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指し手の顔 脳男2(上) の商品レビュー

3.4

39件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2018/10/15

脳男こと鈴木一郎の続編です。前作から1年ちょっと経過し病院から逃走して以降、全く消息がつかめない中、精神病者が次々と事件をおこし、その影に鈴木一郎の名が見え隠れする展開です。上巻は読破するのに結構時間掛かっちゃいました。中弛み満載(^^;)です。結構、各登場人物の背景が丁寧に描か...

脳男こと鈴木一郎の続編です。前作から1年ちょっと経過し病院から逃走して以降、全く消息がつかめない中、精神病者が次々と事件をおこし、その影に鈴木一郎の名が見え隠れする展開です。上巻は読破するのに結構時間掛かっちゃいました。中弛み満載(^^;)です。結構、各登場人物の背景が丁寧に描かれており、キリスト教部分は知識ないと?って感じでした(笑)

Posted byブクログ

2017/02/28

一郎には喜怒哀楽といった感情はない。 何が正義で何が悪か・・・選別の基準はどこにいったいあるのだろう。 法に照らし合わせて、とは違う。一郎にだけわかる特別な基準。 多くの人を殺せば悪で、ひとりならば許されるのか。 チャップリンの「殺人狂時代」に、「一人殺せば殺人者となり、百万の人...

一郎には喜怒哀楽といった感情はない。 何が正義で何が悪か・・・選別の基準はどこにいったいあるのだろう。 法に照らし合わせて、とは違う。一郎にだけわかる特別な基準。 多くの人を殺せば悪で、ひとりならば許されるのか。 チャップリンの「殺人狂時代」に、「一人殺せば殺人者となり、百万の人間を殺せば英雄となる」というセリフがある。 人としてどこかをマヒさせなければ、たとえ戦争でも人は殺せないだろう。 自分が殺されるかもしれない恐怖や、大切な誰かを守りたいという強烈な意志がなければ、そうそう簡単に他人の命を奪うようなことは出来ない。 一郎には恐怖心もなければ、守りたいという意志もない。 そもそも、殺人に対して罪悪感があるのは、自分の中にある倫理観に反しているからだと思う。 知識としての倫理に基づいて行動しているのなら(たぶんそうなのだろう)、過去のさまざまな出来事が影響しているに違いない。 精神医学に関する多くの描写が、これでもかと登場する。 心理学などに関心のある人には面白いだろう。単純なミステリーを読むつもりの人にとってはなかなか進まない展開にいらっとするかも。 何となく「脳男」の方が面白かったような・・・。 もちろん、【より】という意味ではあるけれど。 鈴木一郎が登場する場面があまりにも少なすぎるのも、ちょっと残念だった。 真梨子の心情を描写しているラスト1行がいい。

Posted byブクログ

2017/01/17

前作(脳男)の内容が全く思い出せず、無痛とごっちゃになってしまっている。ちょっとグロいところが似ているのかな。 その関係で多少ついていけないところや、背景がよくわからないところがあるが、先の気になる展開なので続きもすぐ読めそう。精神病に関する知識も面白い。

Posted byブクログ

2016/10/15

元関取が愛宕市内で突然暴れて多くの死傷者を出し、精神科の入院歴が問題にされた。他にも事件を起こした元患者たちが揃って直前に行方不明になっており、精神科医の鷲谷真梨子は患者の話から監禁に使われた小屋を探しあてた。が、事件の鍵を握る医療ブローカーと小屋を監視していた刑事二人が殺される...

元関取が愛宕市内で突然暴れて多くの死傷者を出し、精神科の入院歴が問題にされた。他にも事件を起こした元患者たちが揃って直前に行方不明になっており、精神科医の鷲谷真梨子は患者の話から監禁に使われた小屋を探しあてた。が、事件の鍵を握る医療ブローカーと小屋を監視していた刑事二人が殺される。

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2016/04/13

前作の映画化の際に購入して丸々3年… やっと積読から救出できた。申し訳ない… 3年ぶりの作品でも、やっぱり生田斗真と松雪泰子と江口洋介で再生されるからあの映画のインパクトは大きかった。 上下巻のうち上巻は、突然主観もしくは過去が語られるという大きなフラグを打ち立てたと思ったらすぐ...

前作の映画化の際に購入して丸々3年… やっと積読から救出できた。申し訳ない… 3年ぶりの作品でも、やっぱり生田斗真と松雪泰子と江口洋介で再生されるからあの映画のインパクトは大きかった。 上下巻のうち上巻は、突然主観もしくは過去が語られるという大きなフラグを打ち立てたと思ったらすぐに回収される繰り返しのような印象。というわけで、退場する人物がすぐ分かるw しかし、裏で色々動いている脳男がどこで関わってくるのか気になり、さくさく読み進められる。下巻でどのような展開になるのか楽しみ。

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2014/11/21

残虐なシーンが多い。 今のところ鈴木一郎さんの出番も少なくて、、まだあまりおもしろくない。 下巻に期待。

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2014/11/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

脳男、鈴木一郎が脱走。されを追う刑事茶屋。精神科医の鷲谷真梨子。 鷲谷の病院から鈴木一郎のカルテが盗まれた。 精神を病んだ人間が無差別殺人を起こす。精神病院の入退院を繰り返す人間が多い。組織的に病院に患者をたらい回しにして金を稼いでいる地元のフィクサーがいる。 フィクサーの別荘に茶屋と鷲谷が訪問、フィクサーの生首。 現場から鈴木一郎のDNAが発見される。 女の殺人鬼が張り込み中の刑事を惨殺。内蔵をえぐり出し目を潰す。

Posted byブクログ

2014/06/29

「脳男」が良かったので続編に手を出してみた。前作から1年後、精神疾患者による異常犯罪が多発し…。評判悪かったけど面白かたヨ。ただねぇ、キーマン鈴木一郎の出番少なすぎ。だから評価低いのかな。

Posted byブクログ

2014/05/21

「指し手の顔 脳男Ⅱ」(首藤瓜於)電子書籍版を読んだ。 こ、これは! かなりの問題作ではなかろうか。この後、物語はどこへ向かおうとしているんだ? しかしその向かう先がどのようなものであれ、最後には愛が勝つに違いない。 と思わずには居られないのである。 あー面白かった。

Posted byブクログ

2014/04/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画の、先生家の暗い雰囲気は原作の雰囲気をそのまま表していたのかなと思った。映画の雰囲気とのブレが少なかった。 黒と白が似合う作風

Posted byブクログ