下着の社会心理学 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2010年刊。タイトルに添う部分は余り多くはなく、下着の成立過程(戦後に大衆化)、変遷(特にバブル前後)にも言及。下着が主に男性目線を意識したものでない点はよく言われる。ただ、羞恥心(下着姿や肌の露出)がいかな場合に成立するか?はなかなか面白い。それは、時代背景や環境、経験により差異を生むが、総じて、他者の目線・言動・環境から性的な匂い、雰囲気が醸し出された時に発生(時には、ある言動だけから生じる場合も)。また、体型に関する女性の意識変化、華奢か豊満かで下着に期待する意味が違う点等言及し辛い事項も検討。 また、アンチエイジングに対する女性ごとの姿勢の違い、下着に対する期待の差異は、実に今風でなかなかお目にかからない事項である。著者は聖心女子大学文学部教授。
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下着は、女性自身の気持ちを盛り上げるためにあるという考察。 下着の変遷、女性の身体の変遷についてデータから追いかけてありおもしろい。アメリカンなスタイルからツイッギーのスリム路線への移行、はたまたアンチエイジングまで。戦前ほとんど普及していなかった下着がこれほどまでに広がったとい...
下着は、女性自身の気持ちを盛り上げるためにあるという考察。 下着の変遷、女性の身体の変遷についてデータから追いかけてありおもしろい。アメリカンなスタイルからツイッギーのスリム路線への移行、はたまたアンチエイジングまで。戦前ほとんど普及していなかった下着がこれほどまでに広がったというのは、あまり注目されていないが、文化的にも興味深い論点だと思われる。 個人的には、昭和40年代までは、結婚すると下着をつけなくなるというエピソードに隔世の感を感じた。
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女性にとっての下着とは、男性の期待に媚びるためのものでなく、自分たちの美を誇り、気持ちを鼓舞し、安心や充実感を得るためのアイテムなのだ。 なるほど、見せパンやチラチラとブラやストラップを見ても、 「非常識な!」と思ったり(おそらく中年女性以降) 「やった!」と思ったり(おそらく男...
女性にとっての下着とは、男性の期待に媚びるためのものでなく、自分たちの美を誇り、気持ちを鼓舞し、安心や充実感を得るためのアイテムなのだ。 なるほど、見せパンやチラチラとブラやストラップを見ても、 「非常識な!」と思ったり(おそらく中年女性以降) 「やった!」と思ったり(おそらく男性) そんな風に一喜一憂してはいけない時代になってきたのだ。。。
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全体としてちょっと硬すぎる感もあるのだけど、ミョーに説得力があったのが「下着まで見えてしまいそうなくらい短いスカートをはいている女子高生」について論じたくだり。 駅の階段を上る際、スカートを押さえる彼女たちを見て、著者同様、「隠すなら、はじめからそんな格好はしなければよい」と思...
全体としてちょっと硬すぎる感もあるのだけど、ミョーに説得力があったのが「下着まで見えてしまいそうなくらい短いスカートをはいている女子高生」について論じたくだり。 駅の階段を上る際、スカートを押さえる彼女たちを見て、著者同様、「隠すなら、はじめからそんな格好はしなければよい」と思っていたんだが、「見せる露出は恥ずかしくないが、見える露出は恥ずかしい」、それがホンネなんだとか。 下着の歴史と女性の価値観の変遷も俯瞰していて、“教養”として読んどくのはアリかも。
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女性はなぜ、下着にこだわるのか。 話が途中、ずれていく感じを受けましたが、 下着は銭湯で、そのファッション性を高めていったこと。 なぜ人間は裸体を恥じるのか。 公共の場での授乳への賛否両論。 など、とても興味深い内容でした。
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うーん、期待していた割に、あんまり面白くない。もともと心理学の学者がワコールの依頼により、女性が下着を選択する心理について書かれた調査報告書。 著者もあとがきで触れているが、「読み物としてはいささか退屈な部分もあるかと思うが」と述べている。新書として出版するのであれば、読み物とし...
うーん、期待していた割に、あんまり面白くない。もともと心理学の学者がワコールの依頼により、女性が下着を選択する心理について書かれた調査報告書。 著者もあとがきで触れているが、「読み物としてはいささか退屈な部分もあるかと思うが」と述べている。新書として出版するのであれば、読み物として面白く仕立てて欲しかった。 男性の著者にしてみれば、女性の下着に対する考え方には新しい発見があったかもしれないが、調査の結果を提示されても女性にしてみれば「そんなことわかってるんだから」(春樹風)という感覚でしかない。
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■心理学 ①見せる露出は恥ずかしくないが、見える露出は恥ずかしい。 ②身体への羞恥は衣服で覆うことによって生じる。 ③下着は装いにおいて特殊な位置を占めている。通常、他者には見えない、しかし、その分だけ、自己をどう装うかについて自由度が得られる。 ④装いとは見栄えを良くするだけの...
■心理学 ①見せる露出は恥ずかしくないが、見える露出は恥ずかしい。 ②身体への羞恥は衣服で覆うことによって生じる。 ③下着は装いにおいて特殊な位置を占めている。通常、他者には見えない、しかし、その分だけ、自己をどう装うかについて自由度が得られる。 ④装いとは見栄えを良くするだけの手段ではない。自己のあり方を明確化させ、心の力を引き出すための方法でもある。
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