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ほのかなひかり の商品レビュー

3.6

19件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

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2024/06/19

人生は悪い事ばかりじゃない、いろいろ思い悩む事は多いけれど地に足をつけて普通に生きていれば、いい事もあるんだよ、と励まされているような短編小説だった。が、現実はこんなに上手くいかないよね、と思ってしまうのは自分が年をとり過ぎてしまった証拠かな。疲れているからかな。

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2018/10/23

家族シリーズ。短編8編。野性時代という雑誌への連載のまとめということでシリーズの小説推理のとは出版社も雰囲気が異なる。お涙系は少なかった。

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2016/04/22

初めて読むが、個人的に思い入れのある作者なので、ずっと読んでみたいと思っていた。 短編集なので、読みやすい。 温かくてほっとする作品ではあるけど、最初の何作かは無理矢理良い話にしようとしている感じがして興ざめ。 後半の作品は良かった。 大切な家族や仲間が、そっと手を差し伸べて...

初めて読むが、個人的に思い入れのある作者なので、ずっと読んでみたいと思っていた。 短編集なので、読みやすい。 温かくてほっとする作品ではあるけど、最初の何作かは無理矢理良い話にしようとしている感じがして興ざめ。 後半の作品は良かった。 大切な家族や仲間が、そっと手を差し伸べてくれる。夫を事故で亡くした綾子は、小学生の息子をひとりで育てながら、傷心の日々を送っていた。寂しく迎えたクリスマスイブの夜、解約せずにいた夫の携帯電話からメールが送られてきて…(『聖夜のメール』より)。バレンタインデーに結婚式を控えた茜だったが、婚約者に対する父親のそっけない態度が気になっていた。しかし、挙式一週間前、父が思わぬ行動に出て…(『想い出バトン』より)。心あたたまる、8つの物語。

Posted byブクログ

2016/02/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者もあとがきで書いているように、「どの作品もおとぎ話的で、少々甘いオチ」の8つの物語。 さらっとふわっと本を読みたい人にはお勧め。個人的には、少々どころか甘々でありきたりなオチに鼻白む読後感でしたが。

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2015/07/15

小市民の幸せとは、こんな風です。と嫌味を言いたくなる話が続くが、実際はこんな小市民になれたらと思わずにいられない。

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2013/07/27

「聖夜のメール」が良い話だと思った。 「じゃあまたな」では、男同士だからこそ出来る会話、成り立つ展開なんだと思うと、男の友情や、仕事に対しての考え方が《良いな》と思った。

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2017/11/09

なにげない日常生活、 仕事と家庭の往復で過ぎていく平凡な時間。 普通に暮らしている私たちの毎日はこんなにも単調です。 けれども、その中でも 小さなドラマはしょっちゅう起こっていたのです。 「聖夜のメール」「想い出バトン」「噛み合わせ」 「リリーフはいない」「じゃあまたな」「ワイ...

なにげない日常生活、 仕事と家庭の往復で過ぎていく平凡な時間。 普通に暮らしている私たちの毎日はこんなにも単調です。 けれども、その中でも 小さなドラマはしょっちゅう起こっていたのです。 「聖夜のメール」「想い出バトン」「噛み合わせ」 「リリーフはいない」「じゃあまたな」「ワイシャツの裏表」 「褒め屋」「トイレットペーパーの芯」 事故死した夫を思う傷心の妻へ届いたクリスマスプレゼントの話、 別れた恋人同士が再会しその前途に明るい手ごたえを感じる話や、 夫の不倫を確認しながらもその真実に気がついた妻、 娘を嫁に出す父親の切ない気持を書いた話、 退職をせまられながらも家族の将来を考える父など、 悲しみや失望しがちな出来事に対し、 明るい前途を感じさせる話ばかりを集めた短編集でした。 作者は作詞家でもある森浩美さん。 放送作家も経験されたとあって、 すらすらと気持ちよく読める文章でした。 初めてこの方の作品を読んだのですが、 ほのぼのとしたあたたかい気持ちになりました。 ハラハラ、ドキドキのお話も好きですが、 こういう心温まるお話も大好きです。 欲をいうならば、 この方の長編物も読んでみたいと思いました。

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2013/03/30

人間って本当に弱いものだなぁと思います。だからこそ、愛おしさも感じます。それぞれが精一杯の事々を抱えながらも、愛する者を、家族を、友人を支えようと必死になるもまた、己も誰かに支えられながら生きている。  全8編の其処此処にあり得る「家族」をテーマにした短編集。ドーンと押し寄せる...

人間って本当に弱いものだなぁと思います。だからこそ、愛おしさも感じます。それぞれが精一杯の事々を抱えながらも、愛する者を、家族を、友人を支えようと必死になるもまた、己も誰かに支えられながら生きている。  全8編の其処此処にあり得る「家族」をテーマにした短編集。ドーンと押し寄せる感動話ではないが、さざ波のように優しく心を撫で、温かいもので満たし、そして小さいけれど目指す「ひかり」を見せてくれる。  震災後の数日を闇の中で暮らした。漆黒の闇...えも言われぬ不安。そんな中で灯される小さな小さなロウソクの「ひかり」がどんなにか夜の明ける希望へと勇気づけてくれたことか。そんな事を思い出しながら、どんなに頼りない「ほのかなひかり」であっても、歩む先に見出すことができたら、もうひとたび踏ん張れる、生きていけるんだよなぁ...って思わせてくれた一冊でした。

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2012/02/11

初森浩美さん。 って、男性でしたか…!(あとがきで知りました) 悲しかったり切なかったり、苦しかったりもして、全部が全部幸せじゃないけれど、「ほのかなひかり」のそのとおり、小さな幸せがあれば前へと進んでいけるよ、と教えてくれるような短編集だった。 私も、いつも心にほのかなひか...

初森浩美さん。 って、男性でしたか…!(あとがきで知りました) 悲しかったり切なかったり、苦しかったりもして、全部が全部幸せじゃないけれど、「ほのかなひかり」のそのとおり、小さな幸せがあれば前へと進んでいけるよ、と教えてくれるような短編集だった。 私も、いつも心にほのかなひかりを灯し続けていたい。

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2012/01/13

はじめの二つ。 「聖夜のメール」「想い出バトン」は特に好きで、泣かされた。 大きな事件は起こらなくても、日常の中でとても印象に残る出来事は起こる。 そして、そのような出来事が人の心を支えてくれるのではないだろうか。

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