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食べ物日記 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2017/08/18

1968年。昭和43年は東京オリンピックで男子マラソン3位に なった円谷幸吉の壮絶な自死で幕を開けた。 アメリカでは黒人指導者のマーチン・ルーサー・キング牧師が 暗殺され、ネバダでは史上最大の核実験が実施された。 ソ連がチェコへ侵入し、永山則夫事件が発生し、川端康成が ノーベ...

1968年。昭和43年は東京オリンピックで男子マラソン3位に なった円谷幸吉の壮絶な自死で幕を開けた。 アメリカでは黒人指導者のマーチン・ルーサー・キング牧師が 暗殺され、ネバダでは史上最大の核実験が実施された。 ソ連がチェコへ侵入し、永山則夫事件が発生し、川端康成が ノーベル賞文学賞を受賞。そして、未だ未解決の3億円事件が 発生した。 この昭和43年に雑誌連載が始まったのが池波正太郎の代表作 『鬼平犯科帳』だ。本書は池波正太郎が毎日の食事の支度する 豊子夫人の為に記していた「食べ物日記」と4本のエッセイ、 関係者の対談を収録している。 ただ、「食べ物日記」もエッセイも既刊本に収録されているので 編集を変えただけなんだよな。対談も池波氏の「食」に関して かと思いきや、そうでもない。ちょっと肩透かし。 でも、池波氏の食べ物エッセイを読んで氏が通った蕎麦屋や 洋食屋へ行ったことを懐かしく思い出した。 神田の「藪そば」で蕎麦を食べて、その後に「竹むら」でお汁粉 とかね。真似しても池波氏のような文章は書けないんだけどさ。 巻末にある鬼平年表はファンにとっては嬉しい。読んでいるうちに 『鬼平犯科帳』をまた読みたくなって来た。 昨年の目標は「1ヵ月に1冊、小説を読む」だった。今年は鬼平を 読み返してみようかな。

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2012/01/18

池波作品一冊も読んでないのに、食べ物から入ってすみません。一年間の食べた物の日記なのに、なんでこんなに引き込まれてしまうのか。 「まずい」とか感想が入っていて微笑ましかった。しかしまぁよく夕方カツ食べて夜またカツ食べたり出来るなぁ、と。

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2011/08/05

(文中日記より引用) 一月三十日(火曜) 晴 (中略) 電話頻々たり。 〔昼〕五目ヤキソバ、コーヒー 〔夜〕つまらぬもの ↑「つまらぬもの」(笑)。正しく鬼平でありますなあ。

Posted byブクログ

2011/06/03

食べ物のエッセーは本当にまいった。憧れるよね、素晴らしい。日々口にしたものを眈々と。それが生きるということ。最近、改めて食べるということについて深く考えています。

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