神様のカルテ(2) の商品レビュー
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ブラックアウトの時に家の外で見た満天の星空を思い出した。周りに高い建物も無く遠くの病院の窓がわずかに光っているだけだった。生涯記憶に残る素晴らしさだった。
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夏目漱石が好きな変人医師栗原一止。 不思議と文学風な変な言葉遣いにも慣れてしまう。 仕事のできるナース、山岳カメラマンの奥様、クソまずいコーヒーを作るガサツな外科医、彼の恋人の可憐なナース等等登場人物が魅力的で面白い。
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2度目の読了。 24時間365日営業の病院で昼夜を問わず働く医師が主人公。忙しい中にも医療とはなにか、病院とは、医師とはどうあるべきか。ひいては人間とはどういうふうに生きたいかを常に考えさせられる作品。 後半にかけて辛くも心温まるストーリーでまた読みたい名作。
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『この町に誰もがいつでも診てもらえる病院を』 大狸先生の志を実現すべく支える古狐先生。 二人の絆は友情とかいう言葉を軽くはみ出してしまうほど強く深い。この二人の絆も、夫婦の絆も。 「人が死ぬということは、それで何かが片付くと言うことではない。新たな何かが始まるということですらな...
『この町に誰もがいつでも診てもらえる病院を』 大狸先生の志を実現すべく支える古狐先生。 二人の絆は友情とかいう言葉を軽くはみ出してしまうほど強く深い。この二人の絆も、夫婦の絆も。 「人が死ぬということは、それで何かが片付くと言うことではない。新たな何かが始まるということですらない。大切な絆がひとつ、失われるということである。そのぽっかりと空いた空気は、何者によっても埋められない。」 私自身も、長年連れ添ってきた相方を亡くすことを考えると身体中の血の気が引いていく。 第二作もじわじわと感動が内側から湧き上がってくる。イチとハルが考えた粋なはからいは、きっと夫婦に届いたろう。満天の星の下で惹かれあって結ばれた二人には何よりのプレゼントだったろう。 『神様のカルテ』を読んでいると厳粛な気持ちになる。 そして医療に携わっている方々に感謝の念が強くなる。ありがたい。
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良い人や若い人、世の中の役に立っているような人が亡くなるのを見るのは辛い。見送る方もどうやって区切りをつけたらいいのかわからず呆然としてしまう。消えそうな命をどうにかして燃やしてあげたいと思うけれど、寿命には勝てない。亡くなる命、再生する命、天寿を全うする命がリアルに描かれていて...
良い人や若い人、世の中の役に立っているような人が亡くなるのを見るのは辛い。見送る方もどうやって区切りをつけたらいいのかわからず呆然としてしまう。消えそうな命をどうにかして燃やしてあげたいと思うけれど、寿命には勝てない。亡くなる命、再生する命、天寿を全うする命がリアルに描かれていてラストにかけて号泣した。
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夏川草介さんの話は 相変わらず、厳しくも温かい 以下、心に残った言葉 「昼も夜もなく働く千夏を見てみんなは『立派なお医者様ですね』だってさ。狂ってると思うんだよ、僕は 夜駆けつけなかった医者に、なぜ来なかったかと中傷し、自分は正しいと勘違いしている。医者であるが、家族のある人だ」 「星が綺麗ですね) 「星のことはいいんです 大事なのはあなたです」
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1より泣けた。夏川作品には悪人が出てこない。かの事務長でさえ、池井戸作品に出て来るような憎むべき悪人ではない。皆が良い人であり、物語は優しく進んでいく。2は1より登場人物に肩入れができた。読みこなれてきたと言うべきか。残り3冊が楽しみである。人の死を書くのがうまい。
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ちょっと、一止先生嫌いになりそうやったわ。 自分の価値観押し付けて、他人の頭にコーヒーかけるって、どうしたんでしょう。 救急病院の実情は知らないけれど、私の勤務先の病院は、急変対応、お見送りは、日直当直医がしてますよ。最近の話じゃなくて、ずっと昔から。医師の働き方改革、最先端病院かも。 一止先生が頑張ってるのはわかるけど、自分が間違ってるかもって微塵も思わないほどに脳みそがバグってるね。 一止先生、休みましょう。コーヒーかけるのはやめてあげて。 作者の夏川草介さんも医師の理不尽な働き方に一石投じたい気持ちが大きかったんでしょうね。 はるさんも、閉店後の店を開けさせて、酒飲ませろってキャラはびっくり。そんなキャラ設定やったかな。 2巻のはるさん、あざといな(もしかしたら、1巻からあざとかった?忘れた笑)。 2巻は、人間いいところもあれば、悪いところもあるなっていう、人間らしさが描かれてよかったと思う。 古狐先生、安らかに。 『スピノザの診察室』の続編『エピクロスの処方箋』がそろそろ発売みたいで、楽しみ。
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過酷な勤務形態の中で患者の為に奮闘している 医師の姿に頭が下がる思いで読みました 皆が優しくて互いを思いやる姿に胸が熱くなります
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第3巻の感想を書こうとして、第2巻の感想を書き漏れていたことに気づいた。心揺さぶられる情景が、読み終わってもなお頭から離れなかったからだろうか。 聖職と呼ばれる職業に従事している方々の使命感に基づく滅私奉公は、ご本人のみならず、ご家族の犠牲の上に成り立っている。そしてその重い事実...
第3巻の感想を書こうとして、第2巻の感想を書き漏れていたことに気づいた。心揺さぶられる情景が、読み終わってもなお頭から離れなかったからだろうか。 聖職と呼ばれる職業に従事している方々の使命感に基づく滅私奉公は、ご本人のみならず、ご家族の犠牲の上に成り立っている。そしてその重い事実から私たちは、目を背け続けている。逃げ恥でみくりさんが叫ぶ「それはやりがい搾取です!」に心底から驚いた私のような「昭和な人」には、タツさんに白い目を向けた多くの人々と同様、おかしいと気づいてすらいないのかもしれない。 本庄病院で人間らしい穏やかな最期を迎えることができた二組のご夫婦の歩んできた道のり。読み終わってもなお、その想いが頭から離れない。
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