柳生百合剣 の商品レビュー
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この作者特有のいつもの嫌韓色がほとんど無いので、人によっては読みやすいかもしれません。 どちらかというと、滑稽な話なんでしょうね。(^^; 新陰流の流派そのものを無かったことにしようとする敵と、それに対抗する十兵衛というのは、ま、柳生ものではお約束のフォーマットのようですが、この...
この作者特有のいつもの嫌韓色がほとんど無いので、人によっては読みやすいかもしれません。 どちらかというと、滑稽な話なんでしょうね。(^^; 新陰流の流派そのものを無かったことにしようとする敵と、それに対抗する十兵衛というのは、ま、柳生ものではお約束のフォーマットのようですが、この作者の十兵衛はちょっと、というか、相当に情けないので先行きを心配してしまいます。 あと、妖術使いと剣術使いという点では風太郎忍法帳を彷彿とさせますが、同じような内容でも、こっちは大笑いしてしまうような感じといいましょうか。(^^; くだらなさを許せるかどうかで、評価が大きく変わりそうな話でした。 僕は好きな方かな?(^^;
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荒山徹 著「柳生百合剣(やぎゅうびゃくごうけん)」を読みました。 妖術を操り、将軍家を滅ぼし、百済の復活を目論む剣術集団に柳生十兵衛が立ち向かう。妖術により、柳生新陰流が封印され、味方をなくしてしまった十兵衛ははたして、謎の敵を討ち果たせることができるのか。 私の好き...
荒山徹 著「柳生百合剣(やぎゅうびゃくごうけん)」を読みました。 妖術を操り、将軍家を滅ぼし、百済の復活を目論む剣術集団に柳生十兵衛が立ち向かう。妖術により、柳生新陰流が封印され、味方をなくしてしまった十兵衛ははたして、謎の敵を討ち果たせることができるのか。 私の好きな柳生十兵衛が活躍する伝奇シリーズです。 徳川家の4代将軍を巡る争いと将軍家兵法指南役を巡る柳生新陰流と一刀流の野望の激突という二重の覇権争いをバックに、奇抜な妖術との戦いが激しく描かれ、今作もページをめくる手が止まりませんでした。 しかも、あの奇抜な妖術に対抗するため、まさに「百合剣」と呼ぶべきあんな技を十兵衛が会得し、闘うとは想像も及びませんでした。 まさに伝奇時代小説にふさわしい娯楽に富んだ作品だと思います。 「風太郎」十兵衛に並ぶほどのおもしろさでした。 次のシリーズ「柳生大戦争」も楽しみです。
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