ダイオウイカは知らないでしょう の商品レビュー

西加奈子,せきしろ【著】

2012/06/15

アンアンで連載されていたことは知りませんでしたが、西さんとせきしろさんの短歌や、やりとりが面白く、お題に対してこのように視る・とらえているのかと、詠んでいる人の感性が出ていて面白かったです

2012/06/05

「アンアン」に連載の短歌入門対談集。毎回ゲストを迎え、西加奈子とせきしろと三人でトーク＆短歌の交換。
二人の短歌の勢いが、今ひとつピンとこなかった。

2012/04/28

圧倒的にせきしろの短歌の方がいい。
西加奈子の短歌は作文のような感じしかしないし、こんな女は嫌だと思ってしまう。

2012/03/20

せきしろさんは巧み（少し嫌味なくらい）西さんは感覚的で、感情的。いいコンビだと思う。制限があるからの楽しさ。五七五七七守らなさ過ぎで、リズムが悪いと思うことしばしば。

2012/01/29

本書は、2009年1月から2010年7月まで雑誌『アンアン』に掲載された、「短歌上等！」という連載を一冊にまとめたもので、西加奈子さんと文筆家のせきしろさんが、ゲストに出されたお題で短歌を詠む、というもの。

対談形式で書かれており、けっこう笑えた。

ゲストは、歌人の穂村弘さんをはじめ、作家の山崎ナオコーラさん、いとうせいこうさん、南海キャンディーズの山ちゃん（この回が一番おもしろかった）、光浦靖子さん、華恵さん、サンボマスターの山口隆さんなど、かなり豪華な面々です。

ゲストとの会話も興味深かった。

短歌って、どこを切り取ってどういう言葉を持ってくるか、深くて難しいのね。

2011/10/21

　簡単に言えばお題にそって二人の歌人が短歌を詠んだ、という本。

　しかしながら、そこは五七五七七、三十一文字の世界。
　選ばれる単語には、各人の思考が鋭くでる。読んでいてぎょっとするものもあれば、笑い出してしまうものもある。
　久しぶりに本を読んでいて噴き出した。

　短歌＋それにまつわる寸評（ほぼコント）なので読みやすい。短歌だからと敬遠せずにぜひ読んでいただきたい。オススメ。

2012/04/12

字余り、字足らずな歌が多いですが、作者の世界観を優先させたせいかもしれないです。結果、想像力に富んでいて、インスピレーションを得ました。本のタイトルにもなった、「あの方が　覚悟を決めた　瞬間を　ダイオウイカは　知らないでしょう」は面白かったです。ただし期待していたので、五七五七七を守ってほしかったです。
ゲストの穂村弘さんと俵万智さんの分析はうなずくものがありました。
余談ですが、表紙の100%0RANGEのイラストがかわいいです。

2014/05/11

にやっと笑ってしまう短歌あり、切ない気分になる短歌あり。
西さんの短歌クロスエッセイも面白かった。この人のエッセイとか読んでみたい。

2011/03/08

せきしろさんにおどろいた。独自の感覚がものすごく面白い人だと思う。耳中横あたりがめりめりくる短歌も詠んでて付箋貼っつけた。
一方西さんは真っ直ぐ過ぎちゃって、驚きが全くといって無かった。そしてやりとりを見る限りひどく面倒くさい女臭が漂っていて、ご本人を知らないからそんなこと言っていいのかって憚られるのだけれど、やっぱり面倒くさい女の気がする。ごめんなさい。

2011/02/25

現代短歌。面白かったです。
西さんとせきしろさんが(短歌は初心者である…らしい？)いろんなテーマに沿った短歌を作っていくというもの。
上から目線だが、せきしろさんの成長ぶりがすごい(笑)

ゲストも交えたそれぞれの短歌の鑑賞の対談が面白かったです。
せきしろさんにたくさん共感した…(笑)

奥が深いんだなぁと思いました。心情とか情景とかストーリーとか、三十一文字でこんなに世界を表現できるなんて！短歌詠んでみたくなりますねー。