「婚活」がなくなる日 の商品レビュー

苫米地英人(著者)

2011/06/10

オウムのマインドコントロールを解いたといわれる苫米地英人氏の著書。数少ないテレビ出演を見ていたため、彼の独特の話し方・言葉のチョイスは知っていたので違和感はなかったが、普通の人が読んだらちょっとびっくりするような内容かも。親からの洗脳から脱却し、自分の望む未来を、というくだりは納得だが、どうしても自分を自分で洗脳するように思えてならないのだが、そのへんはしっくりしなくてもいいのかも。図書館で借りた。

以下メモ
・前世なんて見えない。見える人は何の良心の呵責もなく嘘をつける人か、病気で幻覚が見えている。
・スピリチュアルとオカルトの違いは宗教的背景があるかないか。
・水子供養を気にすることもない。罪悪感につけこんだ商売であり少子化を防ぐ政治的な意図もあって40年前に寺と石仏業者が結託した産業。
・英語を仕事で使うにしても日本人は流暢でなくてよい。流暢だと現地採用スタッフだと思われるだけ。
・女性は父親に似た男性を選び、次につきあう男性は最初の男性に似た人を選ぶ。その次は・・と続いていく。
・子育てしたい人は年収300万で十分。言語運用能力を身につけさせるためにも大学に行かせる。3年間は就職させる。
・年収の10倍をゴールにして、既に稼いでいる状況を自分自身に宣言することで、自分のコンフォートゾーンをずらす。心が動けば無意識に行動が変わる。
・魔法のメイクアップで心理状態を保つ。

2011/06/08

著者にしか思いつかない視点で書いています。著者の洗脳の概念をきちんと理解している人は、なんなく読んでいけると思います。まさに苫米地World！いつもながら、流石と思います。

2010/11/29

Dr.苫米地の最新刊です。アレイダ/ゲバラとの講演会に

行った時に購入。

最近下りが前にLogに「TPIEプログラム…」という本の

レビューをしていたのですが、最近の苫米地博士の本の傾向は

わからんでもないですが、最終的にはTPIEプログラムに

持って行く傾向が強めだなと思いました。

タイトルとか最初の本の話の内容とか、婚活批評をしてて

あきらかに人気の出そうな事をバンバン書いています。

実際に面白かったのは事実。ですが、落とし所が

また、TPIEの話かよ〜っとか思って、ちょっと

実際に落ちた気分になりました。

でも、面白かった話しの部分で

占いに関して書いていた所です。

やはり、往々にしてコールドリーディング、ホットリーディングの

類の心理術（カウンセリング）をしている占い師がほとんど

みたいで、（※占いに行ってる人はコールドリーディング、ホットリーディングを知らない人がほとんど）

女性はそこに婚活というか結婚の有無を確認するのが

王道みたいになってる所は確かにありますよね。

そこで

↓

66P〜67Pあたり

占いは当たりません。

本当に当たる占い師が仮にいたとしたら

FXや株取引をすればいいのに、なぜ占いの店を構えているの

でしょうか？

とか

占星術ももとのデータは、実際の天体の動きとかけ離れている

と物理学で証明されている。

とか

最初の方は、面白かったです。後のほうはどこぞで聞いたこと

のあるような、お話でした。

2010/10/19

「婚活」に励む女性に語りかけるような本。「結婚＝結婚式＝幸せ」という洗脳を解く試み。正直、読んでいてところどころ、疑問や突っ込みどころは出てくるが、苫米地本の読者としては内容に驚きはなかった。非苫米地読者の女性が読んでどう感じるのか、興味がある。

2010/10/17

「婚活」してるのに幸せになれないは間違い
「婚活」するから幸せになれないのだ

そう断言するイントロは効果的だと思う。

女子（大）教育にマーケティングと、
「洗脳」のからくり自体は予想どおりだが、
論理展開は明確だし、出てくる結論も真っ当。

後天的な思い込みを
すべて「洗脳」と呼ぶのには抵抗があるが、
そこは著者の専門分野でもあるから、まあいい。

英会話と同じ類の迷信だとか、
組み立て方にもひとひねりあり、わりと楽しく読めた。

ワークまでやるかどうかは別として、
「なんとなく不安を抱えてる人は読んでみたら？」と思う。

まあでも「婚活」とか気にしてる人は読まないんだろうな。

「きみたちは自分から奴隷になろうとしているんだぞ！」

と叫んでみても、大多数の反応は「うるせー」だと思う。
問題はたぶん、消費＝手っ取り早い自己実現のメカニズム
にあるのでしょう。