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「科学技術大国」中国の真実 の商品レビュー

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2019/01/16

やはりこれからの科学技術も中国なのか。もうソ連、ロシアの時代ではない。中国VSアメリカか。 中国は理系を大切にする国である。そして海外からたくさんの優秀な中国人を呼びもどしている。そのための制度もしっかりしている。海亀政策というらしい。 そもそもアメリカのイノベーションも中国人や...

やはりこれからの科学技術も中国なのか。もうソ連、ロシアの時代ではない。中国VSアメリカか。 中国は理系を大切にする国である。そして海外からたくさんの優秀な中国人を呼びもどしている。そのための制度もしっかりしている。海亀政策というらしい。 そもそもアメリカのイノベーションも中国人やインド人によって生み出されたもの。そうした中国人がいまや続々と中国の良好な研究環境に引きつけられて戻っていく。中国においては日本よりも優秀な人材を見つけることは難しくない。 中国にはまだこう大なライフサイエンスの発展を支える広大なフロンティアがある。 中国の最大の課題は、国家の安定であり、体制の維持。体制が強固でなくてはならない。 よいものを作ればいつかは彼らもわかるはずだ、という日本の技術への過信はiPhoneの登場によって崩れ去った。

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2019/01/16

『「科学技術大国」中国の真実』(伊佐進一、2010年、講談社現代新書) 本書は、文部科学省の若手官僚(旧科技庁入庁)によって書かれた、中国の科学技術の現状と日中の科学技術協力の可能性について書かれたものである。アメリカの大学院で中国経済の研究により修士号を取得し、中国の日本大使...

『「科学技術大国」中国の真実』(伊佐進一、2010年、講談社現代新書) 本書は、文部科学省の若手官僚(旧科技庁入庁)によって書かれた、中国の科学技術の現状と日中の科学技術協力の可能性について書かれたものである。アメリカの大学院で中国経済の研究により修士号を取得し、中国の日本大使館に科学技術担当の外交官として赴任したこともある方が書かれたものであるため、中国の科学技術の現状が詳細に分析されていると思う。 非常におもしろい。まず、中国の科学技術のレベルが理解できる点について。次に日中の科学技術協力の可能性が述べられている点について。 (2010年12月3日 大学院生)

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