自転車事故の『鬼子母神ランダウン』です。
自転車での接触が一人の少年の未来を変えることになるのだから
無情と言えば無情。
それでもけなげにボールを蹴る少年の姿に
明るい希望を観た思いがしました。
そして最終章の『PRIDO』
レイプ被害にあいその犯人捜しを続ける美女に誠が恋をする？
誠にも明るい希望を残して、
このシリーズにピリオドをうったのでしょうかねぇ。。。

池袋の町がどんどん変わり、
真島誠の周辺も変わっていきます。
町に変化があれば、必ずそれを食い物にする悪漢が現れます。
このままではおそらく終わらないでしょう。

きっとそのうちに、大きな町の改革が起こり、
「マコト、再び」・・・なんてお呼び出しが来る日があると思います。
その日まで、首を長くして待ちたいです。

2013/03/31

IWDPシリーズの10作目。
くしくも『1Q84』を読了後にこの本を読んだら、ヤナーチェックのシンフォニエッタがに引っかけて“大ベストセラー”という表現で『1Q84』が登場したのでちょっと驚き。

作品自体はいつも通り安定感のある1冊。
これで第1シーズンが完結ということで含みを持たせつつも、前向きな終わり方になっていました。
次回、マコトとタカシに会えるのは何年後になるかわからないけれど、第2シーズンを楽しみに・・・

2012/11/03

IWGPを久々に読んだ。
表題作「プライド」は、歯を食いしばるほど読んでて辛かった。
当分、次は出ないのかな？
次世代のIWGPに期待。