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先生と僕-夏目漱石を囲む人々-(1) の商品レビュー

4.2

43件のお客様レビュー

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2024/09/01

おもろいです。漱石とその周辺の人びとのことはなんとなく知ってたりイメージできてたりしてる人も多いと思うけど絵があると格別。そしてギャグ四コマ漫画というのもポイント高し。にやにやしながら読みました。 『聖☆おにいさん』に近い部分もあるような。 ■簡単な単語集 【芥川龍之介】弟...

おもろいです。漱石とその周辺の人びとのことはなんとなく知ってたりイメージできてたりしてる人も多いと思うけど絵があると格別。そしてギャグ四コマ漫画というのもポイント高し。にやにやしながら読みました。 『聖☆おにいさん』に近い部分もあるような。 ■簡単な単語集 【芥川龍之介】弟子。作家。漱石と同じ出版社から自分の全集を出したいがゆえに生前まったく関わりのなかった岩波書店に版権を全部移譲するという遺書を遺したらしい。 【阿部次郎】弟子。本人的には弟子ではなく年少の友人くらいのつもりだった? 【安倍能成/あべ・よししげ】松山中、五高、帝大時代の教え子。哲学者、教育者、政治家。 【内田百閒】弟子。随筆家、作家。貧乏だった。 【大塚保次】小屋保次だったが大塚楠緒子と結婚し大塚姓に。帝大時代からの友人。 【狩野亨吉/かのう・こうきち】帝大時代からの友人。博覧強記。 【河東碧梧桐】子規の弟子。漱石のことが好きでなかった? 【小宮豊隆】漱石神社の神主。 【新思潮】東京帝大系同人誌。第四次は「漱石に見てもらうことが目的」というコンセプト。芥川龍之介、菊池寛、久米正雄、成瀬正一、松岡譲などが執筆。 【菅虎雄】古い友人。職場を斡旋してくれた。 【鈴木三重吉】弟子。作家。子どもが生まれて以来子ども観が一変、芥川龍之介なども巻き込み「赤い鳥」を創刊。 【高浜虚子】友人。 【手紙】漱石は手紙をよく燃やしたらしい。 【弟子】寺田寅彦は別格で、正岡子規、菅虎雄、中村是公カテらしい。 【寺田寅彦】五高時代の生徒。物理学者。マイペース。No.1弟子かも。正岡子規の弟子にもなった。甘いもの好き。 【中勘助】一高〜帝大時代の教え子。作家。ロリコン? 【中村是公/なかむら・よしこと】最も古い親友。フロックコートを着た猪。政治家で官僚。南満州鉄道総裁。互いの仕事をよく知らなかった。後藤新平の部下だったらしい。 【夏目鏡子】漱石の妻。十歳年下。 【夏目漱石】主人公。文豪。エピソードいろいろあり、個性的。欲望に忠実とも言える。なんとなくしょぼいとこもあったりして。弟子、友人多いコミュニケーション強者。《僕は昼食の店ですら相手にお任せの男だよ》p.6 【夏目筆子】漱石の長女。結婚問題でいろいろややこしいことがあったらしい。 【野上豊一郎】弟子。一高時代の教え子。野上弥生子の夫。弥生子を妹だと紹介していた。 【野上弥生子】豊一郎の妻。作家。 【正岡子規】親友。俳人。 【松根豊次郎】松根東洋城。弟子。俳人。子規の死後も俳句を作らせた。物怖じしないお坊ちゃま。鈴木三重吉と仲が悪いらしい。鏡子は漱石がご機嫌斜めのとき松根に頼ったらしい。 【森田草平】弟子。作家。私小説作家。平塚らいてうとの心中事件。ちょっと「アレ」なタイプ。 【柳原極堂】子規の弟子。漱石のことが好きでなかった? 【湯浅】五高の生徒。漢籍の知識は抜群。

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2023/08/20

まるごと全部、漱石先生と愉快な仲間たちの 4コマ漫画で〜す! これがあながちフィクションじゃなくて たくさんある資料をみて 面白く紹介してるってんだから。 おそるべし明治→昭和の文豪たち! キャラ立ちすぎっす…。 漱石門下の作家たちのみならず 子供の頃から教師時代まで 大なり小...

まるごと全部、漱石先生と愉快な仲間たちの 4コマ漫画で〜す! これがあながちフィクションじゃなくて たくさんある資料をみて 面白く紹介してるってんだから。 おそるべし明治→昭和の文豪たち! キャラ立ちすぎっす…。 漱石門下の作家たちのみならず 子供の頃から教師時代まで 大なり小なり関わっていた人々が登場。 中には書いたものとのギャップがある人も。 その作家を知っていれば笑えること必至ですが 知らなくっても笑えます。 逆に著作を読んでみたくなるわ。 1巻って付いてるから、続きあるのよね。 ネタ枯れするまで頑張れ〜! ↑でも、普通の評論本とかですら 未だに漱石本増えてるから枯れないかも( ̄▽ ̄)

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2022/02/13

漱石先生と愉快な仲間達の4コマストーリー。1話ごとに添えられている著者の詳しすぎる注釈から感じる漱石愛がまたツボ。

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2014/08/23

一体夏目漱石とはどういう人だったのか。 4コマ漫画で、となりにはそれに対する 意見や補足などがついていて、非常に読みやすい。 人間だから…と納得してしまうエピソード満載ですが 一番突起しているのは、弟子達の先生ラブ度(笑) しかしこれほどまでに愛されている、と考えると 非常に幸...

一体夏目漱石とはどういう人だったのか。 4コマ漫画で、となりにはそれに対する 意見や補足などがついていて、非常に読みやすい。 人間だから…と納得してしまうエピソード満載ですが 一番突起しているのは、弟子達の先生ラブ度(笑) しかしこれほどまでに愛されている、と考えると 非常に幸せものかと。 というより、崇拝具合がすばらしく突き抜けてます。 これ読んで初めてしりましたが 英語教師してたんですね…。 教師してた、程度しか知りませんでした。

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2014/03/25

1~4全巻、読みました。 夏目漱石って、もっと神経質でヘンなひとなのかと思っていたら、(変っているのは確かだけど)ひとびとから愛され慕われたひとだったのが分ります。類は友を呼んでいるのか、先輩・友人・知人たちも、みんな何だか変っていて、いちばん普通なのは菅虎雄だけなんでは…という...

1~4全巻、読みました。 夏目漱石って、もっと神経質でヘンなひとなのかと思っていたら、(変っているのは確かだけど)ひとびとから愛され慕われたひとだったのが分ります。類は友を呼んでいるのか、先輩・友人・知人たちも、みんな何だか変っていて、いちばん普通なのは菅虎雄だけなんでは…という。。 正岡子規は、結核なだけで、骨太な男なのが吃驚でした。

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2014/03/14

夏目漱石は、不思議に人を惹きつける力を持った方だったんだなあと。ある種のカリスマ性…。 時代、文壇、これらの独特の関係がいいです。

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2013/12/04

夏目漱石のおちゃめぶりに、親近感がわく一冊。 個人的には漱石より、是公さんや寅彦さんが好きになり、思わず寺田寅彦随筆集を読み直してしまいました。

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2013/09/10

◆以前から漱石の書簡からあふれるあたたかい人柄のファンでしたが、これはまたそれが手軽に、楽しく、門下生についてもキャラくっきりと楽しめるよい副読本ですね。漱石って頭がとってもイイのに、人とは一風変わった思いやりが深くて、ほんと愛おしい。 ◆思いのほか、寺田寅彦愛も高まる(笑) ◆...

◆以前から漱石の書簡からあふれるあたたかい人柄のファンでしたが、これはまたそれが手軽に、楽しく、門下生についてもキャラくっきりと楽しめるよい副読本ですね。漱石って頭がとってもイイのに、人とは一風変わった思いやりが深くて、ほんと愛おしい。 ◆思いのほか、寺田寅彦愛も高まる(笑) ◆漱石好きにはオススメだけど、興味のない人には全くピンとこないマンガでしょうね。こういうのが「萌え」⁈ ◆全巻購入希望!【2013/09/10】

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2013/03/24

しっかりした考証に基づいた、けれど固くなり過ぎない、夏目漱石先生とその門下生を巡る物語。4巻ありますが集めて損なし。あの頃の着物とか書生さんとかが好きな人にはたまらない作品ではないかと。個人的に正岡子規とのやり取りが好き。

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2013/02/03

四冊出ていて持っていますが、一巻目が一番面白く思ったし、これ一冊でも良かったなと思いました。 文学に目覚めた中高生、漱石とその周辺を知りたい学びたい方への入門書だと思います。

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