美女と竹林 の商品レビュー
森見登美彦「竹林と美女」は本当にくだらないw 全然竹林を刈りにいけないのに、竹林にまつわるような、まつわらないような話を、妄想たっぷりに延々と続けている。よくも悪くも、期待していたくだらなさである。 森見登美彦「竹林と美女」読了。よくも悪くも、連載らしいグダグダなエッセイを森見...
森見登美彦「竹林と美女」は本当にくだらないw 全然竹林を刈りにいけないのに、竹林にまつわるような、まつわらないような話を、妄想たっぷりに延々と続けている。よくも悪くも、期待していたくだらなさである。 森見登美彦「竹林と美女」読了。よくも悪くも、連載らしいグダグダなエッセイを森見節で。個人的にはMBC(モリミバンブーカンパニー)のような妄想話が好き。そういえば、私も昔こういう妄想未来予想図をネタで書いたことがあったなw それはともかく、やはり気になる作家さんの過去語りは面白い。そうか、森見氏は大学院までいって研究していたのか。やはり大学時代の話に絞ったエッセイも読んでみたい。
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作者、登美彦氏が主人公の物語です。物語といっても大したストーリーがあるわけではありません。登美彦氏がなぜか竹を切りたいと思った。そして友人の明石氏を誘って竹林に出かける。しかし竹林は想像以上に手強かったというだけの話である。その中身のない物語を氏の止めどもなく拡がる妄想で膨らませ...
作者、登美彦氏が主人公の物語です。物語といっても大したストーリーがあるわけではありません。登美彦氏がなぜか竹を切りたいと思った。そして友人の明石氏を誘って竹林に出かける。しかし竹林は想像以上に手強かったというだけの話である。その中身のない物語を氏の止めどもなく拡がる妄想で膨らませ膨らませ328Pの本にしてしまったのだから開いた口がふさがらない。 しかし、森見氏のこの暴挙とでもいうべき所行は氏の類い希な才能の明石であるとも言える。こんなつまらん物語を外連味有り余る文章で煙に巻いて読者を森見ワールドに引き込んでしまう力業。只者ではありません。 この物語に何らかの意味を求めるとすれば、それは「友情」であろう。登美彦氏は友人の明石氏に問うた。 「竹切らん?」 明石氏は答えた。 「ええよ」 これほどの友情、厚い信頼があろうか? どうして竹を切るのか、竹を切ることに何の意味があるのか、などという問いかけをすることなく、「ええよ」とだけかえす明石氏の登美彦氏に対する信頼の厚さははどうだ、人間の大きさはどうだ、男気はどうだ、このいい加減さはどうだ。この「ええよ」はすなわち「君がそう思うのなら、きっと竹を切ることは人類の最重要課題なのだろう。そうであるなら、僕はよけいな疑問をさしはさむことなく喜んで君と一緒に竹林に行こう。僕にも司法試験受験という重要課題がある。しかし、竹を切りに行ったところで試験に落ちる僕ではない。安心してくれ。僕がええよと言ったからには、そして、君と僕が組むからには、もう目的は達成されたも同然だ。たとえその目的が人類がこれまで達成し得なかったものだとしても……」という思いをシンプルに言い表した一言に違いない。 『美女と竹林』という題名から、竹林を舞台にしたロマンスがテーマかと思いきやさに非ず。竹林に地球の未来を託し、竹林に己が幸せ、すなわち金と美女との出会いを求めた男とその友との管鮑の交わりを描いた物語なのである。
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いやーいやー、見事なこと! やっぱり好きです、とっても彼が。 読みながら、何度ひとりで変人のごとく笑いを吹き出したことか。 何度電車で笑いをかみ殺したことか。 殺しきれずににやにや顔してたと思うけどさ。 見切り発車でも、出たとこ勝負でも 阿呆らしさもくだらなさも何もかもがやみ...
いやーいやー、見事なこと! やっぱり好きです、とっても彼が。 読みながら、何度ひとりで変人のごとく笑いを吹き出したことか。 何度電車で笑いをかみ殺したことか。 殺しきれずににやにや顔してたと思うけどさ。 見切り発車でも、出たとこ勝負でも 阿呆らしさもくだらなさも何もかもがやみつきになる この面白さは、森見さんにしか出せないと思う。 私が仕事の休憩中に本を読んでると 「何の本読んでるの?」と興味を抱いて声をかけてくれる 優しいお方がいるのだけれど 「誰それのミステリーだよ」とか「(有名な)誰それの本だよ」 とかいうと、大体皆「へ~」とか「ふ~ん」とか 反応してくれるんだけどね、 森見さんの本読んでるときに聞かれると困るんだよね。 こないだは有頂天家族だったから 「タヌキと天狗の話だよ」っていったら、 「それ絵本なの??」って言われたし こんかいの美女と竹林は 「竹の話だよ」っていったら、 「え?(聞き間違いだとは思うけど)たけ??(ぽかーん)」 みたいな反応。笑 そういうのひっくるめて、森見さんの作品って 私大好きだなー。笑
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エッセイ+妄想。なのか? 竹林って響きがもう可笑しくて、それをここまで連呼されたらかなわない。 にやにやが止まらなかった。
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こんなに竹をゴリ推しされても、薮蚊がおそろしくて、到底行く気にはなりません。笑 そういえば小さい頃はタケノコ掘りに行ったっけ。 竹林の独特の佇まいに魅せられた作者の妄想爆発エッセイ(?)でした。
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乙一さんの嘘日記を彷彿とさせるような。くだらないは褒め言葉。しかしこの人の書く物っていつも風呂敷広げるまでが楽しいんだよな。どう畳んでいるかは正直印象に残らない。締切次郎との戦いが壮絶なんでしょうか。 この明石さんて実在の人物なのかなー。違いそうだけど実在だと信じたい。
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森見さんのこと何も知らなかったのね、俺って。竹林で自己紹介しちゃうという脱力系自著伝エッセイ。オモチロイけど法螺噺装いつつかなり曝してそうでやっぱり森見世界で守ってる。
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