ヒット商品が教えてくれる人の「ホンネ」をつかむ技術 の商品レビュー
ホンネとは ・本当の自分を「隠したい」欲求 ・自分を「アピールしたい」欲求 ・他人の隠したいものを「知りたい」(暴きたい)欲求
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声を聞くのではない、「ホンネ」を見ることが大事 とある。 著者は、これを「心のレントゲン」といい、身近な商品やサービスでこの「心のレントゲン」を実践し、それぞれ「ホンネ」に迫っている。 数多くの「ホンネ」から、人の隠したい、アピールしたい、知りたい という3つの欲求をうまくと...
声を聞くのではない、「ホンネ」を見ることが大事 とある。 著者は、これを「心のレントゲン」といい、身近な商品やサービスでこの「心のレントゲン」を実践し、それぞれ「ホンネ」に迫っている。 数多くの「ホンネ」から、人の隠したい、アピールしたい、知りたい という3つの欲求をうまくとらえることが成功の鍵と解く。 ただ、B2Bでは すこし異なるかもしれないなと感じた。 総じて、シンプルにモノゴトを考えられるなぁと感心。それぞれの「ホンネ」は とてもシンプル。。。 説明に多くの時間や文字数を要しているようでは、根本が見えていないということなのだろう。 「ホンネ」が得たい結果で、「心のレントゲン」がその解法となるが、解法の説明はわずか。 欲をいわせていただけば、このあたりの説明がもうすこし欲しかった。解説書というよりも読み物という立ち位置に近いですね。
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商品を買う上での、「ホンネ」と「建前」。 読んでいて、思いあたる節はたくさんあった。ヒット商品や、サービスの裏には、どれも巧妙に人の「ホンネ」をくすぐる仕掛けがされている。 著者はそのやり方を「心のレントゲン」と命名している。 そこには「見栄」「恥じらい」「欲求」といった、人間の無視出来ない「心」が潜んでいる。 「スカルプDが買いやすい理由」という章が特に面白かった。 薄気関係の商品は多数あっても、買うのが恥ずかしい。スカルプDは、パッケージはごく普通のシャンプーで、気兼ねなく買うことが出来る。効き目も実験によって公表されている。しかも、ネットで買うことが出来るので、人に対面せずに手に入れることが出来る。 ここに隠されたホンネは、「薄毛を改善したいが、薄気に悩んでいることを隠したい。」ということ。そしてそのホンネを効果的に開発に繋げた。 私も最近までスカルプDを使っていたけど、最初は抵抗があったけど、確かにパッケージも普通で、使い心地も良かった。(買ったわけじゃなくて、年末の福袋に入ってたやつをシャンプーが切れたので使ったのだ。一応言い訳を。) 「主婦向けのサラ金」って章も、なるほど、と思った。 たまには小説以外の本も良いね。
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①本当の自分を「隠したい」欲求 ユニクロのヒートテック:見える言い訳・・・温かいから買う 隠したいホンネ・・・安い下着が欲しい ②自分をアピールしたい欲求 眠眠打破:眠いから飲むのではなく、眠くても頑張っている姿をアピールしたい ③他人の隠したいものを「知りたい」欲求
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Brandmathicsの方法論。マーケティングのサーベイ手法におけるstated importance vs derived importanceの違い。
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以前読んだ「インサイト」という本の内容に近い。 消費者はホンネと建前を使い分けていて、 ちゃんとホンネにアプローチしないと、 ヒットする商品を作ることはできない、という本の内容。 その中で著者がたくさんの事例を持ち出して、 ホンネと建前の解説をしてくれます。 色々分析してみた結...
以前読んだ「インサイト」という本の内容に近い。 消費者はホンネと建前を使い分けていて、 ちゃんとホンネにアプローチしないと、 ヒットする商品を作ることはできない、という本の内容。 その中で著者がたくさんの事例を持ち出して、 ホンネと建前の解説をしてくれます。 色々分析してみた結果、最後に分かったこととして、 消費者は、 ・本当の自分を隠したい欲求 ・自分をアピールしたい欲求 ・他人の隠したいものを知りたい(暴きたい)欲求 の3つあると結論付けられていたところに 至極納得してしまいました。 自分もそうやって商品を買わされていたんだなぁと思うと 恐ろしい限りです(笑) ホンネの見つけ方にはやや記載が不足しているようにも 思えましたが(この部分は企業秘密か!?)、 たくさんの事例が参考になって面白いと思います。
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【Story】 ヒット商品にはある法則があった それはヒトのホンネを掴んでいること 今までのセグメンテーションではなく 日本人のホンネをいかにつくか 筆者のいう「心のレントゲン」を使えばそれが見えてくる 【Impression】 まずはメモ! 心のレントゲン ⇒ユーザーの本音と建前を数値化 商品開発 1.感性とセンスをベース。洞察力 2.データをベース。組織力。 1はセンスの賞味期限 2は建前しか見えて来ない キーワードをわける 1機能価値 2感情的価値 3目に見えるブランド力 4目に見えないブランド力 ユーザー主導で組み立てる SATC おじさんの覗き見願望 映画館とネット販売のDVDの違い サマンサタバサ 勝負鞄、同性共感鞄、お出かけ鞄 iPod 女性のファッションアイテム 持っているとオシャレ いかに生活シーンに溶け込むか →車のモコ、ココア、パッソも似てるなって思った。 本来機能重視であるはずのクルマがオシャレな空間になる 選ぶ言い訳がある +たまたま安かった ヒートテック これでいいや で選ばれる twitterは覗き見から自己実現まで 航空会社の選択 自分がどう見えるか 国際性、特別待遇をされるspecialな自分と思われたい 見栄、恥じらい、欲求 「心」 ホンネに染み、欲求を満たし、見栄をくすぐるような仕掛けが必要 本当の自分を隠したい 自分をアピールしたい 他人の隠したいものを知りたい HAマレー 社会的欲求理論 心のレントゲンをどうやってるか がすごい気になったけど 要は今のセグメンテーションじゃダメってことですね。 CCがやってる用途に応じたセグメンテーションとかまさにこれだよね。 その視点でアンケートするのもいいけど、 それをしなくていいくらい 自分の感性だったりアンテナを 研ぎ澄ませたいなーと思いました!
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サイレントマジョリティをキーワードに見つけた本。人のホンネが表に表現されないことは、よく理解できたけど、方法論(技術)というほど体系立てられてはいないと感じました。
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過去のヒットしたものがどうしてなのかはよくわかった。 顧客の「ホンネ」を探るツールとして、著者が述べている「心のレントゲン」についても言おうとしていることはよくわかった。 しかし、肝心な「心のレントゲン」が何かの説明がほとんどされていない。 なので、「この商品は流行りました。顧客に普通にアンケートをとると、こういう「建前」しかわかりませんが、「心のレントゲン」をとると、「~なホンネ」が浮かび上がりました。ここをとらえたこの商品は、他と差別化されており、流行ったのです」という流れですべて説明されている。 インタビューなどをして「ホンネ」を検証するためのキーワードを抜き出したり、調査でクラスター分析のようなことを行っているんだろうなというぐらいにしか読んでいてわからず、「心のレントゲン」とは?という部分が、あまりにも乱雑すぎて、なんだかなあといった感じの内容です。
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アンケートやグループインタビューでお客様の真意は分からない。特に、日本人はこの傾向が強いという点は納得。心のレントゲンが必要も分かったが、概論すぎて、直ぐに仕事にいかせるか?個人的には調査は鵜呑みせず真意か立ち止まり考えるべきと理解できるが。数字が出た後、数字がひとり歩きする傾向...
アンケートやグループインタビューでお客様の真意は分からない。特に、日本人はこの傾向が強いという点は納得。心のレントゲンが必要も分かったが、概論すぎて、直ぐに仕事にいかせるか?個人的には調査は鵜呑みせず真意か立ち止まり考えるべきと理解できるが。数字が出た後、数字がひとり歩きする傾向は止まらないだろう。ここぞという時は、踏ん張らなければ。
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