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助けてと言えない の商品レビュー

3.8

31件のお客様レビュー

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2019/03/05

クローズアップ現代の単行本化 2009年北九州で39歳男性が餓死した事件から、今の30台の状況に迫る。 情報に深みがないのはいつものNHKブックスの悪い特徴。

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2018/11/12

人は一人では生きて行けない。そんなことを改めて考えさせる本だった。 しかし、自己責任教育の行き届いていること甚だしい。基本的人権は、自己責任では担保出来なかった歴史があるというのに。

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2016/01/23

自分と同じ30代に起こっている問題として、一度読んでおいたほうがいいと思って読んでみた一冊。明日は我が身とならないように下地作りはしているものの、ここに出てくる人たちが何もしていなかったわけじゃないだろう。実態として、こういうケースもあることに身が引き締まる思いがしました。30代...

自分と同じ30代に起こっている問題として、一度読んでおいたほうがいいと思って読んでみた一冊。明日は我が身とならないように下地作りはしているものの、ここに出てくる人たちが何もしていなかったわけじゃないだろう。実態として、こういうケースもあることに身が引き締まる思いがしました。30代のインタビュー、気持ちはよくわかった。自分もお金がなくなったときに同じように考えたこともあった。人に助けてもらうこと、そしてその恩を少しずつでも返していくことが人間関係には必要だと思ったことを思い出しました。

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2014/03/18

この本で取り上げる世代に合致する自分。 自分の持ち合わせる感覚が、実は時代背景や世代で経験したことから来るものだと知って、驚いた。そして、腹に落ちた。 明日、我が身。 他人事とは思えない。 書中にあるのと同じ呟きをしてしまった。

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2014/02/24

現在の30代は、「自己責任」という言葉で締め付けられ、みんなに助けてと言えない という事が書かれているノンフィクション。 確かに、職場を見ても、30代の前半の人達は、自分で抱え込み、その結果仕事が進まないこともあり、なんとなく納得出来る。 教育が原因なのか? 不況が原因なのか? ...

現在の30代は、「自己責任」という言葉で締め付けられ、みんなに助けてと言えない という事が書かれているノンフィクション。 確かに、職場を見ても、30代の前半の人達は、自分で抱え込み、その結果仕事が進まないこともあり、なんとなく納得出来る。 教育が原因なのか? 不況が原因なのか? バブル世代のつけなのか? 理由は分からないが・・・

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2013/10/11

幻に終わった世代の連帯感 世の中の仕事は人間の個性に応じて作られているわけではなく、人間の社会生活の必要に応じて作られている。

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2013/09/26

30代が孤独死するという事件をもとに、その世代でホームレスとなっている人たちが、なぜそのような状況に直面しているのかを探る。 この世代は自己背k人で何でもできると世間で思われており、努力が足りないと考えられがち。 一方で、就職には一定レベルの技術が求められる世代にもなる。 頼るの...

30代が孤独死するという事件をもとに、その世代でホームレスとなっている人たちが、なぜそのような状況に直面しているのかを探る。 この世代は自己背k人で何でもできると世間で思われており、努力が足りないと考えられがち。 一方で、就職には一定レベルの技術が求められる世代にもなる。 頼るのもプライドが許さない。頼るとしても、自分が自信を持てる状況になったり、前よりも何か進んでから頼ろうと思う、これには非常に共感できる。 自分自身もそのような境遇になる可能性は十分にある。そのような要素も持っている。

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2013/09/08

2010年出版の本。まさにこの助けてと言えない世代の自分。努力、根性、競争に勝つ。頑張りは報われる、挫折は頑張りが足りないための自己責任。すり込まれたこの感覚は未だに自分を生きづらくさせているという自覚がある。そんな私でも、同じ世代でホームレスと聞いたら、やはりその人に問題がある...

2010年出版の本。まさにこの助けてと言えない世代の自分。努力、根性、競争に勝つ。頑張りは報われる、挫折は頑張りが足りないための自己責任。すり込まれたこの感覚は未だに自分を生きづらくさせているという自覚がある。そんな私でも、同じ世代でホームレスと聞いたら、やはりその人に問題があるのでは?と偏見を持ってしまう。孤立してしまった人が、「助けて」と言えるように、その「助けて」の声を聞ける社会が整わないと。ホームレス支援のNPOの奥田さんの寄り添い方、失敗しても「はい、次いこ〜」と言える伴走者が必要だ。

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2013/08/25

そういえば、当時だいぶ話題になっていたような気もする。北九州市で37歳の男性が自宅で「助けて」と書いた紙片を送れるばかりにしながら餓死していたのが見つかった出来事に端を発し、(他称)ホームレスやその予備軍となりそうな30代の姿を追ったルポ。 ついついいつもの似非ジェンダー視点的な...

そういえば、当時だいぶ話題になっていたような気もする。北九州市で37歳の男性が自宅で「助けて」と書いた紙片を送れるばかりにしながら餓死していたのが見つかった出来事に端を発し、(他称)ホームレスやその予備軍となりそうな30代の姿を追ったルポ。 ついついいつもの似非ジェンダー視点的な読み方になってしまうんだけど、これは30代の姿というより、30代男性の姿だろう。書中でも女性のケースを1例挙げているけれど、それはブラック企業で頑張っていたが、親の介護なども重なり職場をやめ、無職になったというもので、路上生活を送っている男性たちとはやや違うと思う。  「バイオレット・ラプソディー」という歌に、「一人で死んでいけるのは男、一人で生きていけるのは女」というような歌詞があって、名言だと思っているんだけど、この本の30代男性たちもまさにこんな感じ。自己責任を背負うあまり、自分を無下に扱っている感じがしてならない。もちろん、社会が働き盛りなはずの30代男性に「助けて」と言わせない空気を押し付けてもいて、彼らもそれを認識してか、自分のプライドを守るためか「助けて」と言わないのだと思う。これが女性だったら、もっと楽に人を頼れるだろうし、その術を知っていると思うし、そうできる仕組みもあると思う。 男って男に冷たいが、つらい状況に陥った時、本当に救ってくれるのは、同年代だったり同性だったりといった共通項があってこそだと思う。社会が年齢や性別で差別せず、本当に困っている人、術を知らなかったり見つけられなかったりする人を救う仕組みを作ることも必要だし、どうでもいいプライドなんか捨てて「助けて」と言える勇気を持つことも必要。 でもさ、社会の仕組みといっても、自助を強いる安倍政権のもとで、今後公的にそういう仕組みができるのだろうか。書中の奥田知志さん(北九州ホームレス支援機構代表)みたいな人たちが手弁当でやっていくしかないの?

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2013/07/10

実家があり、親がいるのに、自分の苦境に、助けを求めることができない、という、これってまさに自分もその世代にはいっているよな。競争社会、自己責任の社会で、子どもの頃から勉強なりなんなり努力しないやつはダメ、頑張らないからダメ、という教育と言うかだったよね。もちろんそれは正論かもしれ...

実家があり、親がいるのに、自分の苦境に、助けを求めることができない、という、これってまさに自分もその世代にはいっているよな。競争社会、自己責任の社会で、子どもの頃から勉強なりなんなり努力しないやつはダメ、頑張らないからダメ、という教育と言うかだったよね。もちろんそれは正論かもしれないけど、見栄をはってホームレスに見えないように、でも実は思いっきりホームレス、とか、餓死しちゃったりとか、うーん。悲しいよね。でももちろんなんだか気持ち、わかるような気もするけどな。

Posted byブクログ