千両花嫁 の商品レビュー
まあ 沢山の幕末の志士たちが出てきます。 京都の古道具屋とはいえ 京で屈指の茶道具屋の一人娘 ゆず 二番番頭の真之介と 駆け落ちする。 真之介は 捨て子で 辻ヶ花の布にくるまれ 金の小さな仏像まで守り袋に入れられてた赤ん坊 訳ありですねえ 織部はんの血筋なのかどうか ふたりで開い...
まあ 沢山の幕末の志士たちが出てきます。 京都の古道具屋とはいえ 京で屈指の茶道具屋の一人娘 ゆず 二番番頭の真之介と 駆け落ちする。 真之介は 捨て子で 辻ヶ花の布にくるまれ 金の小さな仏像まで守り袋に入れられてた赤ん坊 訳ありですねえ 織部はんの血筋なのかどうか ふたりで開いた古道具屋 刀から端切れから いろんなものを売っている。 1巻目の最後に やっとゆずの父親が ふたりのことを認めてくれた。 男の人が書いた話しのせいなのか ゆずのお母さんが 身重になったとき しゅうとが 中条流で 堕ろさせようとする。生まれたのは長男 それ 普通 亭主に言うでしょう。 あなたのお母さんに 子供 堕ろされそうになったのよ。 とか それを 父親が庇えないというのは なんかちょっと変 後継は大事だろうに 結局 母親の心は壊れてしまったのかもしれない。 これ 女の作家なら どう書くのかしら? と思いました。
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幕末の志士たちをまるで通行人のようにして描かれる駆け落ち同様で夫婦になった京都で道具屋を営む若い二人と奉公人たちの物語。
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老舗の茶道具屋の娘ゆずと、彼女と駆け落ちした奉公人真之介、彼らが営む道具屋「とびきり屋」を舞台にした連作短編7編。 各編に、幕末の歴史上の人物が登場する。 表題作「千両花嫁」には、近藤勇。以下各編に、高杉晋作、坂本龍馬、勝海舟、土方歳三、武市半平太、芹沢鴨。 そして、著者は彼らの...
老舗の茶道具屋の娘ゆずと、彼女と駆け落ちした奉公人真之介、彼らが営む道具屋「とびきり屋」を舞台にした連作短編7編。 各編に、幕末の歴史上の人物が登場する。 表題作「千両花嫁」には、近藤勇。以下各編に、高杉晋作、坂本龍馬、勝海舟、土方歳三、武市半平太、芹沢鴨。 そして、著者は彼らの顔の特徴を、真之介の目を通して詳細に記し、人物評価としている。 例えば坂本龍馬、「額が良い。形よく広がった額は、明るく開放的で、天真爛漫な質をあらわしている。…とてつもなく大きな夢や野心を抱いている男に違いない。それを実現する行動力もあるだろう」 各人それぞれの特徴を述べ、歴史ファンには、それを読むだけでも楽しいことだろう。 さらに、ゆずのはんなりとした京ことばが、読んでいるだけで心がほだされ心地よい。 シリーズものなので、次巻も読まずにはいられない。
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京で屈指の茶道具屋の娘・ゆずと奉公人の真之介は、駆け落ち同然で夫婦となり、道具屋「とびきり屋」を三条木屋町に開く。そこでは近藤や芹沢、龍馬がお客にやって来ては、騒動が起こり…。混乱する幕末の京を舞台に、“見立て”と“度胸”で難題を乗り切ってゆく夫婦を描く「はんなり」系痛快時代小説...
京で屈指の茶道具屋の娘・ゆずと奉公人の真之介は、駆け落ち同然で夫婦となり、道具屋「とびきり屋」を三条木屋町に開く。そこでは近藤や芹沢、龍馬がお客にやって来ては、騒動が起こり…。混乱する幕末の京を舞台に、“見立て”と“度胸”で難題を乗り切ってゆく夫婦を描く「はんなり」系痛快時代小説。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
山本兼一さんの本は『利休にたずねよ』以来です すごく好きで面白く、また読みたいと思っていたのに なんとなく後回しにしていたら、亡くなってしまった とびきり屋見立て帖シリーズは4作で終わってしまったらしく それなら1作目から読んでみようと思いました 幕末の時代の新撰組や土佐藩士、坂本龍馬などを 町人夫婦の目から見、また道具屋での生活や あの時代の京都の町の様子が生き生きと表現されています これは、続きも読まなくちゃ
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風雲急の幕末京都で、けっこう物騒な事件も起こったりしているのだが、ほっこりした京都方言のお蔭でなんとも良い具合に中和されている。
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幕末の京都で、とびきり屋という道具屋を営んでいる夫婦の話。 駆け落ち同然で夫婦になった二人。 初々しい二人にほっこりとします。 とびきり屋に来るお客の侍や志士が、幕末で活躍したあの人やこの人で、そこも面白く読ませてもらいました。 シリーズ物なのですが、次をどうするか悩む所です。
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主人公夫婦を行く末を思いながら読み、幕末期の侍や志士達との関わりも追い風や逆風になることがアクセントに感じました。
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うっかり第3弾から読んでしまい、途中でシリーズ物だった事に気付く…。 真さんとゆずの馴れ初めとかを知りたくて第1弾を読了。 2人のラブラブっぷりに当てつけられながらも、ハラハラしたりグッと来たり目頭が熱くなったり。 2人の今後が知りたいのでシリーズ全部読みますが、山本兼一さんが逝...
うっかり第3弾から読んでしまい、途中でシリーズ物だった事に気付く…。 真さんとゆずの馴れ初めとかを知りたくて第1弾を読了。 2人のラブラブっぷりに当てつけられながらも、ハラハラしたりグッと来たり目頭が熱くなったり。 2人の今後が知りたいのでシリーズ全部読みますが、山本兼一さんが逝去なされてるのでとても残念です(泣)
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奉公先のお嬢さん ゆず と駆け落ちして道具屋「とびきり屋」を開いた真之介。ほのぼの時代小説かと思っていたら、その店にやって来るお客さんが幕末に活躍した偉人ばかりで驚いた(゜゜;) お嬢さま育ちのゆずだけど、かなりの目利きだし、ここ一番の時の気っ風いの良さが素晴らしい!商売の駆け引...
奉公先のお嬢さん ゆず と駆け落ちして道具屋「とびきり屋」を開いた真之介。ほのぼの時代小説かと思っていたら、その店にやって来るお客さんが幕末に活躍した偉人ばかりで驚いた(゜゜;) お嬢さま育ちのゆずだけど、かなりの目利きだし、ここ一番の時の気っ風いの良さが素晴らしい!商売の駆け引きでハラハラドキドキする場面も多いけれど、最後には真之介の出自が明らかになったり、ゆずの両親にやっと結納金を受け取ってもらったりと明るい気持ちになった(^^)♪
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