熱帯夜 の商品レビュー
表題作が絶妙! ホラーなんだけどミステリーでユーモアもある。他2編はおもしろいのはおもしろいんだけど表題作ほどのパンチはないかな
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藤子・F・不二雄のSF作品を彷彿とさせるような切り口は悪くないし、構成力も水準以上だとは思うが、いかんせん展開、オチが普通。 もしかしたら期待値が高過ぎるのかもしれないが、ミステリーを標榜する(してなかったらごめんなさい)エンターテインメント作品としては、もうひと頑張りしてほしい...
藤子・F・不二雄のSF作品を彷彿とさせるような切り口は悪くないし、構成力も水準以上だとは思うが、いかんせん展開、オチが普通。 もしかしたら期待値が高過ぎるのかもしれないが、ミステリーを標榜する(してなかったらごめんなさい)エンターテインメント作品としては、もうひと頑張りしてほしい。
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単行本「あげくの果て」が読みたくて読みたくてでも我慢していたらぴょろっと文庫で出ていた。タイトルが変わっていたから気がつかなかった! 「最後の言い訳」が好き。おまえなーって思う。
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えぇっと、、、 こうゆう小説、けッこう好きなはずなんやけど、、 でもなんか… えぇっと、、、
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グロイ。 食事しながら読むのはよくない。 でも重すぎない。 気軽に読めるホラー。 --- 猛暑日が続く8月の夜、ボクたちは凶悪なヤクザ2人に監禁されている。友人の藤堂は、妻の美麗とボクを人質にして金策に走った。2時間後のタイムリミットまでに藤堂は戻ってくるのか? ボクは愛する美麗を守れるのか!? スリリングな展開、そして全読者の予想を覆す衝撃のラスト。新鋭の才気がほとばしる、ミステリとホラーが融合した奇跡の傑作。日本推理作家協会賞短編部門を受賞した表題作を含む3篇を収録。
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この筆者の時系列や人物の視点を書き分ける技術は秀逸だと思う。 また、ラストに必ずひと仕掛けけあって読んでいて飽きがこない。 そして、何よりも素晴らしいのがアイデアの意外性。単に荒唐無稽なだけでは終わらず、リアルな情報をちりばめることで現実味を持たせることに成功している。多少グロテ...
この筆者の時系列や人物の視点を書き分ける技術は秀逸だと思う。 また、ラストに必ずひと仕掛けけあって読んでいて飽きがこない。 そして、何よりも素晴らしいのがアイデアの意外性。単に荒唐無稽なだけでは終わらず、リアルな情報をちりばめることで現実味を持たせることに成功している。多少グロテスクな部分はあるものの、辟易するほどではない。 どんな人にでも心から勧めたい一冊。
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ミステリーはあまり読まないのだけど書店のお勧め文庫コーナーに平積みされ”’09年日本推理作家協会 短編部門受賞”とあったので手にとってみた。 3編中、受賞作の”熱帯夜”・・・ありきたりな借金地獄物語として始まるが読み進めていくうちに『アレッ!アレレッ~!』ナニ何、となって最後は『アッレマ~、ソウキタカ・・・』と終わるストリーで結構面白かった。 読後感=アレレッ!
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うまい。日本推理作家協会賞を取っただけあり、ホラーと推理小説の上手いクロスオーバーである。 読者は文章を時間を追って読まねばならないところを逆手に取った作品。最初の状況からよもやこんな結末になってくるとは予想だにできない展開である。 女性との関係、女性自身の姉妹関係、性交関係、殺人関係 等々。これでもかこれでもかというどんでん返し。
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ホラーとミステリの融合。その言葉通りなのですが、やはり曽根圭介の作品群は、ホラーの色が濃い気がする。しかし、真っ当なホラーではなく、こう、ぞわぞわっとさせるのではなく、ぬめぬめっと背筋を這い回る半透明の温いスライムみたいな作品群というべきか……。気持ち悪いけど気持ち良い……そんな...
ホラーとミステリの融合。その言葉通りなのですが、やはり曽根圭介の作品群は、ホラーの色が濃い気がする。しかし、真っ当なホラーではなく、こう、ぞわぞわっとさせるのではなく、ぬめぬめっと背筋を這い回る半透明の温いスライムみたいな作品群というべきか……。気持ち悪いけど気持ち良い……そんな感慨を抱く。本書に収められた三編も、それぞれが、ぬめぬめっとした柔らかくて気持ちの悪い味をした物語。だけど、凄くそれが良い! なんてなってしまった私は既に曽根中毒に陥っているのでしょう。 表題作の『熱帯夜』にはやられました。ここまでスパーンと上手いこと書き切ってくれると、本当に清々しい気持ちになります。クスリと笑わせながら、不条理の味が滲み出ており、また悉く予想を裏切ってくれる展開は「最高っ!」の一言。もう、読んでて何度ニヤついてしまったことか。ホラーなんですよ? ミステリーなんですよ? なんでこんなにニヤニヤしてしまうんだ……不思議。だけど、それが曽根圭介の魅力なんでしょう。多くは語りませんが、本書は絶対に多くの方に読まれるべきです。『あげくの果て』と『最後の言い訳』の後味の悪さも何ともいえない。もう作風がバッドエンドだから、暗雲立ち込める方向へとどんどん突き進んでいくんですけど――どういう結末を迎えるのか気になって、どんどん読み進めてしまうんですよねえ……。凄いです。【263P】
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わしゃこの人好きなんじゃー。話が黒い、面白い。でも地味。立ち位置も地味。あ、中身に触れてないや。3つの短編です。
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