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続・自閉症の僕が跳びはねる理由 の商品レビュー

4.1

19件のお客様レビュー

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2015/08/16

ぺらぺらと言葉を操る人は、自分の考えを文字にまとめる作業を厭う。本作は苦しみに向き合い生きる意味を探し続ける人にしか書けない思索集。生きる苦しさを噛み締め、言葉と気持ちに向き合いながら、静謐な文章を著わしている。 養護学校(中学生)のときの「自閉症の僕が跳びはねる理由」に続く、...

ぺらぺらと言葉を操る人は、自分の考えを文字にまとめる作業を厭う。本作は苦しみに向き合い生きる意味を探し続ける人にしか書けない思索集。生きる苦しさを噛み締め、言葉と気持ちに向き合いながら、静謐な文章を著わしている。 養護学校(中学生)のときの「自閉症の僕が跳びはねる理由」に続く、通信制高校時代にまとめた本。東田直樹さんは、自閉症のために会話ができない現在23歳の青年。

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2015/05/22

Q&A形式で自閉症の筆者自身の、外界にうまく対応できない心、思いとちがう行動を取る身体について綴っている。

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2015/05/05

中学生の時に書いた本の続編 高校生の時のことばたち。 基本的に同じことが書かれているのだけれど 微妙に表現は変化していて でも、いつもいつも感動する ありがとう。

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2015/05/04

 以前読んだ本は著者が中学生の頃に書かれたもので、文章が非常に直感的というか、ストレートに訴えかける感じがあったが、今回は高校生になっており、説明的で抽象的な表現が増えているように感じる。  本当はこちらの本の方が分かりやすいのかも知れないが、不思議なもので、心に響くのは前作の...

 以前読んだ本は著者が中学生の頃に書かれたもので、文章が非常に直感的というか、ストレートに訴えかける感じがあったが、今回は高校生になっており、説明的で抽象的な表現が増えているように感じる。  本当はこちらの本の方が分かりやすいのかも知れないが、不思議なもので、心に響くのは前作のように感じる。もっとも、こちらを先に読めば、また印象は違っていたかも知れない。  p.82バンドエイドをすぐに貼りたがるのはなぜですか?という項が面白かった。このように、誰もがもつ疑問に答えるような形式で進んでいく。  各章の最後に詩が紹介されている。私は、p.32のアジサイという詩が好きだ。筆者のもつ、素晴らしい感性があふれている。

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2015/02/18

個人的には前作よりも好きです。 というよりも、続けて読んで、著者の前作からの成長があるっていうことと、勉強が好きだっていうこと等、本当に知らないことばかり。 自閉症の人も成長して、苦手を克服出来るっていうのは、言われて理解出来ても半信半疑。 でも、著者の克服体験や成功体験を交える...

個人的には前作よりも好きです。 というよりも、続けて読んで、著者の前作からの成長があるっていうことと、勉強が好きだっていうこと等、本当に知らないことばかり。 自閉症の人も成長して、苦手を克服出来るっていうのは、言われて理解出来ても半信半疑。 でも、著者の克服体験や成功体験を交えることで自分の中に理解として下りてくるし、著者が前向きに夢や目標を語っていたのが良かったです。 前作は中学生だったから、文章や自身の感情に説明がついてんし部分もあったのかも。 今作の方が読みやすいと感じた。 著者の存在や作品は多くの自閉症の子供を持つ親を救ったと思います。

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2014/10/18

前回の著書に続き、今回も読んでいると心が綺麗だな、と思う。自分の使命を知る、というと大げさかも知れないが、連載エッセイや講演会など徐々に活動の幅を拡げ、世の中での自閉症に対する理解を深める活動に取り組んでおられる姿に、エールを送りたい。

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2014/09/02

自閉症の人が何を考え何を感じているか、非常に分かりやすく書いています。 職場、学校、家族に自閉症の人がいる人は、みんな読んでみるといいと思いますj。 たとえ身近な自閉症の人が、著者とは違う性格や個性であっても、「こういう人もいるんだ」と知っておいて困ることはありません。何が不自由...

自閉症の人が何を考え何を感じているか、非常に分かりやすく書いています。 職場、学校、家族に自閉症の人がいる人は、みんな読んでみるといいと思いますj。 たとえ身近な自閉症の人が、著者とは違う性格や個性であっても、「こういう人もいるんだ」と知っておいて困ることはありません。何が不自由なのかどうされるとうれしいのか、語れない自閉症の人のために、この本が世に出たのは画期的だと思います。

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2011/05/05

2冊まとめて一気読み。 操縦しにくい、不良品に乗ってる感じ…ってゆう苦労が とっても解り易く説明されてた。 原始に近い感覚なのだろう…と本人も語ってたけど、 きっとそうなんだなぁ。 自閉症って、ひとくくりにしていいのか?って程、症状が違うから、 きっと一概には言えないのだろうけ...

2冊まとめて一気読み。 操縦しにくい、不良品に乗ってる感じ…ってゆう苦労が とっても解り易く説明されてた。 原始に近い感覚なのだろう…と本人も語ってたけど、 きっとそうなんだなぁ。 自閉症って、ひとくくりにしていいのか?って程、症状が違うから、 きっと一概には言えないのだろうけど、彼の場合をきちんと説明してくれるだけで、 他の人も、自閉意外の隣人さえ、それぞれの感じ方をしてるのだろうな…と考えさせられた。

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2011/01/28

自閉症の高校生が、自分や自閉症について語る本。 著者にも、自閉症特有の様々な行動があるそうだが、それらについてしっかり自覚していて、また理由や、「こうして欲しい」という思いがあるということに、当たり前なことかもしれないのだが、驚いた。 今まで、言葉が出ない自閉症児に何人か接す...

自閉症の高校生が、自分や自閉症について語る本。 著者にも、自閉症特有の様々な行動があるそうだが、それらについてしっかり自覚していて、また理由や、「こうして欲しい」という思いがあるということに、当たり前なことかもしれないのだが、驚いた。 今まで、言葉が出ない自閉症児に何人か接する機会があったが、彼らも言葉にしないだけで色々な感じ方をしていたんだと実感した。(ある意味赤ちゃんに対するように接していた自分を反省した) 特別支援に関わる人には必読の本だと思う。

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