中原の虹(3) の商品レビュー
清王朝の成立がことしめやかに書かれている。作者の想像であると思うが、しかし、これが意外と的を得ていると思ってしまうような書き方。 張作霖の活躍は今まで歴史で知ったものよりずっと活動的で生き生きとしておりすばらしい。次を読もう!
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壮大、本当に。物語も佳境を迎え。いろいろ感想はあるけれど、言葉がたりないから、最後にいっぱい考えながらまとめます。日記に書こう。作家という人種は知識の量が凡人の比じゃないんだろうと思う。
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歴史は人民によって作られるが、英雄によってその輝きは一層鮮やかなものとなる。袁世凱・張作霖・溥儀 歴史の教科書にあるこれらの活字が生命を帯びる。自分たちの祖国を守ろうとする息吹が伝わってくる。2010/12/20
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自分の歴史知識の無さに殺意すら湧いてくる……もっとちゃんとこの時代のことが分かっていたら、今の数倍は楽しめそうなのに>< しかし大変面白く読んでます、あと一冊!!
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今回も泣けたねぇ・・ 映画「ラストエンペラー」を思い出した。 人には持って生まれた役割があると聞くけれど、過酷な運命に翻弄される人も、それが役割なのだろうか。 切ないなぁ・・ 登場人物の名前が複雑すぎて、ページを行きつ戻りつしながら読んだ。 先が気になってなかなか本を閉じ...
今回も泣けたねぇ・・ 映画「ラストエンペラー」を思い出した。 人には持って生まれた役割があると聞くけれど、過酷な運命に翻弄される人も、それが役割なのだろうか。 切ないなぁ・・ 登場人物の名前が複雑すぎて、ページを行きつ戻りつしながら読んだ。 先が気になってなかなか本を閉じられない。
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大いなる母・西太后を喪い、清王朝の混迷は極まる。国内の革命勢力の蜂起と諸外国の圧力に対処するため、一度は追放された袁世凱が北京に呼び戻される。一方、満洲を支配する張作霖は有能なブレーン・王永江を得て、名実ともに「東北王」となる。幼き皇帝溥儀に襲いかかる革命の嵐の中、ついに清朝は滅...
大いなる母・西太后を喪い、清王朝の混迷は極まる。国内の革命勢力の蜂起と諸外国の圧力に対処するため、一度は追放された袁世凱が北京に呼び戻される。一方、満洲を支配する張作霖は有能なブレーン・王永江を得て、名実ともに「東北王」となる。幼き皇帝溥儀に襲いかかる革命の嵐の中、ついに清朝は滅亡する。 今回のシリーズでは袁世凱が大きなカギを握る人物だと描かれており、人々から憎まれ、役人たちからも目をつけられている。それでも本人は表向きは「人々のため」に政治を執り行うことに執着を持っているあたりが、人間の様々な面を見ているようで興味深い。 作中では、平和な町を張作霖らが滅ぼすという悲しいシーンが描かれているが、自分自身の気持ちとしては、吉永中尉と同じように感じた。
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時代が変わっていきます。思い入れがある人たちがどんどんいなくなっていって寂しいです。春児と春雷の再会がすごく気になる!
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清帝国は終焉を迎え、袁世凱が姑息にも、中華民国の初代大統領にならんとする。張作霖は東北に独立国を立ち上げようとする。まさに歴史の転換点である。
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面白いんですが、 場面がとても多面的で、登場人物がごちゃごちゃしてきて一人一人に感情移入しづらくなってきました。 読む側の力量が試されているような気がします。 僕は取り残され気味ではありますが、 春児と春雷の再会、龍玉の行方が気になるので とりあえず4巻(最終巻)に進みます。
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主人公が固定ではなくなって、様々な登場人物がいっそう目まぐるしく動く三巻は、まさに西太后を失って混乱する中国そのもので、そこから何が浮かび上がってくるのかワクワクしながら混沌とした物語をめくるのが楽しい。 ただいささか登場人物たちの描写が断片的すぎて、唐突に感じる事が多いのが残念...
主人公が固定ではなくなって、様々な登場人物がいっそう目まぐるしく動く三巻は、まさに西太后を失って混乱する中国そのもので、そこから何が浮かび上がってくるのかワクワクしながら混沌とした物語をめくるのが楽しい。 ただいささか登場人物たちの描写が断片的すぎて、唐突に感じる事が多いのが残念。
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