まつり の商品レビュー
パリの植物園の『大きな木のような人』から、日本に帰った少女「さえら」に届いた手紙によると、研究の旅の続きに日本を訪れるだろうとありました。「さえら」はおじいちゃんと庭師のお手伝いをしながら、「木の先生」と再会できるのを楽しみに待っていました。バショウノ木や杉並木の街道の空気が青く...
パリの植物園の『大きな木のような人』から、日本に帰った少女「さえら」に届いた手紙によると、研究の旅の続きに日本を訪れるだろうとありました。「さえら」はおじいちゃんと庭師のお手伝いをしながら、「木の先生」と再会できるのを楽しみに待っていました。バショウノ木や杉並木の街道の空気が青く澄み、鎮守の森のお祭りがいよいよ本番となるころ、いろいろな国の木と草の匂いと共に「木の先生」がひょっこり現れるのでした。 抒情詩人「いせ ひでこ」さんが、柔らかく清楚な水彩画で人と自然の繋がりを語り紡ぐ、ほのぼの絵本です。
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「木」と伝統にまつわる物語。「大きな木のような人」につながるお話しでもある。 一気に読めばちょっと長い物語。見開きで一話完結風に読むこともできるかも。 「大きな木のような」先生からのお手紙を通して世界の木のことも知ることができる、大切な一冊。
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『木』をテーマに、生き方・在り方が見事に描かれている。すてきな一冊だった。今度、借りて読み聞かせしようと思う。
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いせさんの新作「わたしの木、こころの木」を拝見して、いっしょに「まつり」を再読。まだレビューを書いていませんでした。 パリの植物園で出会い、帰国したさえらと木の先生のその後。舞台は懐かしい山間の町。 木と寄り添い生活の道具として蓄積した知恵と技が、職人の世界に脈々と受け継がれ...
いせさんの新作「わたしの木、こころの木」を拝見して、いっしょに「まつり」を再読。まだレビューを書いていませんでした。 パリの植物園で出会い、帰国したさえらと木の先生のその後。舞台は懐かしい山間の町。 木と寄り添い生活の道具として蓄積した知恵と技が、職人の世界に脈々と受け継がれている。群馬県鹿沼市に伝わる彫刻屋台は日光東照宮の彫師たちの技を受け継いでいるそうです。 柔らかなイチョウやヤナギは彫刻に、堅いカシやヒノキは台車に生まれ変わり、華やかな舞台を作り上げる。 村の鎮守の神さまの 今日は楽しいお祭り日 ドンドン ヒャララ ドン ヒャララ こんな唱歌を習った人はふるーい人ですね。 「秋祭り 神ノ木にあそぶ ホタルの子」 鎮守の森、大きな御神木の周りにわらわらと遊ぶ子供たちの風景、この1枚がとても好きです。
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「大きな木のような人」の続き。 二人の関係が途切れていなかったことにまずホッとしました。 今回は日本の祭をテーマにダイナミックな絵で描かれています。 ゆっくりじっくり読みたい絵本です。
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『大きな木のような人』に続くさえらちゃんの物語。 今度は日本のおまつりが舞台。 前作は目に鮮やかな緑が印象的だったけれど、今作は涼やかで深い青が基調。 色遣いがすてきな絵本。
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『ルリユールおじさん』、『大きな木のような人』に続く、最終作。 このお祭り、本当にあるんです。 光の子供達を見に、行ってみたい!と思っています♪
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前半の手紙のやり取りでは世界で進む自然破壊の様子・それに対する取り組みかたが簡潔に伝わってきて切なくなりました。 鎮守の森を通して木のもつ清々しさやいかに日本の文化・伝統に木がかかわっているのかを改めて認識しました。
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「木の三部作」の最終章。 今までの本との趣は違うけれど、命と神がある本でした。 神の為に行う祭の厳かさ、祭が人々に根付いているその様が、とても愛しく、美しく…。 たぶん、外から来たおじさんも、そう思ってくれたと思います。 身近で遠い国を見た気がしました。
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祭りの時に読みたかったのですが貸し出しが多く、 回ってくるまでに祭りが終わってしまいました。(笑 やっぱり秋祭りはいいですよね。 冒頭のさえらちゃんと先生の手紙のやり取りが好きです。 うちの地元の秋祭りは豊作を祝い、 来年もよろしくお願いしますといった感じなので、 森...
祭りの時に読みたかったのですが貸し出しが多く、 回ってくるまでに祭りが終わってしまいました。(笑 やっぱり秋祭りはいいですよね。 冒頭のさえらちゃんと先生の手紙のやり取りが好きです。 うちの地元の秋祭りは豊作を祝い、 来年もよろしくお願いしますといった感じなので、 森羅万象とかとはちょっと違う雰囲気ですが、 迫力のある絵で祭りの様子がすごく伝わってきました。
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