システィーナ・スカル の商品レビュー
再読。絵画修復士・御倉瞬介シリーズ第三弾。美術ミステリーと帯に書かれているとおり今作はミケランジェロの「最後の審判」が主として書かれている。美術には造詣が深くないのでそこらへんの知識はほぼ無いのだが、それでもそういった美に対しての人間の覚悟や祈りといったものが伝わってくる本作では...
再読。絵画修復士・御倉瞬介シリーズ第三弾。美術ミステリーと帯に書かれているとおり今作はミケランジェロの「最後の審判」が主として書かれている。美術には造詣が深くないのでそこらへんの知識はほぼ無いのだが、それでもそういった美に対しての人間の覚悟や祈りといったものが伝わってくる本作ではある。このシリーズは推理小説として読むよりも御倉瞬介という一人の絵画修復士の成長譚として読んだ方が面白いかもしれない。
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シリーズモノとは知らずに本作から読みました。 中々濃い内容でした。所々繋がらないなのは前作を読んでいないかもしれませんが楽しめました。
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よくできた絵画ミステリー。問題になる絵画が挿絵で入っているのが嬉しい。文章での描写を追っていると実際に見ながら謎解きを読みたくなってしまう。ただあまりにも主人公の主観に基づいた推理であり、物証と呼べるものは皆無に等しいので、人によっては納得しかねるかもしれない。 最後の「闇のゆり...
よくできた絵画ミステリー。問題になる絵画が挿絵で入っているのが嬉しい。文章での描写を追っていると実際に見ながら謎解きを読みたくなってしまう。ただあまりにも主人公の主観に基づいた推理であり、物証と呼べるものは皆無に等しいので、人によっては納得しかねるかもしれない。 最後の「闇のゆりかご」はなんだかやっつけみたいで、出来がいまいちかなと思ったら、単行本のための書き下ろしだった。
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瞬介のイタリア時代の話を集めた中短編集。 タイトルにもなっている、ミケランジェロのが一番どっきりしたです@@; そうかあ、瞬介は奥さんとこういう出会い方をしたのかあ~(・_・、)
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絵画修復士、御倉瞬介シリーズ。 第3作の今回は、彼が若き日にイタリアで遭遇した事件の数々、そしてシモーナとの出会いが描かれている。 ミステリでもあるが物語はどれも美術的な蘊蓄や考察に満ちており、今回はボッティチェリの「ナスタジオ・デリ・オネスティの物語」、ミケランジェロのシスティ...
絵画修復士、御倉瞬介シリーズ。 第3作の今回は、彼が若き日にイタリアで遭遇した事件の数々、そしてシモーナとの出会いが描かれている。 ミステリでもあるが物語はどれも美術的な蘊蓄や考察に満ちており、今回はボッティチェリの「ナスタジオ・デリ・オネスティの物語」、ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂の天井画、佐伯祐三に酷似した運命の画家などが登場する。 中でも表題作は圧巻で哲学的な荘厳さを感じさせるが、個人的な好みからいえば構想の素晴らしさに比べて表現が地味というか、物語としての盛り上がりに欠けるような気がするのが残念。
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絵画修復士御倉瞬介シリーズ第三弾。 第一弾、二弾は読んでいないのだけれど、時系列が一本ではないので特に問題なく読めた。 圧巻だったのは表題作『システィーナ・スカル』。 天地創造を見ると毎回思い出すだろうな、と思うインパクト。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
絵画修復士の御倉瞬介がイタリアで出会った絵画にまつわる出来事の真相を推理する。 絵画好きとしては、とっても興味深いお話でした。 先人たちは、絵画に色々託してはいたけど、そこまで深く考えて描かなくてはならなかったのかな?宗教画だから? だからこそ瞬介の推理も冴えわたるってことかしら。 後半、シモーナはどうなったのか?ちらりとしか語られないことに、モヤモヤが残りました。 続くの? 追記;どうやら1作目じゃなかったみたいで・・・・。こりゃ読まなきゃですね。
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婚礼祝いという依頼で描かれたボッティチェリの4枚の連作の絵「ナスタジオ・デリ・オネスティの物語」。その残虐さが意味するものは・・・「ボッティチェリの裏窓」 ミケランジェロの傑作、システィーナ礼拝堂の「最後の審判」。そこ隠された秘密と、第二頸椎を握りながら死んだ女性の謎とは・・...
婚礼祝いという依頼で描かれたボッティチェリの4枚の連作の絵「ナスタジオ・デリ・オネスティの物語」。その残虐さが意味するものは・・・「ボッティチェリの裏窓」 ミケランジェロの傑作、システィーナ礼拝堂の「最後の審判」。そこ隠された秘密と、第二頸椎を握りながら死んだ女性の謎とは・・・「システィーナ・スカル」 佐伯祐三に境遇が酷似する若き画家・西木健秋。彼が病床の中で描き切った「腕」に込められた思いとは・・・「時の運送屋(カミオン)」 ミケランジェロの彫刻「昼」と「夜」の前で出会った青年。暗闇の中生まれおちた彼の、出生時の事件の真相は・・・「闇の揺りかご」 絵画修復士・御倉瞬介シリーズの第3弾。 神性なれど、闇に生まれる。 闇に生まれて、なお、神性へと・・・。 一番短いお話だったけれど、母性について書かれた「闇の揺りかご」が一番お気に入り。 システィーナ礼拝堂の詳しい描写がうれしい「システィーナ・スカル」もよかったかな(前にイタリア行った時は工事中で見られなかったんだよー)。 でも作品としてはどれも秀逸。 1巻・2巻と比べてみても、ダントツこの3巻目が一番いいです! シリーズが進むごとに中身もよくなっていくので、次巻も楽しみだなぁ♪ 今回はイタリアで運命の女性・シモーナに出会う瞬介。 若かりし頃の瞬介青年が、イタリアでシモーナとどんな時を過ごし、どんな事件を解き明かし、どんな想いを抱くのか・・・。 イタリアが誇る芸術品の数々の姿と共に、それらを楽しめる一冊です。
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絵画修復師御倉瞬介シリーズ第三弾。今回は彼の若き日の姿が描かれます。全体的にテーマは生と死といった感じ。荘厳な雰囲気の中に魅力的な謎がいっぱい含まれたミステリ中短編集です。 中ではやはり表題作の「システィーナ・スカル」が圧巻。「最後の審判」図録は最初にぱらぱらっと見たときに目に留...
絵画修復師御倉瞬介シリーズ第三弾。今回は彼の若き日の姿が描かれます。全体的にテーマは生と死といった感じ。荘厳な雰囲気の中に魅力的な謎がいっぱい含まれたミステリ中短編集です。 中ではやはり表題作の「システィーナ・スカル」が圧巻。「最後の審判」図録は最初にぱらぱらっと見たときに目に留まったし、知ってもいたけれど。まさかそんなことが!!!という驚愕でした。うわー、ぜんぜん気づきませんでしたよ。 そして個人的には「時の運送屋」がかなり好き。真相を知ったとき、悲しくも美しい情景と「サイキ・パープル」が目に浮かびました。
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