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世界を変えた手紙 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2011/08/06

「世界を変えた手紙 ‐パスカル、フェルマーと〈確率〉の誕生」キース・デブリン/原 啓介訳 確率論の誕生物語。 パスカルとフェルマー、2人の大数学者の往復書簡を紹介しながら、確率論の基礎がどのように生まれていったのかを解説。 現代なら当たり前と思える確率(というより可能性と場合...

「世界を変えた手紙 ‐パスカル、フェルマーと〈確率〉の誕生」キース・デブリン/原 啓介訳 確率論の誕生物語。 パスカルとフェルマー、2人の大数学者の往復書簡を紹介しながら、確率論の基礎がどのように生まれていったのかを解説。 現代なら当たり前と思える確率(というより可能性と場合分け)の考え方が、天才と呼ばれる人々にも四苦八苦されながら生み出されて来たんだなあと感慨深い。 僕達が基礎教育で習う数学、理解につまづくと、こんなことも分からないのか!と云う脅迫観念がありますが、 かのパスカルも悩みながら考え出していたと思えばちょっとは気が楽になるかも? もちろん時代の背景というものがありますが。 それにしても共同研究とはいえ、終始パスカルより理解度の高いフェルマーの賢明さには恐れ入る。 フェルマーは趣味の数学家で、生涯ほとんど論文を出版しなかったらしいですが、その頭の中身を公表していれば、もっともっと世界が変わっていたのだろうなあ。 数学って面白い!と思える人にお薦め。(3)

Posted byブクログ

2011/04/10
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※このレビューにはネタバレを含みます

確率論の発展の物語。 確率によって未来を予測するという概念がなかった時代に 確率論を手探りでつくりあげた数学者たちのわくわくした気持ちを少しだけ共有できるような本。

Posted byブクログ