スウェーデン・パラドックス の商品レビュー
税率が高いという事では有名なスウェーデンだが、具体的な内容を理解している人は少ないと思う。 手厚い福祉=弱者の保護 という事ではないことがこの本を読むとわかる。 本当の弱者を除き「働かざるもの食うべからず」という姿勢が伺える。 人口の規模は違うが日本と同じように少子高齢化...
税率が高いという事では有名なスウェーデンだが、具体的な内容を理解している人は少ないと思う。 手厚い福祉=弱者の保護 という事ではないことがこの本を読むとわかる。 本当の弱者を除き「働かざるもの食うべからず」という姿勢が伺える。 人口の規模は違うが日本と同じように少子高齢化の国が、どのようにして改善していったかの参考にはなると思う。
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本書を読み、スウェーデンのイメージが大きく変わった。 手厚い福祉ありきではなく、まずは強い経済(国際競争力)ありき。ITインフラが整備されている点も納得できる。
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高福祉高負担でありながら高い国際競争力を維持しているスウェーデン・モデルについてまとめた本。 世界第2位の女性労働参加率を実現するための各種制度、解雇の容易さを支える積極的労働市場政策、同一労働・同一賃金政策、社会保障を支える財源確保の手段、イノベーションを生み出す環境整備など、日本でも実現が叫ばれている事象がスウェーデンでは見事に現実のものとなっている。 人口規模や少子高齢化のスピード、政治への信頼、労働への価値観など日本とは異なる点も多く、スウェーデンと同じことを真似するだけでは政策の実現は難しいが、参考にすべき点も多い(実際に日本の政策ではスウェーデンがモデルになることがある)。分かり易く書かれているので、スウェーデンに詳しくない人にもオススメである。
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