御師弥五郎 の商品レビュー
伊勢の御師という伊勢神宮の布教と参拝の手助けをする職業の弥五郎。この物語は彼が、何者かに命を狙われている商人と縁あって、伊勢参りをする一行に紛れて共に旅する道中記。幾度か揉め事に巻き込まれるのですが、弥五郎の解決方法が人情味が溢れていて小気味よいものでした。事件の顛末もそれぞれき...
伊勢の御師という伊勢神宮の布教と参拝の手助けをする職業の弥五郎。この物語は彼が、何者かに命を狙われている商人と縁あって、伊勢参りをする一行に紛れて共に旅する道中記。幾度か揉め事に巻き込まれるのですが、弥五郎の解決方法が人情味が溢れていて小気味よいものでした。事件の顛末もそれぞれきちんと描かれているのも好印象。また、道中も江戸時代の情緒を感じさせるものであったのも魅力の一つ。色々と苦い出来事もありましたが、最後は気持ちよく本を閉じることの出来た一冊でした。
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弥五郎はお伊勢参りの案内役、「御師」の手代見習。そのくせ「御師は盗人」といってはばからない変わり者。ある日、弥五郎は日本橋の材木商・巽屋清兵衛が賊に襲われているところを助ける。それが縁で、清兵衛のお伊勢参りに付き合う羽目に。旅の道連れは妙に婀娜っぽいお妾さんや口やかましい下っ引き...
弥五郎はお伊勢参りの案内役、「御師」の手代見習。そのくせ「御師は盗人」といってはばからない変わり者。ある日、弥五郎は日本橋の材木商・巽屋清兵衛が賊に襲われているところを助ける。それが縁で、清兵衛のお伊勢参りに付き合う羽目に。旅の道連れは妙に婀娜っぽいお妾さんや口やかましい下っ引きなど、たいそう賑やかな面々。道中の名物や景色もまた格別。だが、行く先々でなぜか清兵衛が狙われ、弥五郎自身にも伊勢を訪れたくない理由があって...。
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お伊勢参りについて詳しいことは知らなかった私。御師という存在も初めて知った。全国に張り巡らされたその制度、すごいものだ。現代でも旅に出ることは日常を離れ気分一新の大事な時間だけれど、今よりずっと厳しい生活だったであろう江戸時代の庶民にとってのお伊勢参りはそれこそ夢のようなひと時だ...
お伊勢参りについて詳しいことは知らなかった私。御師という存在も初めて知った。全国に張り巡らされたその制度、すごいものだ。現代でも旅に出ることは日常を離れ気分一新の大事な時間だけれど、今よりずっと厳しい生活だったであろう江戸時代の庶民にとってのお伊勢参りはそれこそ夢のようなひと時だったんだろう。そのお伊勢参りを舞台に、御師 弥五郎と日本橋の材木商 巽屋清兵衛の訳あり道中というこのお話、面白く読みました。最後謎がとける部分も「なるほどね」と納得できたし。西條さんの作品はいつも人をまるごと受け入れているところがあるなぁ。
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今回も「ゴメス」シリーズにあらず。江戸時代のお伊勢参りが題材のミステリーでキャラもストーリーも◎。是非とも続編をお願いします。
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御師 弥五郎さんかっこいい~ 伊勢参りの案内役 弥五郎さんと周りの人々との珍道中。 こういった職業があったのも勉強になったし、もう一度お伊勢参りにいきたくなりました・・・・歩いては絶対無理!
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いつも目新しい時代物を読者に届けれくれる西條さんの新作。この本を読むまで知らなかったけれど、御師という職業は、江戸時代一大ブームを巻き起こしたお伊勢参りの案内役で壇家衆の取りまとめをする役回りだったらしい。いわば、仏教でいうお坊様のような立場に旅行ガイドを加えたような役回りか。何...
いつも目新しい時代物を読者に届けれくれる西條さんの新作。この本を読むまで知らなかったけれど、御師という職業は、江戸時代一大ブームを巻き起こしたお伊勢参りの案内役で壇家衆の取りまとめをする役回りだったらしい。いわば、仏教でいうお坊様のような立場に旅行ガイドを加えたような役回りか。何しろ当時のお伊勢詣では、一生に一度の贅沢で桃源郷への旅とも目されていたのだ。さて、今回の主人公・弥五郎は、その御師の手代見習いで江戸在住。たまたま行き合わせた先で賊に襲われた材木商・巽屋清兵衛を助けてあげたところ、その腕っぷしを見込まれ、お伊勢参りの用心棒役を依頼される。なぜか仔細ありげに渋る弥五郎だが、手代の命でやむなく同行することに。ところが、江戸・深川の蛙講の連中にまぎれて東海道を下るお伊勢参りの道中は、苦難の連続。なぜか次から次へと刺客が清兵衛を狙うのだ、、、、連載ものだったので、一話一話、山あり谷ありではらはらの連続。当時の旅風俗なに興味が惹かれるものの、物語としてはややご都合主義。手短に話をまとめなければいけないので安直な解決になるのだろうけど、面白いけれどやっぱり物足りない。
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ものすごーく珍しい職業モノ。というか、御師という仕事を初めて知った。 その点ではもっと評価を高くしたいが、直前に読んだ「善人長屋」の方が面白かった。
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「お伊勢参り」と言ったら、誰もが一目置いてしまうその時代。 ツアコンのように、道中の宿の手配、道のりについての案内を行う「御師」の見習いとなった弥五郎は、危ないところを救ったことにより大店の主人に請われ、伊勢へと向かう。 いくつか危険(苦笑)な箇所もありますが、腕が立って、仲間に...
「お伊勢参り」と言ったら、誰もが一目置いてしまうその時代。 ツアコンのように、道中の宿の手配、道のりについての案内を行う「御師」の見習いとなった弥五郎は、危ないところを救ったことにより大店の主人に請われ、伊勢へと向かう。 いくつか危険(苦笑)な箇所もありますが、腕が立って、仲間にも恵まれ、大きな問題も無く進んでいきます。 (若干、ご都合主義的過ぎ?) なので、さらりと読むことができます。
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お伊勢参りの道中案内と、現地でのおもてなしを生業とする伊勢御師。その手代見習いである弥五郎が、とある商人のお伊勢参りに同行することに。 しかしこの商人、命を狙われていたりいろいろワケありのようで…? 旅ものですが、異色な感じですね。目次のデザインがかっこよかった。 甚兵衛鮫との...
お伊勢参りの道中案内と、現地でのおもてなしを生業とする伊勢御師。その手代見習いである弥五郎が、とある商人のお伊勢参りに同行することに。 しかしこの商人、命を狙われていたりいろいろワケありのようで…? 旅ものですが、異色な感じですね。目次のデザインがかっこよかった。 甚兵衛鮫との始末のつけ方が良かったです。 御師、という職業を知ったときにこれはネタになる!とか思ったんだろうなあ(笑)
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お伊勢参りの道中案内と、現地でのおもてなしをする人を伊勢御師というのだそうです。いわくありげな大店のご主人に見込まれて彼のお伊勢参りに付き添うことになった見習い御師弥五郎。江戸→伊勢→それからさらに一箇所、わけありな人々の旅日記。 んー。謎は確かに謎めいていて、最後にはちゃん...
お伊勢参りの道中案内と、現地でのおもてなしをする人を伊勢御師というのだそうです。いわくありげな大店のご主人に見込まれて彼のお伊勢参りに付き添うことになった見習い御師弥五郎。江戸→伊勢→それからさらに一箇所、わけありな人々の旅日記。 んー。謎は確かに謎めいていて、最後にはちゃんと明かされるわけですが、明かされた謎はあまり興味を引かれるものではなかったかも。「へーそうだったんだ」って感じ。(あくまで私には)「で?」って。 道中の光景や当時の旅の様子とか、どちらかというと私は小説の中でそーいう雰囲気を感じたかったので、読み物として面白くなかったというよりは、自分の需要が満たされなかったというだけですね。失礼しました。
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