池上彰の大衝突 の商品レビュー
巨大国家の対立
アメリカ、ロシア、中国、EU、サウジアラビアについての対立を記載。分かりやすい。
岡博文
分かり易い。表面だけなぞってるのとは違い、その事象に至る背景・経緯がちゃんと書かれているのでとてもありがたい。自分にとっては知っていることもいくつかあるが、他の事象とも合わせて理解できるので全体をバランス良く把握できる。
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大国同士のパワーゲームの構造やそれぞれの国力などをわかりやすく解説した本。 世界の動向は大国同士のパワーゲームの成り行き次第になっています。本書は2010年時点のパワーゲームの状況が書かれています。 本書出版から10年以上経ちましたが、各国の思惑を理解する上で本書は今読んでも役立ちます。
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イラク・アフガン戦争で覇権を失いつつあるアメリカ、アメリカに肩を並べようとしているEU、国際社会の中で存在感を急激に増している中国。まさに千変万化・一触即発の世界情勢を、各国の対立軸や利害関係を元に読み解いていく。個人的に興味深かったのは第5章「日本VS中国」。この中で、中国国内...
イラク・アフガン戦争で覇権を失いつつあるアメリカ、アメリカに肩を並べようとしているEU、国際社会の中で存在感を急激に増している中国。まさに千変万化・一触即発の世界情勢を、各国の対立軸や利害関係を元に読み解いていく。個人的に興味深かったのは第5章「日本VS中国」。この中で、中国国内における反日意識を取り上げているのだが、「アニメ好きな若者たちには親日的な考えが広まっている」という実情には笑ってしまった。なるほどアニメ・漫画業界が、近年中国市場への進出に積極的なのは、こういう理由もあったのネェ?。
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各国の対立を軸に国際関係を詳細に説明しています。 特に日中関係は愛国教育=反日教育が露骨に表れた2004年アジアカップ日本優勝から延々と悪化してきていることがよくわかりました。 今は経済的相互依存関係にあるのでどうやって離間するのかが問題かと思いました。 池上彰先生は色々と賛否あ...
各国の対立を軸に国際関係を詳細に説明しています。 特に日中関係は愛国教育=反日教育が露骨に表れた2004年アジアカップ日本優勝から延々と悪化してきていることがよくわかりました。 今は経済的相互依存関係にあるのでどうやって離間するのかが問題かと思いました。 池上彰先生は色々と賛否ありますが僕は読み続けたいと思います。
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池上さんの本はとてもわかりやすく書かれている。驚かされるのは、彼の参考文献の量。200冊以上も読んで私達に約400ページの一冊の中にまとめて教えてくれる。私も読書量を増やしたい。 ロシアも中国も危うさを感じる。ロシアは資源以外の産業が育たないことにより、力による支配を広めていく...
池上さんの本はとてもわかりやすく書かれている。驚かされるのは、彼の参考文献の量。200冊以上も読んで私達に約400ページの一冊の中にまとめて教えてくれる。私も読書量を増やしたい。 ロシアも中国も危うさを感じる。ロシアは資源以外の産業が育たないことにより、力による支配を広めていくのではないかという懸念。中国は餃子問題にも現れたように、自分の非を認めようとしない傲慢さと無理矢理に国民を反日に仕向け、共産党独裁を堅持しようとする強引さ。国と国との付き合いは国益だけを追及した上辺だけの付き合いで簡単に壊れるものだと感じる。友人関係で言えば、そんな友人はいらないと言える。それが国と国ではできない難しさを感じる。国と国との真の友情は育たないものだろうか。 中東の問題はあまりにも複雑だ。同じ宗教を信じても様々な解釈の違いから宗派が存在し、多種の民族対立もある。おそらく、欧米は中東にかかわってはいけなかったし、とても根の深さを感じる。
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資源、経済をめぐる、アメリカ、中国、ロシア、EUといった超大国のパワーゲームを池上彰が解説。単行本刊行は2008年ながら、ウクライナ問題は本著が示したシナリオのように現実に。
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世界の大国の関係がわかりやすく説明されていて、とても勉強になった。特にサウジアラビアについては、何も知らなかったのでためになった。
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やはり池上さんの本はわかりやすくかつ楽しくて良い。巨大国家の対立という切り口で世界を見るという本書の視点も明快でわかりやすくてよいですね。複雑な国際情勢が明快に整理されています。 特に印象的だったのはサウジアラビアの話。正直サウジアラビアという国はあまりイメージが沸きにくかった...
やはり池上さんの本はわかりやすくかつ楽しくて良い。巨大国家の対立という切り口で世界を見るという本書の視点も明快でわかりやすくてよいですね。複雑な国際情勢が明快に整理されています。 特に印象的だったのはサウジアラビアの話。正直サウジアラビアという国はあまりイメージが沸きにくかったのですが、サウジ家が支配する専制君主国家であり、厳格な宗教国家であること、といったイメージが沸きました。ビン・ラディンらが何故9.11テロに至ったかといったこともわかりやすく解説されています。 国際情勢に疎い私は、9.11テロが起こったとき、正直何が起こったのか、誰が何のために、といったことがよく理解できませんでした。そのとき以来中東情勢を理解しておかないとまずい、という危機意識を持っています。理解を深めていきたいところです。
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ロシアにはエネルギーしかない。エネルギー収入が減った場合、それを埋め合わせるだけの産業がない。ロシアで軍隊にはいるのは賄賂も渡せない貧しい若者ばかりだから徴兵義務でもアホしかいない。そして軍隊も腐っている。 EUは日本以上に貿易に依存している。 サウジには宗教警察が存在して、...
ロシアにはエネルギーしかない。エネルギー収入が減った場合、それを埋め合わせるだけの産業がない。ロシアで軍隊にはいるのは賄賂も渡せない貧しい若者ばかりだから徴兵義務でもアホしかいない。そして軍隊も腐っている。 EUは日本以上に貿易に依存している。 サウジには宗教警察が存在して、女性がブルカを被ってないと取り締まる。そして火事があってもブルカ着用していないから逃げられなくて死亡するというパロディのような悲劇があった。
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