1,800円以上の注文で送料無料

遺言 の商品レビュー

4.4

21件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/08/20

先日本著者の本を読み、面白かったのでもっと読みたいと思い探す。最近はYoutubeばかりで本は書いていないのか。 最近の面白そうな本は見当たらず、この本にする。 結構厚い本だが、ゲラゲラ笑いながら一気に読んだ、面白い。 岡田氏が言う「アニメの青春期を一緒に生きてこられた」事が...

先日本著者の本を読み、面白かったのでもっと読みたいと思い探す。最近はYoutubeばかりで本は書いていないのか。 最近の面白そうな本は見当たらず、この本にする。 結構厚い本だが、ゲラゲラ笑いながら一気に読んだ、面白い。 岡田氏が言う「アニメの青春期を一緒に生きてこられた」事がラッキーだったと。そうだね、私もアニメそんなに見る方ではないが、ガンダム、エヴァは好きだし 確かに良い時代だった、青春期だったと思う。今はあのころ以上に多くのアニメが作成されているが、観たいアニメとかないしな。自分が大人になっただけかな。。 その中でプロジェクトを会社をどう動かすかに奮闘する岡田氏の姿勢に心打たれる。 アニメ制作者だったことを、ガイナックスの社長だったことを初めて知る。 ■心に残る一言 プロジェクトを進めるうえで、リーダーに付いて行く立場のスタッフ達にとって「リーダーの信念」以外に頼れるものはない 反省は赦しを求める行為です。だから監督は作品を反省できない、する資格もない。 「BASTARD」を踏襲してできた「エヴァ」 宮崎駿事件 知った時の第一印象「バレた」

Posted byブクログ

2021/05/09

読みやすさ★★★★★ 学べる★★★★★ 紹介したい★★★(マニア向けで汎用性ないため) 一気読み★★★★★ 読み返したい★★★★ シン・ヱヴァも遂に完結した2021年、ガイナックス創設者の岡田斗司夫さんの本を読み漁るこの頃、岡田さんの本の中で一番笑ったやつ。 久々に眠るタイミン...

読みやすさ★★★★★ 学べる★★★★★ 紹介したい★★★(マニア向けで汎用性ないため) 一気読み★★★★★ 読み返したい★★★★ シン・ヱヴァも遂に完結した2021年、ガイナックス創設者の岡田斗司夫さんの本を読み漁るこの頃、岡田さんの本の中で一番笑ったやつ。 久々に眠るタイミングを逃す一冊。分厚いので、時間があるときに読み始めることをオススメします。 業界秘話満載のため、ガイナックス作品が見たくなるなる。色んな意味でGWに読んで正解。 おかげで、オネアミスの翼、ナディア、ダイコンfilmと未踏の名作に出会うことができました。 プロフェッショナルで紹介された庵野監督はかなり「取っつきにくい ザ・変人=天才」でしたが、 本作では「生き生きとした ザ・変人=天才」が描かれ、深夜に抱腹させていただきました。 大人になりきれない天才男児たちが本気で遊ぶとスゴいものができるんですね。

Posted byブクログ

2016/05/08

岡田斗司夫の作品のテーマについての考え方の本。自らが関わったアニメ作品を中心に、作品の作り方や考え方が丁寧に語られている。そしてガイナックスの成り立ちやプロデューサーとしての苦労などが臨場感を持って、作品の解説と共に書いてあってとても面白かった。ボツになった作品のプロットなどもあ...

岡田斗司夫の作品のテーマについての考え方の本。自らが関わったアニメ作品を中心に、作品の作り方や考え方が丁寧に語られている。そしてガイナックスの成り立ちやプロデューサーとしての苦労などが臨場感を持って、作品の解説と共に書いてあってとても面白かった。ボツになった作品のプロットなどもあって、今からでもやれるんじゃないか?と思える程だ。「ウィザード」もし、完成すればやってみたい。

Posted byブクログ

2015/10/23

いろいろな経歴や評判のある著者の岡田斗司夫ですが、そこらへんはWikipediaをご覧頂ください。 この本は岡田斗司夫が考える、『映像作品にとって、テーマとは何か?』を丁寧に語る本です。自分が作った作品についても、映像の写真を見せながら『ここはこういう意図がある』など、クリエイタ...

いろいろな経歴や評判のある著者の岡田斗司夫ですが、そこらへんはWikipediaをご覧頂ください。 この本は岡田斗司夫が考える、『映像作品にとって、テーマとは何か?』を丁寧に語る本です。自分が作った作品についても、映像の写真を見せながら『ここはこういう意図がある』など、クリエイターとしての裏話を全て話してくれます。これを読んで、私は映像作品の見方がだいぶ変わりました。

Posted byブクログ

2014/06/23

アマチュア時代からガイナックス時代まで一気にまとめている。 創作、制作の舞台裏やら、お蔵入りになった企画の数々など 惜しげもなく披露。

Posted byブクログ

2014/05/16

とても面白かった。ご苦労様です、と自然に頭が下がった。ただし、タイトルの『遺言』は作者の自意識が出ていて違和感がある。もう少し内容を具体的に表すタイトルの方が,この本にとっては良かったと思う。売り上げにも影響するし、このタイトルで誰が得をするのだろう。

Posted byブクログ

2013/09/24

岡田斗司夫の作品テーマ論についての本です。 DAICON3のOP映像から、王立、トップをねらえ、ナディアの作品論、ガイナックスの経営論や人材育成論などなど詳しく書かれているためこのボリュームになっています。 分厚い本のため、読みとおすのは疲れますが最後までテンションそのまま読み切...

岡田斗司夫の作品テーマ論についての本です。 DAICON3のOP映像から、王立、トップをねらえ、ナディアの作品論、ガイナックスの経営論や人材育成論などなど詳しく書かれているためこのボリュームになっています。 分厚い本のため、読みとおすのは疲れますが最後までテンションそのまま読み切ることができます。 グリーンナチスとかウィザードなど、ぜひ企画実現してほしい内容もたくさんあり、ほんとうに岡田さんのアイディア力の深さをうかがい知ることができます。 評価経済社会やオタクの息子に困っていますなど、別のテーマを語った本も読んでいるとさらに面白く読めます。

Posted byブクログ

2013/09/14

本書は『オタキング』の異名をとる筆者が綴る壮大なまでの『遺言』です。多種多様の読み方、解釈ができ、クリエイター論でもあり、ベンチャー企業の創業物語であり、アニメ界の裏話でもあり、と万華鏡の様な本です。 本書は岡田斗司夫氏による『遺言』です。二段組の活字で390ページというなんと...

本書は『オタキング』の異名をとる筆者が綴る壮大なまでの『遺言』です。多種多様の読み方、解釈ができ、クリエイター論でもあり、ベンチャー企業の創業物語であり、アニメ界の裏話でもあり、と万華鏡の様な本です。 本書は岡田斗司夫氏による『遺言』です。二段組の活字で390ページというなんとも壮大な遺言だなと読み終えた後に思ってしまいました。もともと、ベースになっているものは同名のトークイベントそのもの及びレジュメで、そのあまりの情報量に「オタク」というジャンルをトコトンまで突き詰め、『日本オタク四天王』あるいは『オタキング』という領域までたどり着くことができれば、ここまでのことができるのだというある種の『戦慄』すら覚えてしまいました。 内容そのものはとても多様な解釈ができ、筆者いわく『「創作論」にして、「作品論」にして、「ビジネス書」にして、「歴史書」にして、「オタク論」にして、「伝説のエピソード集」にして、「思想書」にして、「心に火をつける本」にして、「雑学本」にして、「物語」にして、著者の集大成』であり、『書いておきたいこと、書く価値があること、全部入ってます』との事で、岡田氏の『集大成』とも呼べる書籍ではないのでしょうか。 自らが創設メンバーとして設立したアニメスタジオ『ガイナックス』の歴史として読むのであれば岡田氏が深く関与した『王立宇宙軍』『トップをねらえ!』『ふしぎの海のナディア』などの創作の舞台裏で一体何が行われていたのか?『王立』では製作会社との壮絶な「綱引き」が行われていたり、『トップ~』では最高峰のクリエイター陣が「ノリ」で作ったといわれる「遊び心」あふれる作品との『熱い』解説により、僕にOVA版のDVDを一気に見させるという「きっかけ」を作ってくれたものでございました。 さらに『ナディア』ではある種の「クーデター」が社内に起こっていたということを知り、本当にビックリしました。岡田氏が予算や(僕はここで30分のアニメ1本作るのに裁定でも1000万円以上のカネがかかるということを初めて知った)。他の会社との折衝に追われたり、『火の車』ともいえるような台所事情をどうにかこうにかまわしているのを一切考慮しない庵野氏をはじめとするクリエイター陣。さらに『ナディア』の頃にはゲームで上げた収益を庵野氏がまるで湯水のように使っていく様子が不謹慎かもしれませんが本当に爆笑してしまいました。 さらには業界の『大御所』である宮崎駿氏や富野由悠季氏などの『とっておきエピソード』の数々や、その合間合間に見られる岡田氏の博識ぶりには本当に驚かされるものや、人間としての『業』の深さ。さらには『笑い』の要素まで、幅広く楽しむことができました。自らの『オタク』という部分や『ビジネスマン』もしくは『会社経営者』としての部分。そして『クリエイター』として真摯に向き合ってきた、その誠実さに心を打たれます。

Posted byブクログ

2013/01/06

ガイナックスとか殆ど知らないんだが、岡田さんの文体は読みやすくて面白いので。 これも一日で一気に読み終えるほど面白かったし、長さを感じなかった。クリエーターにもいろんなタイプがいて、それぞれ立ち位置が違い、作りかたも違うなかでフレーム的な物の見方というのが面白い。

Posted byブクログ

2012/10/16

201210/ 監督というのは、自分のものすごくプライベートな\事件を、できるだけ昨比のコアな部分に埋め込むことによって、「誰のものでもないみんなの作品」が、監督だけのものに凝縮する一瞬というのが、絶対あるんです。映画作りだけじゃなく、普通の仕事でも一緒だと思います。会社のプロジ...

201210/ 監督というのは、自分のものすごくプライベートな\事件を、できるだけ昨比のコアな部分に埋め込むことによって、「誰のものでもないみんなの作品」が、監督だけのものに凝縮する一瞬というのが、絶対あるんです。映画作りだけじゃなく、普通の仕事でも一緒だと思います。会社のプロジェクトを進めているうちに、プロジェクトリーダーは絶対、そのプロジェクトを「私物化」する一瞬がある。それはプロジェクト名かもしれないし、スタッフ組みかもしれない。その「一瞬の私物化」を否定してはいけない。私物化することによって、リーダーには強いモチベーションと方向付けが与えられ、それは必ず「リーダーの信念」になります。そしてリーダーについていく立場のスタッフたちにとって、「リーダーの信念」以外に頼れるものはないんですよ。/ あの時の筒井康孝は偉かったよね。「文学とはそういうものだ」ってはっきりと言い切ったんです。文学というのは人の心を立派にするようなものではなくて、人の心を下品にしたり、殺人者を生んだりする毒である。毒であるからこそ素晴らしいのだ。この世の中にはない「毒」がつくれるからこその文学である。だから俺は「俺の作品で人殺しが出た」ということを誇りにはしないが、隠そうとも思わない。筒井さんの言葉は、文学者として立派な覚悟です。/

Posted byブクログ