1,800円以上の注文で送料無料

心に龍をちりばめて の商品レビュー

3.5

65件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

    26

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2015/10/26

いつも通り白石一文の文章に、 彼の描く物語に魅了されてしまいました。 彼の描く舞台ではよく 一定の成功を収めた男、あるいは女たちが それぞれ生きていく上での 本質に触れるような事態に直面し、 自身の生き方を問うて、 惑いながらも最善を選び取っていく。 極端に見えることもしばし...

いつも通り白石一文の文章に、 彼の描く物語に魅了されてしまいました。 彼の描く舞台ではよく 一定の成功を収めた男、あるいは女たちが それぞれ生きていく上での 本質に触れるような事態に直面し、 自身の生き方を問うて、 惑いながらも最善を選び取っていく。 極端に見えることもしばしばだが、 人生の半ばを過ぎた大人になった自分には、 彼の言わんとしている事柄が 絶妙に琴線を震わせる。 彼の紡ぐ物語をもっと読みたい…

Posted byブクログ

2015/04/06

巻末の解説にもありましたが『一瞬の光』のこじらせ女子版といったところ。 ただ、『一瞬の光』の瑠衣さんと違い丈二はエリートで容姿に恵まれているけど、下衆な男でパーフェクトな男性とはとてもいえません。 かえって、元ヤクザの優司の方がカッコイイ男として描かれているので、『一瞬の光』を読...

巻末の解説にもありましたが『一瞬の光』のこじらせ女子版といったところ。 ただ、『一瞬の光』の瑠衣さんと違い丈二はエリートで容姿に恵まれているけど、下衆な男でパーフェクトな男性とはとてもいえません。 かえって、元ヤクザの優司の方がカッコイイ男として描かれているので、『一瞬の光』を読んだ時みたいな、どうしてこっちを選ぶかな?と納得できない訳じゃない。 個人的には非のうちどころのないエリートの婚約者よりも元ヤクザを選ぶ話の方が面白くなりそうなのにと少し残念でした。 後半にあるエピソードには「お前は金八先生における杉田かおるか」とツッコミを入れたくなった。 もう35歳なんだから……そんな中学生みたいなことはやめようよ、と。 ケンちゃんのエピソードからとんでもないバッドエンドがくるのかと身構えて読んでいたけど、バッドエンドにならなくて良かった。

Posted byブクログ

2015/01/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

優司は、美帆といるときに事故で死んだのでは?      最後に出てくるサングラスをかけた浅黒い男は誰?優司だよねえ。

Posted byブクログ

2014/02/05

ある女性の 母親の記憶との葛藤がメインテーマ。 エリートと元やくざ(幼馴染)の二人の男は 女性の心的象徴?

Posted byブクログ

2013/12/07

事象が先にポンと描かれて、のちに「実はこういう流れだったのだ」と解説されるスタイルがあまり得意ではないのかもしれない。さらに、登場人物のバックグラウンドというか、ハイブランドが実際にストーリーにどれだけ意味があったのか・・・高学歴、“いわゆる”勝ち組vs元ヤクザ、ヤク中という極端...

事象が先にポンと描かれて、のちに「実はこういう流れだったのだ」と解説されるスタイルがあまり得意ではないのかもしれない。さらに、登場人物のバックグラウンドというか、ハイブランドが実際にストーリーにどれだけ意味があったのか・・・高学歴、“いわゆる”勝ち組vs元ヤクザ、ヤク中という極端な対比が果たして必要だったのかなという違和感を感じつつも、ストーリーがどこに落ち着くのか見届けたくて一気読み。2時間ドラマの原作を読んでいるような感覚。

Posted byブクログ

2013/06/25

どれくらいの愛情→私という運命について→不自由な心→一瞬の光→心に龍を散りばめて と読んできたが、個人的に一番面白くなかった。 白石一文さんが言わんとすることはわかる。文体も読みやすい。だけど、なぜか一番つまらなかった。 肩透かしをくらったといえばいいのだろうか。 確かに心にぐ...

どれくらいの愛情→私という運命について→不自由な心→一瞬の光→心に龍を散りばめて と読んできたが、個人的に一番面白くなかった。 白石一文さんが言わんとすることはわかる。文体も読みやすい。だけど、なぜか一番つまらなかった。 肩透かしをくらったといえばいいのだろうか。 確かに心にぐっときた台詞はあったけれど、不自由な心を読んだときほどの余韻はなかった。 わたしは男性視点の物語の方が好みなのかもしれない。

Posted byブクログ

2013/05/05

読みながら、そうだろうな、そうなるだろうな、と思ってました。 生い立ちに複雑な背景を抱えた人たちのお話です。 優司は最初からブレない感じでしたが 美帆は不安定な感がありました。 でも、そんなふうに、私たちの日常だって不安定ですよね。 数分先には主義主張がガラリと変わってしまうこ...

読みながら、そうだろうな、そうなるだろうな、と思ってました。 生い立ちに複雑な背景を抱えた人たちのお話です。 優司は最初からブレない感じでしたが 美帆は不安定な感がありました。 でも、そんなふうに、私たちの日常だって不安定ですよね。 数分先には主義主張がガラリと変わってしまうこともある・・・。 でも、優司の愛は変わらない。強い想い。 時に厳しく。激しく。 だからこそのラストだったんでしょう。 けれど、また生い立ちの複雑なこどもが生まれてしまうのだから・・・。 運命は巡るんだよね・・・。

Posted byブクログ

2013/04/26

表紙とタイトルに惹かれてジャケ買い?みたいな感じでかったんですけど、内容は表紙のイメージとはちょっと違って、恋愛?なのかな、一人の女性の恋愛というか人生というかを描いた作品でした。 作家さんが男性って言うのが信じられないような女性の描き方。 女性視点での物語がすごく自然でしたね。...

表紙とタイトルに惹かれてジャケ買い?みたいな感じでかったんですけど、内容は表紙のイメージとはちょっと違って、恋愛?なのかな、一人の女性の恋愛というか人生というかを描いた作品でした。 作家さんが男性って言うのが信じられないような女性の描き方。 女性視点での物語がすごく自然でしたね。 恋愛とかに対する姿勢?もすごく緩やかで、逆にひきこまれました。 背中に龍を背負った男がすごいかっこよかった・・・。 最後のクライマックスでドキドキしました。

Posted byブクログ

2013/04/23

白石一文さん、3冊目。 「俺は、お前のためならいつでも死んでやる」 久しぶりに、小説の中の男性に恋をしました。 私が言われた訳でもないのに、まだドキドキしています。 私は、仲間優司さんが大好きです♪ 相変わらず、女性陣はみんな強いですね〜。 今回の主人公、美帆は特に強い! ...

白石一文さん、3冊目。 「俺は、お前のためならいつでも死んでやる」 久しぶりに、小説の中の男性に恋をしました。 私が言われた訳でもないのに、まだドキドキしています。 私は、仲間優司さんが大好きです♪ 相変わらず、女性陣はみんな強いですね〜。 今回の主人公、美帆は特に強い! しかし、それ以上に強い男が仲間優司!! それと、優司の博多弁は痺れるほど色気があるのは何故!? 生きるべき義、死すべき義を語る優司の言葉は、すぅっと胸に入ってきて、かなり納得。 結末も私好みで、久々の大ヒット小説になりました(^O^)

Posted byブクログ

2013/01/31

白石さんの作品でも結構好きな部類。種明かしがちょっとずつちょっとずつあるので飽きずに読める。一度きりの人生をどう生きていくか、主人公の美帆の生き方は共感した

Posted byブクログ