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強さと脆さ の商品レビュー

3.8

24件のお客様レビュー

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2011/07/06

ポパー思想の系譜をひく「まぐれ」で有名なタレブの本。ブラックスワン問題について書かれた、別冊本てきな扱いの著作。

Posted byブクログ

2011/06/19

ブラックスワン第2版への書き下ろしエッセイを独立させたもの。 ブラックスワンという概念を詳しく解説している。 ブラックスワン=「黒い白鳥」 いないと言われており、有りえないものをさす比喩だったが、オーストラリアで発見された。 それから、転じて、今まで予期していないものからくるリ...

ブラックスワン第2版への書き下ろしエッセイを独立させたもの。 ブラックスワンという概念を詳しく解説している。 ブラックスワン=「黒い白鳥」 いないと言われており、有りえないものをさす比喩だったが、オーストラリアで発見された。 それから、転じて、今まで予期していないものからくるリスクのこと。 統計的には、確率分布の決定法に関わる。 確率分布を決定するには、データが必要だが、その有限のデータで十分かどうかは確率分布から決定するしかない、という循環に陥る。 そして、大きな外れ値一つで確率分布は大きく変わる。 たとえば、先度は大きな値1つで90%決定される。 印象的だったのは、 「成功報酬をもらえる人に原子力発電所を経営させてはいけない」 と書かれていること(2011.11.26 日本版第一刷) 本書は、未来予測というものを否定しているが、自体は、皮肉にもまさにその通りの推移をたどっている。

Posted byブクログ

2011/05/19
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著者の前作、ブラックスワンの補足的な内容だった。しかし巻末に詳しい脚注が掲載されているのでブラックスワンを読んでいなくても内容の理解は可能。ただ著者の意図を掴むためにも前作をよんでおくことを勧める。概要としてはブラックスワンを起こさないためには、リスクをとらない、のではなく第四象限でリスクをとる事を避けるべき、という理解を深めようというもの。「何もしない」という行動に後ろ向きであるというレッテルが貼られるのは害悪であるといる著者の主張はすごく参考になった。

Posted byブクログ

2011/05/18

タレブの金融危機後のブラックスワン追加の章。わかりやすさを優先。日本に起きた「悪い黒い白鳥」への対処にも応用可能。

Posted byブクログ

2011/04/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

つくられた平穏に気をつけろ ・抗生物質を常に摂取していると深刻な伝染病に煩いやすくなるように、私たちは変動性を嫌い、秩序を好み、情緒を好んだ行動をするせいで深刻な危機が起きてきた。 ・何かを人為的に大きくすれば深刻な危機が起きたときにはいっそうひどくなる。

Posted byブクログ

2011/03/09

2010年のベスト「まぐれ」「ブラックスワン」の著者の最新作。 この人の本なら死ぬまで事前予約しても良いのでは、と思えるクラスの完成度と僕に対する影響度。 基本的には、ブラックスワンの補足と解説の本。 何度読んでも面白いが、 気になった点をいくつか ・保険である無駄を浅は...

2010年のベスト「まぐれ」「ブラックスワン」の著者の最新作。 この人の本なら死ぬまで事前予約しても良いのでは、と思えるクラスの完成度と僕に対する影響度。 基本的には、ブラックスワンの補足と解説の本。 何度読んでも面白いが、 気になった点をいくつか ・保険である無駄を浅はかな最適化でうしなってないか ・物には目には見えない重要な予備の機能がある ・生きた組織にはランダム性と変動性が必要。そうで無いと脆い。 ・私たちは生まれてから見た一番大きな物をこの世で一番大きい物と思い込む ・残念ながら人生は漸近線にたどり着く前に終わる ・私たちは本当は不安定だが安定して見える変数に弱い ・果ての国と月並みの国を見分けるのは、エクスポージャーが真/偽か変数かどうか 今年の抱負は「リスクテイクしないリスクのマネジメントとコントロール」なのだけど、どの象限に当たるのかは考え続けようと思う。

Posted byブクログ

2011/03/03

およそ一年前に出版された『ブラックスワン』への付け足しを比較的易しく(論文体ではなく)書いた本。言ってる内容はほとんど前書と変わらず、やっぱり人の思い込みや物事への誤った認識を指摘している。ブラックスワンは第4象限に現れる。そのときに、いかに冷静に対処していくか。物事の成り行きを...

およそ一年前に出版された『ブラックスワン』への付け足しを比較的易しく(論文体ではなく)書いた本。言ってる内容はほとんど前書と変わらず、やっぱり人の思い込みや物事への誤った認識を指摘している。ブラックスワンは第4象限に現れる。そのときに、いかに冷静に対処していくか。物事の成り行きをおよそなりとも理解しておけば、実際起こったときにそれほど慌てなくてもすむ。また、どんなときにそれが起こるか、その確率はどれほどなのか、といったこともあわせて考えておく必要があるだろう。ブラックスワンには2種類あり、その区別もあらかじめしておかなければ、ただただ怯えるだけで疲れてしまう。この本の中で書かれていることに対し、当たり前だと高をくくらず、もう一回再確認、再認識の意味で読み直し、いついかなる時の非常事態にも備えておくのがよさそうである。

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2011/02/01

内容とはそれほど関係ない、最終節の文。 「奪われるかもしれないものは自分のものだとは考えない。自分自身の命も含まれる。」

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2011/01/23

「ブラック・スワン」出版後の反響、特に「ブラック・スワンにどう対処するのか」という疑問への回答を中心に構成された論文集。「月並みの国・果ての国」と「ペイオフの複雑性」の四象限が分かり易い。

Posted byブクログ

2011/01/23

私のブログへ http://pub.ne.jp/TakeTatsu/?entry_id=3439168

Posted byブクログ