人生相談始めました の商品レビュー
バーテンダーが人生相談することになり、相談がどう解決していくかという短編連作集。 バーテンダーと人生相談。普通にありそうな話ですが、それをあえて連作として構成し描けるのがすごいなと思います。 気楽に読むのにはちょうど良いと思います。
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これだけそこそこ面白くなりそうな舞台立てを設定しておいて、ぜんぜん面白くないことに逆に驚かされた。 一見北森鴻、石持浅海などに作例を見られるような類型的なコージーミステリに見えるが、お客の持ち込む日常の謎を横で聞いていたバーのマスターがひょっこり解決!という話ではなく、なんならい...
これだけそこそこ面白くなりそうな舞台立てを設定しておいて、ぜんぜん面白くないことに逆に驚かされた。 一見北森鴻、石持浅海などに作例を見られるような類型的なコージーミステリに見えるが、お客の持ち込む日常の謎を横で聞いていたバーのマスターがひょっこり解決!という話ではなく、なんならいわゆる日常の謎ですらない(日常の謎レベルの軽さで殺人まで含む犯罪が多発する)。お客もマスターも、みんなちょっと頭がおかしいのかな? と思えるような思考、発言、行動の不自然さ、異様さで、そういう不思議の国のお話かな、と思わないと読めない。 自分にはそれをブラックとかユーモアミステリだとは評価できなかった。
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2015.9.16 読了 モーさんの店は小さなショットバーで、 西下崎の繁華街から 少し離れた雑居ビルの二階にある。 エレベーターもエスカレーターもなく、 客は狭い急な階段を自分の足で 上って行かなけれならない。 その「モーさんの隠れ家」の店主 モーさんが 店に来る客から ...
2015.9.16 読了 モーさんの店は小さなショットバーで、 西下崎の繁華街から 少し離れた雑居ビルの二階にある。 エレベーターもエスカレーターもなく、 客は狭い急な階段を自分の足で 上って行かなけれならない。 その「モーさんの隠れ家」の店主 モーさんが 店に来る客から ふとしたことから 人生相談を頼まれる。 8編からなる短編集で、 毎回 人生相談を受けるのですが、 毎回 意外な結末になり。。。 面白かった!んですが、 なにか 少し物足りないような。
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ショットバーのマスター・モーさんが客の人生相談に答えると……。 最初はゆるい日常の謎系ミステリーかなと思ってたら、モーさんが毒殺されかかり、登場人物達に微妙な人間関係の変化が起こり、深刻でブラックな展開に……。 同じ出来事を見ていても、色々な解釈があり得るものです...
ショットバーのマスター・モーさんが客の人生相談に答えると……。 最初はゆるい日常の謎系ミステリーかなと思ってたら、モーさんが毒殺されかかり、登場人物達に微妙な人間関係の変化が起こり、深刻でブラックな展開に……。 同じ出来事を見ていても、色々な解釈があり得るものですね。 それにしても一番怖いのはやはり人間関係だ。 ゆるいようでいて、綿密にパズルを組み合わせたような展開。 順番通りに読みましょう。 http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20140511/p1
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この方の作品はなかなか読み慣れず、断念することもありましたが、本作品はあっさり読めました。。。 ただ、ミステリーとしての内容は???が多く、心にあんまり入ってこなかったかも。。。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【収録作品】第1話 妻が新型インフルエンザ恐怖症になってしまって困っています/第2話 貸したお金を返してもらえず困っています/第3話 カレシがいるのに他にも気になる男の人ができてしまいました/第4話 子供が何を考えているのかさっぱり判りません/第5話 キャバクラのコとつきあいたいんです/第6話 ネットでデマを流され、迷惑しています/第7話 妻が子供を産んでから、すっかり太ってしまいました/第8話 前の恋人から貰ったものを捨てずに使っていたら、今の恋人と喧嘩になりました *回答が参考にならないどころか、結果的に相談者をひどい目に遭わせることが重なるという、ブラックな連作。北森鴻の香菜里屋シリーズが好きな人はご用心。
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舞台がバーということで読んでみた。連載物の感じで、短編が繋がっていくストーリー。軽い感じで読みやすいが、最後のクライマックスの辺りの主人公の心理状態が共感できず。ちょっと残念。
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(収録作品)妻が新型インフルエンザ恐怖症になってしまって困っています/貸したお金を返してもらえず困っています/カレシがいるのに他にも気になる男の人ができてしまいました/子供が何を考えているのかさっぱり判りません/キャバクラのコとつきあいたいんです/ネットでデマを流され、迷惑してい...
(収録作品)妻が新型インフルエンザ恐怖症になってしまって困っています/貸したお金を返してもらえず困っています/カレシがいるのに他にも気になる男の人ができてしまいました/子供が何を考えているのかさっぱり判りません/キャバクラのコとつきあいたいんです/ネットでデマを流され、迷惑しています/妻が子供を産んでから、すっかり太ってしまいました/前の恋人から貰ったものを捨てずに使っていたら、今の恋人と喧嘩になりました
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+++ モーさんの店は小さなショットバーで、繁華街から少し外れた雑居ビルの2階にある。バーテンダーという職業柄、常連客の身の上話の相手になることが多いモーさん。いつしかなしくずし的に「人生相談業」を始めるはめになったのだが、そのアドバイスがおかしな波紋を巻き起こしていくことに…。...
+++ モーさんの店は小さなショットバーで、繁華街から少し外れた雑居ビルの2階にある。バーテンダーという職業柄、常連客の身の上話の相手になることが多いモーさん。いつしかなしくずし的に「人生相談業」を始めるはめになったのだが、そのアドバイスがおかしな波紋を巻き起こしていくことに…。持ち込まれた相談の数々に、バーのマスターが出す答えとは?ちょっぴり苦い読後感が後を引く、連作ユーモア・ミステリー。 +++ 第一話 妻が新型インフルエンザ恐怖症になってしまって困っています 第二話 貸したお金を返してもらえず困っています 第三話 カレシがいるのに他にも気になる男の人ができてしまいました 第四話 子供が何を考えているのかさっぱり判りません 第五話 キャバクラのコとつきあいたいんです 第六話 ネットでデマを流され、迷惑しています 第七話 妻が子供を産んでから、すっかり太ってしまいました 最終話 前の恋人から貰ったものを捨てずに使っていたら、今の恋人と喧嘩になりました +++ 目次を眺めただけで、モーさんが相談事にどんな回答を出すのか興味津々である。回答は、亡き父の日記を参考に、モーさん自身のアレンジを加えてなされるのだが、これが名回答というよりも迷回答と言った方が当たっていることが多いので、相談者やモーさん自身にもさまざまな波紋を広げる。そしてまたその波紋が連作中のそこかしこに漂っているのである。ブラックと言うほどには強烈ではないが、ちょっぴりバランスを崩すだけでとんでもないことになりそうな緊張感をはらんだユーモアに満たされた一冊である。
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「モーさんの隠れ家」はちいさなバーである。 常連客から持ち込まれるのはいつも厄介な相談事? バーが舞台の連作。ラストはなかなかぞっとしない感じでした…。
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