恐竜再生 の商品レビュー
2019/1/6 詳細は、こちらをご覧ください。 『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1254.html 2010/11/12 予約 11/13 借りて読み始める 12/10 読み...
2019/1/6 詳細は、こちらをご覧ください。 『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1254.html 2010/11/12 予約 11/13 借りて読み始める 12/10 読み終わる。 2013/02/18 追記 今夜のNHK TV スーパープレゼンテーション 「TEDカンファレンス」 これを見て、本を読んだことを思い出した。 (ここに書いたことが役に立ちました) プレゼンでは、ホーナー博士が、スライドを使いながらユーモアを交えて解説するのですごくよく分かる。 映画のように、琥珀の中の蚊の血液のDNAを採取して、恐竜をよみがえらせる方法では、 部屋中蚊だらけになるだろうと言って笑いを誘ったが、 わだかまっていた疑問がさらりと解けた瞬間です! 下記の自分の読後メモも、なんだか読んでうれしい。 2010/12/10 記 面白かった! 本書では、ほとんどの部分が、最新の恐竜研究について語られている。 発掘現場だけでなく、研究室で 最新の電子顕微鏡や質量分析を駆使した研究が行われている。 さらに、話は 恐竜を離れて、生物の進化や DNA や胚からの発生などの研究について 進んでいく。 ここでは、遺伝子のスイッチが重要だと考えられている。 いつ、どのスイッチを どうやって ON・OFF するか! ☆ これまでの恐竜博やTV番組とはかけ離れた 最新の研究には、驚きです。 え〜〜、恐竜の研究ってこんなことをしていたの!! 目からウロコですね。 最後に、タイトルの「恐竜再生」、ニワトリの胚を使って「恐竜を作ろう」ということになる。 遺伝子を組み替えたりするのではなく、本来持っている遺伝子のスイッチを操作するのだ。 チケノサウルス Chickenosaurus (恐竜型ニワトリ ダイノチキン) 誕生か? この研究が目指している究極のゴールは、進化と発生、両者の関係について理解を深めること。 だが問題も多いし、それについてもさまざまな角度から述べられている。 巻末に、チケノサウルスの骨格が、白亜紀の小型獣脚類、サウロルニトレステストと並べてある。 両者の比較は 本書を読む前と後では、違って感じられる。 きっと著者の考えに感化されたのだろう。
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『鶏の卵から恐竜を孵す』と言うとまるで無理難題をあらわすことわざのようだが、 鶏の祖先が恐竜であり、胚の発生が進化をなぞるという二つの論理を組み合わせると、実現可能なように思えてくる。 本書は化石や進化を基礎からボトムアップに解説していく一般的な科学本と違い、 『鶏の卵から恐竜...
『鶏の卵から恐竜を孵す』と言うとまるで無理難題をあらわすことわざのようだが、 鶏の祖先が恐竜であり、胚の発生が進化をなぞるという二つの論理を組み合わせると、実現可能なように思えてくる。 本書は化石や進化を基礎からボトムアップに解説していく一般的な科学本と違い、 『鶏の卵から恐竜を孵す』という目的からトップダウンに語る、恐竜再生の物語。 それゆえドラマチックではあるのだが、科学的解説よりも発掘現場の詳細や研究者が辿ってきた半生に焦点をあてているため、 読みやすくはあるが知的満足度は『"移行化石の発見』や『ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト』などの良作に比べて一枚落ちる。 全253Pと、ハードカバーではあるが文量も控えめ。 恐竜や化石の本をなんとなく読み始めたい人向けの一冊。
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恐竜を現代に蘇らせる。 『ジュラシック・パーク』では、琥珀に閉じ込められた蚊から、恐竜のDNAを取り出すという方法でそれを行った。 この本では、『ジュラシック・パーク』の監修を務めたジャック・ホーナーが、最先端の研究に基づいた方法で、本物の恐竜を現代に蘇らせようとする。 進化発生生物学(エボデボ)という、比較的新しい研究分野に基づいた内容は、夢があり、また現実的であると感じた
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