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加藤嘉明と松山城 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2024/01/08

いわゆる郷土史家が松山城を築いた加藤嘉明について書いたもの。日の光が当たりづらい武将なだけに、こういう本は貴重。秀吉の話は旧通説的な話がベースになっているが、嘉明についてはきちんと資料を引用していて素晴らしい。 宇和島の藤堂高虎との関係は知らなかった。こういう話を知られるのがこの...

いわゆる郷土史家が松山城を築いた加藤嘉明について書いたもの。日の光が当たりづらい武将なだけに、こういう本は貴重。秀吉の話は旧通説的な話がベースになっているが、嘉明についてはきちんと資料を引用していて素晴らしい。 宇和島の藤堂高虎との関係は知らなかった。こういう話を知られるのがこの手の本のいいところ。

Posted byブクログ

2017/08/07

 入院していた患者の息子が、「父親が書いたものです」と言って渡してくれた。特に地元のお城に興味があったし、加藤嘉明という人も松山でこそよく名前を聞くが、なかなか戦国史では聞くことが少ない名前なので、いったいどんな人だったのだろうと興味を持って読んだ。松山城というよりは、本の大半は...

 入院していた患者の息子が、「父親が書いたものです」と言って渡してくれた。特に地元のお城に興味があったし、加藤嘉明という人も松山でこそよく名前を聞くが、なかなか戦国史では聞くことが少ない名前なので、いったいどんな人だったのだろうと興味を持って読んだ。松山城というよりは、本の大半は加藤嘉明について述べられていた。非常に有能な武将だったようで、その手柄によって松山を与えられたらしい。ただ豊臣秀吉にかわいがられていたということで、徳川幕府からは軽快されることもあり、結局松山から東北に移されている。本について残念だったことは、松山城を築く経緯については書かれているが、現在の松山城についてはあまり述べられていないということ。その「父親」に本にサインをいただいた、おそらくはこれが最後のサインだったはず。

Posted byブクログ