いっちばん の商品レビュー
若旦那がどんどん悩み成長していく。黄泉の国で出会った若者とも再会を果たす。栄吉さんも菓子作りを頑張る。だんだんとこのストーリーにはまってしまってます。
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兄は結婚、幼馴染みは修行のため。 理由はそれぞれだけど二人が一時に離れていき元気のない若だんなを喜ばせたくて、贈り物を考える妖たちが健気。 自分の病弱っぷりに悔し涙する若だんなが徐々に大人になっているんだなぁと、兄やや両親に負けず劣らずの、若だんなに対して甘々な読者になりつつあり...
兄は結婚、幼馴染みは修行のため。 理由はそれぞれだけど二人が一時に離れていき元気のない若だんなを喜ばせたくて、贈り物を考える妖たちが健気。 自分の病弱っぷりに悔し涙する若だんなが徐々に大人になっているんだなぁと、兄やや両親に負けず劣らずの、若だんなに対して甘々な読者になりつつあります。
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とうとう手持ちのしゃばけシリーズが最後になりました。とても楽しんで読むことができました。 本作はシリーズ第7弾で、短編モノです。 「いっちばん」は通町で横行しているスリの犯行に頭を悩ませる親分の話なのですが、若だんなを元気づけようとする妖たちとこのスリ事件が重なって・・・...
とうとう手持ちのしゃばけシリーズが最後になりました。とても楽しんで読むことができました。 本作はシリーズ第7弾で、短編モノです。 「いっちばん」は通町で横行しているスリの犯行に頭を悩ませる親分の話なのですが、若だんなを元気づけようとする妖たちとこのスリ事件が重なって・・・。若だんな大好きな妖たちにほっこりさせられます。 「いっぷく」では若だんなが三途の川で会った冬吉と再会。どうなったのかなと心配していたので、うれしかったです。 「天狗の使い魔」は妖怪色の強いお話でした。特にこれといった謎もなく、畠中さんの長編のファンタジーよりのお話でした。 「餡子は甘いか」では、菓子作りに行き詰まり、やめようとする栄吉。ずっと栄吉のがんばりを見てきたので、泣きそうになりました。 「ひなのちよがみ」ではすっぴんのお雛ちゃん登場です。昔の美人って今のどんなタイプなのかな・・・とか考えていました。
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昨日は人並みに盆休みを取ったせいか3時近くまで寝られず、本書を読了してしまう。鳴家をはじめとした妖達が若だんなを想う気持ちが空回りして、思わぬ事件展開を見せる「いっちばん」。賽の河原で逃避行した冬吉と出会えて良かったネ。「ひなのちよがみ」では、一瞬姫神さまがお出でかと思ったら、お...
昨日は人並みに盆休みを取ったせいか3時近くまで寝られず、本書を読了してしまう。鳴家をはじめとした妖達が若だんなを想う気持ちが空回りして、思わぬ事件展開を見せる「いっちばん」。賽の河原で逃避行した冬吉と出会えて良かったネ。「ひなのちよがみ」では、一瞬姫神さまがお出でかと思ったら、お雛ちゃんだったんだ。それにしても、登場人物の殆どが成長しているのに、若だんなだけ病弱が治らないとは、何ともかわいそう。某漫画と違い、永遠の○○歳ってなわけではないから、少しは丈夫になってもらわないとね~
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しゃばけシリーズ第7弾。 あいかわらず優しさが漂う短編集。 表題作の「いっちばん」は 若旦那の兄も幼馴染も若旦那の元を離れ、若旦那は寂しいんじゃないか?だから我らが慰めなくては!という妖達の優しさから話が進みます。若旦那が喜んでくれる贈り物をしよう、と妖達がチームを組み、それぞ...
しゃばけシリーズ第7弾。 あいかわらず優しさが漂う短編集。 表題作の「いっちばん」は 若旦那の兄も幼馴染も若旦那の元を離れ、若旦那は寂しいんじゃないか?だから我らが慰めなくては!という妖達の優しさから話が進みます。若旦那が喜んでくれる贈り物をしよう、と妖達がチームを組み、それぞれ奮闘、それがラストにはドタバタ賑やかで笑顔になれました。 「ひなのちよがみ」 白粉屋さんの厚化粧のお雛ちゃん。前回は店が火事に巻き込まれ店が大変、厚化粧どころじゃなくなりました。薄化粧になって店を立て直そうと頑張るお雛ちゃん。 薄化粧になった途端、周りの見る目が変わった様で…。 心根の優しいお雛ちゃんは元々好きな登場人物の1人でしたが今回は優しいだけじゃなく強く大人になりました。益々応援したくなります。
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しゃばけ第7弾。5話からなる短編集。 4話目『餡子は甘いか』は、若だんなの親友栄吉の修行先での話。好きなことを続けていくのには、挫折や迷いを日々抱えながらも諦めず継続することが大切と改めて感じた。
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三途の川で会った冬吉や、圧化粧を止めたお雛さん等、気になっていた面々が出てきてくれる一冊です。 そして表題作「いっちばん」は若だんなを慰めようと妖達が大活躍する、なんとも微笑ましい話です。贈りものは結局誰も用意出来なかったけど、微妙にズレた皆の贈りもの、私は見て見たかったなぁ! 若だんなは喜んでるからまぁいいけれど。 「いっぷく」で出てくる七之助さんは、やなりと相性が悪いようで面白いです。松之助兄さんが出て行って、栄吉も修行に出てしまった今、新キャラの登場は有難い気がします。今後も出てきてほしいものです。 「餡子は甘いか」は泥棒の新入りに栄吉が抜かされるのは、涙が出そうになりました。それでも菓子作りをもう一度始めた栄吉、尊敬します。天職なのに、向いてない。あまりに可哀想で、もどかしいです。 「ひなのちよがみ」は妖を見分ける母と一太郎のみ、薄化粧のお雛さんを見分けれたけど、二人は魂の色とかで人を見分けてるのかな、と思いました。終盤、おたえさんまでが厚化粧したのには笑いました。 今度も色とりどりで面白い一冊でした。続きが早く読みたいです。
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恋の調停、誘拐、品比べ、若だんなの周りは今日もにぎやか。 「いっぷく」長崎屋に商売相手が登場。その唐物屋小乃屋の跡取り息子・七之助は、何やら秘密があるようで。その七之助、実は以前一太郎が三途の川の淵で出会った冬吉の兄。妖怪のこともわかってくれる、新たな友人が出来た若だんな。 ...
恋の調停、誘拐、品比べ、若だんなの周りは今日もにぎやか。 「いっぷく」長崎屋に商売相手が登場。その唐物屋小乃屋の跡取り息子・七之助は、何やら秘密があるようで。その七之助、実は以前一太郎が三途の川の淵で出会った冬吉の兄。妖怪のこともわかってくれる、新たな友人が出来た若だんな。 「餡子は甘いか」修行に出た栄吉。その修業先の安野屋に入った盗人・八助は、舌の鋭さを見込まれ、栄吉同様住み込みで修業をすることに。菓子作りからはずされた栄吉は、道を諦めようかと悩む。事件の解決後に、栄吉が出した結論は、やはり菓子を作り続けるということ。それでもやめられない菓子作り。続けることも、才能。
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これまでのベストかなと思った前作『ちんぷんかん』をまた越えてきた感じ。恐るべし。前半の不穏な空気から、来るかな…来た!の感動的エンディングの「いっぷく」や、とぼけた天狗殿や狛犬が可笑しい「天狗の使い魔」、遂に壁を越えた?お雛さんといたずらっぽいおたえさんが可愛らしい「ひなのちよがみ」。どれもよいけど、一番は「餡子は甘いか」だな。栄吉の苦悩・葛藤と真摯で愚直な姿勢に思わず涙が…若だんなの周りは人も妖もサイコーで一本筋が通っている。若だんなだからこそ、なんだろうね。
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畠中さんのしゃばけシリーズ第7段。今回もおもしろかったー! 今までのシリーズに出てきた脇役のお雛さんや、修行に出た栄吉の話など、読んでいるうちにまるで江戸にいるかのような錯覚に陥る。 また、今回は天狗がでてきたり、少しずつ若だんなの成長も見られてきた。
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