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ぎぶそん の商品レビュー

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26件のお客様レビュー

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2023/12/13

青春だぁ〜! のめり込むように読んで、文化祭のライブは目頭が熱くなった。最後のリリィとガクの初々しい一生懸命な感じも良い。 かけるとマロもかわいいし、みんながみんなにとって必要な関係になっていて最高だった。 橋本紡さんの解説にも書いてある通り、さやま団地のこと、バンドエイドで半...

青春だぁ〜! のめり込むように読んで、文化祭のライブは目頭が熱くなった。最後のリリィとガクの初々しい一生懸命な感じも良い。 かけるとマロもかわいいし、みんながみんなにとって必要な関係になっていて最高だった。 橋本紡さんの解説にも書いてある通り、さやま団地のこと、バンドエイドで半泣きになったリリイのこと…質感まで伝わってきて、いいよなぁ〜。

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2022/08/09

「カンズ・アンド・ローゼス」に心酔した中学2年生のガクは、幼なじみのリリィ、親友のマロ、「ギブソンのフライングV」を持っていて問題児のかけるの4人でバンドを結成する。喧嘩や練習を経て、4人は次第に仲間になっていく。ガクとリリィの淡い恋、文化祭ライブ、14歳の出来事の1つひとつが多...

「カンズ・アンド・ローゼス」に心酔した中学2年生のガクは、幼なじみのリリィ、親友のマロ、「ギブソンのフライングV」を持っていて問題児のかけるの4人でバンドを結成する。喧嘩や練習を経て、4人は次第に仲間になっていく。ガクとリリィの淡い恋、文化祭ライブ、14歳の出来事の1つひとつが多彩な音楽を響き合わせる青春ストーリー。 かなり昔に読んだことがあり、久しぶりに見つけたので再読。すごくいい。もう青春そのものだった。なんというか夏の噴水がキラキラして眩しくて綺麗なかんじ。もう戻れないあのとき。それがそこにある。 リリィがガクのこと好きなのか分からないと自問自答しながらも、ガクが問題児かけるのことばかりに構うのに少し嫉妬する。 ガクは、バンド仲間のかけるが問題起こすたびに怒りながらも解決しようと奮闘するし、かけるのじいちゃんのことやかけるのことを気にかける。 かけるは、「さやま団地の子」と言われ、常に酔っている祖父の面倒を見て、問題児言われるが、ガクのことをだんだん信頼して、マロとの喧嘩も自分で解決すり。 マロは、ガク恩があってずっとガクは自分と一緒にいたのに、突然現れたかけるにガクを取られて嫉妬する。 リリィがかけるに「ガクのことラブなの?ライクなの?」って聞くけど、かけるは「んーガクはヒムだな」っていうシーンは、前回読んだときも笑ったし、今回も笑った。だけど、これってかけるはリリィの気持ちが分かっていてとぼけたのかな。 かけるは「さやま団地の子」とからかわれて、そこに住んでる大人や自分に祖父や父親を見て、あんなふうにはなりたくないと思いつつも、どこか人生を諦めてる。だけど、ガクと出会ってリリィやマロと一緒にバントやってちょっと変わっていく。 本当に青春だった。文章の至る所に、あのときに忘れて行ったものたちがいて、あーこれ私忘れてたんだって思い出すかんじ。思い出したけど、それを取りに戻ることは出来ない。あー本当に好きだ。 20.2.8.8 読了

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2021/09/16

この本の感想は関西弁以外で書かれへん。中坊のあほらしさ全開。ガンズは知らんけど、夢中になれんの、ええなぁ。

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2021/03/26

ようやく読めた。 いいねいいね、キャラもセリフもめっちゃ跳ねてる。 ガンズ、久しぶりに聴くしかあるまい。

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2021/01/05

中学生の青春。バンドに恋愛。セリフも、主人公たちから見た情景描写も若々しいたどたどしさがとてもうまく表現されていてとてもよかった。舞台は昭和63年~64年、当然携帯やスマホが登場しないのに、時代の古さを感じさせるものが少ないのもすごい。中学生の心理の普遍的な部分を捉えているからな...

中学生の青春。バンドに恋愛。セリフも、主人公たちから見た情景描写も若々しいたどたどしさがとてもうまく表現されていてとてもよかった。舞台は昭和63年~64年、当然携帯やスマホが登場しないのに、時代の古さを感じさせるものが少ないのもすごい。中学生の心理の普遍的な部分を捉えているからなんだろうな。

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2020/11/05

いいなあバンド。楽しそうだなあバンド。なーんでバンドの道を通ってこなかったんだろうなあ私は。青春ですね。

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2020/04/18

ガンズ・アンド・ローゼスに心酔した中学生ガクは、親友マロと幼なじみリリイとバンドを始める。そしてギブソンのフライングVを持っていてギターがうまいと噂の問題児かけるを、バンドに誘うのだった。 昭和の終わりの頃の中学生の青春。めちゃくちゃでアホでどうしようもないけど精一杯がんばる日...

ガンズ・アンド・ローゼスに心酔した中学生ガクは、親友マロと幼なじみリリイとバンドを始める。そしてギブソンのフライングVを持っていてギターがうまいと噂の問題児かけるを、バンドに誘うのだった。 昭和の終わりの頃の中学生の青春。めちゃくちゃでアホでどうしようもないけど精一杯がんばる日々。けんかして、意気投合して、思いやって、仲間になっていく。 いつも一緒にいて、自分のことを自分以上に知っていて、当たり前だと思っていたふたりの関係が変わる時。 ガクの視点とリリイの視点が交互に現われ、同じものを見て同じものを聴いて同じ場所にいるけど、二人の視点が交差することでしか見えないものがある。 音のない小説で音楽を書くこと。音のない小説だから書ける音楽。 それぞれの音はいい感じなのに、合わさった時にギクシャクしてしまう。自分の音だけを聴いていたらいけない、相手の音を聴くことにより、相手と合わせることができる。一度合わせられれば、もう聴こえなくても聴こえている。仲間の音と自分の音が重なり音楽になる。 好きな気持ちで心が一杯になる。そんな青春小説でした。

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2019/04/01

昭和63年、「ガンズ・アンド・ローゼス」に心酔した中学生ガクは、文化祭に向けてバンドをはじめる。 親友のマロと幼なじみのリリイ、それに、「ギブソンのフライングV」を持っていてギターがうまいと噂の問題児――かける。ケンカや練習を経て、4人は次第に仲間になっていく。 かけるの家庭環...

昭和63年、「ガンズ・アンド・ローゼス」に心酔した中学生ガクは、文化祭に向けてバンドをはじめる。 親友のマロと幼なじみのリリイ、それに、「ギブソンのフライングV」を持っていてギターがうまいと噂の問題児――かける。ケンカや練習を経て、4人は次第に仲間になっていく。 かけるの家庭環境(酒乱のおじいちゃん)や彼が暮らす団地は、見ようによっては劣悪。けれどかけるは、(じいちゃんが言うところの)ぎぶそん仲間によって、団地住まいの自分を飛び越える。わだかまりも、もどかしさも、そして一つの時代をも飛び越えていく彼らに、エールを贈りたくなる1冊。

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2019/03/09

平成が終わる最後の年。 やけど、本の中では、昭和が終わる。 次の時代は、どんな年号でどのようになっていくのだろう。と思っている。

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2018/10/16

中学二年生のガク、マロ、かけるの男子三人と紅一点のリリイの、関西弁で彩られたささやかで確かなバンドの日々。酔っぱらいがちな祖父や駄菓子屋、一緒に帰る帰り道、文化祭ライブ、地続きで飛び上がらない淡い恋。時折覗く昭和六十三年ならではのちょっとしたノスタルジーと、いつの時代でも普遍的な...

中学二年生のガク、マロ、かけるの男子三人と紅一点のリリイの、関西弁で彩られたささやかで確かなバンドの日々。酔っぱらいがちな祖父や駄菓子屋、一緒に帰る帰り道、文化祭ライブ、地続きで飛び上がらない淡い恋。時折覗く昭和六十三年ならではのちょっとしたノスタルジーと、いつの時代でも普遍的な素朴な微笑ましさ。

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