あぽやん の商品レビュー
2008年第139回直木賞候補となった本。 「あぽやん」ってなんのこと? 大阪人の私のあたまにすぐに浮かんだのは「あほやん」のこと? 「あぽやん」とは、「あぽ」(APO)=「空港」(Airport)という略語から派生した旅行業界用語で旅行代理店に勤め、空港に異動した人のことだそう...
2008年第139回直木賞候補となった本。 「あぽやん」ってなんのこと? 大阪人の私のあたまにすぐに浮かんだのは「あほやん」のこと? 「あぽやん」とは、「あぽ」(APO)=「空港」(Airport)という略語から派生した旅行業界用語で旅行代理店に勤め、空港に異動した人のことだそう。 その仕事内容は多岐にわたり、発券ミス、重複予約、問題ありな顧客の対応等、空港カウンターで起こるさまざまなトラブルへの対応だそうで・・・ この本でもそんなトラブルが多発です。 知りませんでしたが、ドラマ化されていたのですね。
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長旅の間に気楽に読むには良いが、ちょっと内容薄くないかな? この手の世界、悩める若者を中心にした群像劇を扱う媒体としてマンガという強力なライバルがいる訳で、普段の通勤時間に読んでいたら相当がっかりしていたかもしれない。
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空港を利用するときしばしば社員が忙しく駆け回るのをみたり場内アナウンスをきくことがあるがレイト・ショウとかのトラブルなんですよね。専門的な事情を知り、より身近に感じられます。 サラリーマンの杞憂をやお客様サービスを描いて世のサラリーマンを共感させる一篇。あぽやんの誠実なお客様対応...
空港を利用するときしばしば社員が忙しく駆け回るのをみたり場内アナウンスをきくことがあるがレイト・ショウとかのトラブルなんですよね。専門的な事情を知り、より身近に感じられます。 サラリーマンの杞憂をやお客様サービスを描いて世のサラリーマンを共感させる一篇。あぽやんの誠実なお客様対応にほっこり。 空港には定時に到着しないとね。
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ドラマたまにみていて、うっすら知っていた。 ドラマの相関図やあらすじなどを見ながら、読んでみた。 ドラマでは気づかなかった思いがあり、ふと小説は小説の。 ドラマはドラマの。映画は映画の。 それぞれの良さがあると父や仲良くして頂いてる方の言葉を思い出した☆ 今回はそんなことを改め...
ドラマたまにみていて、うっすら知っていた。 ドラマの相関図やあらすじなどを見ながら、読んでみた。 ドラマでは気づかなかった思いがあり、ふと小説は小説の。 ドラマはドラマの。映画は映画の。 それぞれの良さがあると父や仲良くして頂いてる方の言葉を思い出した☆ 今回はそんなことを改めて感じた読書 仕事の使命は何を提供出来るかで、それを使命と取り組むことに面白さがある。 好きなことをやりなさいではなく、 どうやったら仕事を楽しめるのか、なぜやるのか?、何のために、誰のためにやるのか。 そういうことは日々自分に問い続け人間から分かっていく。 問い続けることなく、使命ややりがいは生まれない。 生まれても上っ面、だから疲れる、だから楽しくない。 少なくともどんな仕事もどうすれば楽しめるかを常々考えて、生きてきた私。 基本大切な人以外に興味はないが、赤の他人だろうと目の前の人が暗い顔なのは嫌で、そういう人をみると、笑われようとしている。 笑わせるのは、難しいけど、笑われることは出来る☆ まだまだ、まとまってないが、何のためにを考えるようになって5年6年と過ぎた最近理解していること。
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遠藤慶太は29歳。大航ツーリスト本社から成田空港所に「飛ばされて」きた。返り咲きを誓う遠藤だったが、パスポートの不所持、予約消滅といった旅客トラブル解決に奮闘するうちに空港勤務のエキスパート「あぽやん」へと成長してゆく。個性豊かな同僚たちと仕事への情熱を爽やかに描いた空港物語。
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自分にとって空港は、普段の生活から遠い存在であまり縁がない場所。 でも、今回この話を読んで空港にもいろんな人達のドラマがあることを実感した。 旅行もだけど、まず空港に行きたくなりました♬
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空港って華々しい職の人ってイメージあるけど、こういう仕事してる人も当然いるんだよなーと改めて思った。主人公の成長ぶりもよかった。人と人との温かさを感じる。
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テンポよく展開していく運びが心地よかった。連ドラのような「THE・チーム観」を感じつつ読んでいたら、なんだ、やっぱりドラマ化されていたのね(笑)活字のうちから個々のキャラクターが立っていて、脳内映像として楽しめる作品。 個人的には「ねずみ」のくだりで“人間として男性よりも脆くて危...
テンポよく展開していく運びが心地よかった。連ドラのような「THE・チーム観」を感じつつ読んでいたら、なんだ、やっぱりドラマ化されていたのね(笑)活字のうちから個々のキャラクターが立っていて、脳内映像として楽しめる作品。 個人的には「ねずみ」のくだりで“人間として男性よりも脆くて危なっかしい女性たちの闇を、女性よりも優れた(人事の仕組み的にも)立場である男性が覆い隠してあげる” というテンプレを感じて、なんだかなあ、と思ってしまった。と言いながらも、なにも知らされず女性スタッフを派遣したら相手がマルボウなお客さまだったことを厳しく非難する今泉さんには惚れ直したわけなので、われながら女って難しいと思う。彼女らを束ねる遠藤さんの苦労も思いやられます。
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※このレビューにはネタバレを含みます
必要以上にキャラクターやシチュエーションを大仰に描くドタバタ系のコメディは嫌いなので、この作品も特に前半は読むのがキツかった。何度途中で止めようと思ったことか。なんとか読了。 あと、ねずみのくだり。 > 「女の子ばかりのオフィスだから、どうしたって摩擦や軋轢は生まれる。(後略)」 なんていう理由で、女性職員が職場全体(どころか、取引先や顧客にまで)に大迷惑を掛けるような、職業意識にもモラルにも欠ける行為を行うことが暗黙の了解で許容されているという描写が、女性を馬鹿にしているようでとてつもなく不愉快だった。
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あぽやん!! ツアー会社空港カウンターの最後の砦として、そのトラブル処理のエキスパートに付けられた呼称。 ツアー会社にとって、空港所は出世コースから外れた閑職だ。 遠藤慶太は、大航ツアーの若手。 仕事の失敗もないのに空港所に飛ばされ、くさる慶太。 一年間先輩あぽやんからOJTを受け、カウンター業務の女性社員に囲まれたシフトのスーパーヴァイザーとして奮闘する物語。 あぽやんの心意気は、笑顔でお客様を見送ること。 その使命はどんなトラブルに見舞われても「お客様を必ず出発させる!」 空港カウンターで出会う悲喜こもごも。 何気なく旅立っていくその通過点。こんなに熱い気持ちがあったとは。 がんばれ、慶太! 旅は続く(笑)。
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