セイギのチカラ の商品レビュー

上村佑【著】

2011/01/17

いわゆるジャケ買い。

内容としてはありえないことばかり。
だけどそれがおもしろい。

念力でティッシュが5mm浮かばせることができる。
30cmであればテレポートできる。
人間GPSになれる。
犬としゃべれる。
おじいちゃんが子どもに…？
そして、サングラスをかけると…。

こんな奇妙なしょぼい超能力が集まると一つの大きな力になり、それはセイギの力になるらしい…。

とりあえず、ラバウル大好き(笑)

2010/12/21

勢いがあっておもしろかったのですが…

細かいところは疑問が色々ありました。

最初はよかったけど最後の方、キャラがごっちゃになりはじめてたし、せっかく特徴的な人たちが集まっているのにだれにも感情移入できず。
もっと伊能を主人公としてはっきり書いた方がよかったのかな。目立ち度でいえば万全に負けてしまうし、土岐とも希くんとも被っていくからどんどん影が薄く…(笑)

細かいこと考えず、素直に読んだらスカッとするかもです(^-^;

2019/01/16

しょぼい超能力を使うエスパー集団が世界を救う、というあおりに惹かれてどんなものかと購入。
個性的すぎるキャラクター達でストーリーもスピード感があり、さらっと読むには良い作品でした。
一文ごとに改行するため、「小説」を読みなれていなくてもさくさくいけるのではないでしょうか。
超能力モノですし、何でもありな雰囲気も少々強引な展開も面白く読めました。

しかし犯人探しをするにあたり、伏線が少し足らずに動機の後出しが多かったかなぁという印象です。
堂園の捜査への執着の動機、愛桜会の若衆と各地の初代会長の扱いは物足りず、また犯人探しやクライマックスに向けては各人の能力の使い方の工夫と代償をもっとこってりと見たかったです。

キャラが多すぎたのかもしれません。

2012/04/21

堂園さんの行うことや
受ける仕打ちがえげつない。
この話のブラックでグロテスクな部分を
全部請け負ってる感じ。

希君の能力がいまいちわかりづらく、
しかも何でもアリな感じがする。

話の落ちには不覚にも吹いてしまった。