黒 の商品レビュー
ホーソーン『牧師の黒のベール』 なんだか他にどこかでこういう話を読むか聞くかした気がするのだが思い出せぬ。オチなしかよ、とおもったり。おとすものでもないのだろうが 夢野久作『けむりを吐かぬ煙突』 かねてより名前は気になっていたが初読の作家。江戸川乱歩みたい。特段の感想なし サ...
ホーソーン『牧師の黒のベール』 なんだか他にどこかでこういう話を読むか聞くかした気がするのだが思い出せぬ。オチなしかよ、とおもったり。おとすものでもないのだろうが 夢野久作『けむりを吐かぬ煙突』 かねてより名前は気になっていたが初読の作家。江戸川乱歩みたい。特段の感想なし サド『ファクスランジュ』 こちらも名前は有名な方。特段の感想なし
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「牧師の黒ベール」 宗教的な感覚が違うから、いまいちピンとこない。 フーパー牧師が唐突にベールをかぶりだし、それに固執している。 そこまですることか?と思ってしまう。 そして、それを見たとして、そこまで怯えることなのか? よくわからない。 「けむりを吐かぬ煙突」 妖艶な未亡人の...
「牧師の黒ベール」 宗教的な感覚が違うから、いまいちピンとこない。 フーパー牧師が唐突にベールをかぶりだし、それに固執している。 そこまですることか?と思ってしまう。 そして、それを見たとして、そこまで怯えることなのか? よくわからない。 「けむりを吐かぬ煙突」 妖艶な未亡人の性癖と狂気。 全てがこの夫人の手のひらの上で繰り広げられていたかのようだ。 話自体は、それほど奥行きがあるものではないけれど、「一般的」というものから外れてしまった人の姿が、怪しくうまく描かれているな、と感じた。 「ファクスランジュ」 非常に読みやすく、展開も想像しやすいお話だった。 金持ちで優雅な目新しい男に心を惹かれてしまう気持ちも、リアルだと思った。 フランロが、最期まで悪党だったのも、よかった(笑) 世間知らずのお嬢ちゃんが、騙されちゃったのね。 なんだか、よくありそう・・・
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?ホーソ−ン/牧師の黒いベール チェーホフの「黒衣の僧」も好きなんだけど、どっちも自意識だか矜持だかがモチーフなのが興味深いところ。 ?夢野久作/けむりを吐かぬ煙突 この人のよくわからんカタカナ使いがどうも苦手でねえ。小道具のセンスがまた、こじゃれてるんだか下世話なんだか中途半端。どこかで読んだことのあるようなネタなのは、後世の作家の方が踏襲しているだけなんだろうけど。 ?サド/ファクスランジュ あまりサドってちゃんと読んだことがなかったので、意外に普通じゃん、みたいな(笑)イストラティの「キラ キラリナ」とか「アンゲル叔父」とかってこの系統なんだな〜。
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2013.6.13 『牧師の黒のベール』ホーソーン 何がそんなに怖いのか、理解に苦しむ。 『けむりを吐かぬ煙突』夢野久作 夫人が笑い方の怖さ。ホホホホホ 『ファクスランジュ』サド 盗賊の親玉の嫁になってしまった娘のはなし。 サド。幽閉生活の中で膨大な数の作品を書いた。サド。性的な...
2013.6.13 『牧師の黒のベール』ホーソーン 何がそんなに怖いのか、理解に苦しむ。 『けむりを吐かぬ煙突』夢野久作 夫人が笑い方の怖さ。ホホホホホ 『ファクスランジュ』サド 盗賊の親玉の嫁になってしまった娘のはなし。 サド。幽閉生活の中で膨大な数の作品を書いた。サド。性的なスキャンダル。サド。禁書。 とてつもなく興味をそそる経歴の持ち主だこと。
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百年文庫16冊目は「黒」 収録は ホーソーン「牧師の黒のベール」 夢野久作「けむりを吐かぬ煙突」 サド「ファクスランジュ」 「牧師の黒のベール」が再読。夢野久作もサドもちゃんと読むのはたぶん初めて。しかし「牧師の黒のベール」が一番よかった。この後をひく全編に漂う不気味さ素晴ら...
百年文庫16冊目は「黒」 収録は ホーソーン「牧師の黒のベール」 夢野久作「けむりを吐かぬ煙突」 サド「ファクスランジュ」 「牧師の黒のベール」が再読。夢野久作もサドもちゃんと読むのはたぶん初めて。しかし「牧師の黒のベール」が一番よかった。この後をひく全編に漂う不気味さ素晴らしい。 ホーソーン(書く時はこうだけど口では「ホーソン」と言っている)の短編いいなと思い、なんとなくWeb検索をしていると「牧師の黒のベール」は『バベルの図書館』シリーズにも収録されているらしい。なんかさすがだなと思ってしまった。手持ちの岩波文庫の短編集をまた読もうかなと思う。
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澁澤龍彦訳、サドのファクスランジュ目当てで読みました。ホーソーン、夢野久作とともに収録されていますが、3つとも毛色が違うように思います。 ホーソーンは知らなかったのですが、短編の名手といわれる通り大変面白く読むことが出来ました。興味を持ちました。 夢野久作は読んだことの有るもので...
澁澤龍彦訳、サドのファクスランジュ目当てで読みました。ホーソーン、夢野久作とともに収録されていますが、3つとも毛色が違うように思います。 ホーソーンは知らなかったのですが、短編の名手といわれる通り大変面白く読むことが出来ました。興味を持ちました。 夢野久作は読んだことの有るものでした。作品数は少ないイメージなので、彼については別途読むのも難しいことではないと思います。理解できるかはおいといて…。 今回のはとくに突飛ではないけれど、異才であることを曝け出していました。 ファクスランジュはちょっとあれ?サドなの?って思わせる所がありましたが、この作品集にふさわしい作品でした。よかったです。
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ホーソーンの「牧師の黒のベール」だけ飛びぬけてよかった。あとは、まあ……。夢野久作は相変わらずという感じ。サドは読み応えあった。
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サドの「ファクスランジュ」好きです。 ド・ファクスランジュ嬢のラスト。 私は、好きです。 ホーソーンの「牧師の黒のベール」も良かった。
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