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The MANZAI(6) の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2012/07/21

5巻まではピュアフル文庫版で読んだが、たまたま6巻が 図書館になかったのでポプラカラフル文庫版となった。 本シリーズの最終巻ということで、期待して読んだわりには、 盛り上がりに欠けた。 今までの巻にあった漫才のテンポも切れもなく、惰性的な ところも若干感じられる。 とはいえ...

5巻まではピュアフル文庫版で読んだが、たまたま6巻が 図書館になかったのでポプラカラフル文庫版となった。 本シリーズの最終巻ということで、期待して読んだわりには、 盛り上がりに欠けた。 今までの巻にあった漫才のテンポも切れもなく、惰性的な ところも若干感じられる。 とはいえ、漫才の頂点を目指す二人の、そしてその二人を 支える仲間たちの物語が、希望を持った含みのある終わり 方になっており、まずまずの結果。 なぜ“The MANZAI”なのかも最後に納得。全巻通してはGood。

Posted byブクログ

2010/12/25
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※このレビューにはネタバレを含みます

え?最終巻? ああそうか、中学卒業で終わりってことか~と思っていたんですが。 何というか・・・みんな合格、ロミジュリ続行、むしろ拡大しマネージメントまで。 そこで急に沸いた、秋本父親騒動。 あー、会いに行くんだ~・・・え?終わり? 秋本母と萩本父の結婚話はどうなった? 主人公以下、キャラクターが暗い過去を持っていて、でも笑いによって変わっていける、この時期の仲間って素晴らしいよね、と青春小説としては面白かったけど、どうもすっきり終わらない気が。 高校生編に続くと言われれば、頷いてしまいそう。 バッテリーの時も思ったけど(他は長編最後まで読んでないので分からないけど)、どうも終わり方が好きではない。 もっと、普通にすっきり終わらせてくれればよいのにな。

Posted byブクログ

2010/12/21

“数字はあまり好きじゃない。印刷されたものならなおさら、嫌だ。数学が苦手とかいうわけじゃなく(それほど得意じゃないけれど)、羅列された数字を生理的に厭うてしまう癖がぼくには、あった。 体重○キロ、身長○センチ、偏差値○、構内順位○位……。数学で人間を表そうとする場面に出くわすたび...

“数字はあまり好きじゃない。印刷されたものならなおさら、嫌だ。数学が苦手とかいうわけじゃなく(それほど得意じゃないけれど)、羅列された数字を生理的に厭うてしまう癖がぼくには、あった。 体重○キロ、身長○センチ、偏差値○、構内順位○位……。数学で人間を表そうとする場面に出くわすたびに、ぼくはいつも僅かな戸惑いを覚え、そんなことに戸惑ってしまう自分にさらに戸惑い、俯いてしまう。ぼくという一人の人間がパーツごとに区分され、それ自体では何の意味もない数字に置き換えられていく戸惑い。おそらく誰も感じないだろう、他人に知られたら「何て神経質な」「おまえ、かなり考え過ぎ。やってらんねえな」とわれても嗤われても仕方のない戸惑いを隠すために、目を伏せ、俯く。 かつては、そうだった。” 展開が意外。 ちょっとしまらないような終わり。 “「英語でThe MANZAI」 「は?」 「おれたちの漫才っていまいち、インパクトにかけるかなって感じてたんや。でな、おれたちのキャラをもうちょい立たせたいわけや。歩はええんや。ええ味出してるし、かわいいし。問題はおれやなってずっと考えてた」 「確かに問題はいつもおまえだな」 「それで、一月か二月、アメリカに行って英語をマスターしてきて、それを漫才に生かせるかもって、さらに考えたわけ」 「一ヶ月で英語がマスターできるほど、おまえ、優秀かあ。高原ならともかく」 「だろ。だから、中途半端にしか英語を話せない漫才キャラって、おもろくないか。おれ、絶対、いける思うねん」 「おれは、いけないと思う。アメリカに行ったからいけるキャラになれると考えること自体、いけてない」 「でも、やってみる価値はあるやろ」”

Posted byブクログ