いのちのパレード の商品レビュー
とにかく、恩田陸ワールド全開 なんだかモヤのなかで手探りしているよう、それでいてメッセージめいた読後感がある。 SF、ラブ・ロマンス、ミステリー、サスペンス、ホラーとさまざまな感情が入り混ざり、もはや異次元の詩(ポエム)って……。 感想すら書いててわからなくなる。 本当に引...
とにかく、恩田陸ワールド全開 なんだかモヤのなかで手探りしているよう、それでいてメッセージめいた読後感がある。 SF、ラブ・ロマンス、ミステリー、サスペンス、ホラーとさまざまな感情が入り混ざり、もはや異次元の詩(ポエム)って……。 感想すら書いててわからなくなる。 本当に引き出しの多い人。
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表題作含む15編を収める短編集。 SFといった話がメインであるが、現実離れしているのに妙に現実的に感じてしまう。個人的には世界観がわからない作品もあったが、妙にしっくり来てしまう作品もあった。 これだけの作品があれば、好みの作品は見つかると思う。
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その辺の石も怖いし隙間も怖い。善良なる教え子はもっと怖い。 あとがきにて「短編が苦手」とあったのが信じられない… ジャンルも様々で、一冊でこんなに壮大で考えたこともない世界が見えるとは思わなかった ゾクッとするけどつい次を求めてしまう不思議な魅力
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蜂蜜と遠雷が最高に面白くて、前から読みたかった夜のピクニックも面白くて、私、恩田陸大好きなんだ!と思って手に取ったいのちのパレード。なんとなく分かるのもあるけれど、ちっともさっぱり分からない。まだ半分くらいで読み切れるかどうかは謎。おすすめの作品があるなら誰か教えて欲しい。 追記...
蜂蜜と遠雷が最高に面白くて、前から読みたかった夜のピクニックも面白くて、私、恩田陸大好きなんだ!と思って手に取ったいのちのパレード。なんとなく分かるのもあるけれど、ちっともさっぱり分からない。まだ半分くらいで読み切れるかどうかは謎。おすすめの作品があるなら誰か教えて欲しい。 追記。半年近くかかってようやく読み終わった。面白いかもと思ったのはSUGOROKUくらい。全部読んでみて分かったこと、ああそうか、自分には難しすぎたんだ。
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作品紹介・あらすじ あちこちから指や手の形をした巨岩が飛び出す奇妙な村に、妻と私はやって来た(『観光旅行』)。主人公フレッドくんが起き抜けから歌うのは、ミュージカルだから(『エンドマークまでご一緒に』)。「上が」ってこの町を出るために、今日も少女たちはお告げを受ける(『SUGO...
作品紹介・あらすじ あちこちから指や手の形をした巨岩が飛び出す奇妙な村に、妻と私はやって来た(『観光旅行』)。主人公フレッドくんが起き抜けから歌うのは、ミュージカルだから(『エンドマークまでご一緒に』)。「上が」ってこの町を出るために、今日も少女たちはお告げを受ける(『SUGOROKU』)。小説のあらゆるジャンルに越境し、クレイジーで壮大なイマジネーションが跋扈する恩田マジック15編。 ***** 15篇からなる短篇集。 この著者の作品は「夜のピクニック」を読んだ記憶があるのだけれど、読んだ記録が残ってないので読んだ気になっているだけかもしれない。結構面白かったな、といううすぼんやりとした印象は残っているのだけれど。 それはそれとして。 この短篇集、それなりに面白かったです。「それなりに」なんて曖昧な言葉で感想を濁しているようだけれど、事実そうとしか言えない(汗)。 別に否定的な感想を持っている訳ではないのだけれど、今一つ「ああ、面白かった」と胸を張って言えないもどかしさはある。だから星は三つ。 余談だけれど、白黒はっきりしない結末が嫌いな人にとっては、相当に不愉快な一冊かと思います。
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ちょっと面倒くさい話を。 人ってラベルを張りたがりますよね。〇〇って細かい人、私は文系、彼女は理系、とか。 もちろん、それは個々人の目立つ・印象的な部分を取り出して言っているわけで、それがすべてではない筈です。文系男にもロジカルな部分はあろうし、冷徹で詰めてくる上司にも詩的で感情的な心の動きがあるかもしれません。 ・・・ 何を言いたいかというと恩田陸氏です。一つの色に染まらない、実に多様な作品をかける方だなと。 私にとって当初恩田氏はヤングアダルト・青春系のラベルの方でした。氏の作品で一番初めに読んだ「夜のピクニック」の印象が強かった。作品も好きなのです。 ところが爾後色々読んでいくと、モダンホラー系の作品や舞台を想起させるドラマ等、当初の印象は徐々に書き換えなくてはならないと思うようになりました。 そして本作に至っては、「奇想短編」集です。 私の当初の印象からは、かなり遠いところに来てしまいました。そして、改めてその幅の広い作風に驚いた次第です。 ・・・ で本題。 短編はどれも作風が異なるのですが、どれもが明かに現実世界を描いたのではないので、読んでいて違和感を感じながら読み進めた次第です。 そのあたりの「引っかかり」「没中できなさ」が私にとっては星新一を想起させました。教科書の「おすすめ図書」みたいなのに名前を見つけて読んでみるも、どうにもしっくりこず、何だよ「おすすめ」のわりにいまいちじゃねえかよ、と。 今は長じて、この「没入できなさ」は自分の趣向と距離があるという解釈ができます。そして、別につまらないわけではないのです。このあたりは表現が難しいのですが・・・。なんというか、よくもまあこんな作品がかけるなあという驚き? で、その中でも印象的だったものを幾つか。 ・・・ 小学生と思しき三兄妹がことばの印象から幻影を具象化する「夕飯は七時」。擬態語など「ことば」の心象ってありますよね。そのような心象が形になるという着想がすごい。そしてこの子どもたちをこれを必死に防ごうとする姿が可愛らしい。 リアル野球版よろしく、リアルに双六が展開される王国を描く「SUGOROKU」はホラーチックな作風。王国を支配する三姉妹は、王国から女子を集め、リアル双六を行わせるのが慣例。「上がり」となると豪華な褒美を取らせて出身の村に返すという話だが、実際には・・・。 「エンドマークまでご一緒に」はミュージカルの主人公の独白の話。現実の生活をミュージカルで行うという奇想天外のストーリ。主人公は自己省察的に「寝起きに歌うなんて辛いけど、ミュージカルだから仕方ない」とか「僕を追いかけるオーケストラ連中も汗だく」など、この奇妙な設定をユーモラスかつ冷静に評価。タイトルも、仕掛けまで理解している読者を想定したネーミングであり、一層味わい深いものとなっていると思います。 これ以外にもホラー系・スリラー系は読みごたえのあるものが多かったと思います。 ・・・ ということで恩田氏の短編集でした。 解説で杉村松恋氏が海外の奇想作家と並べてアツく激賞していましたが、素人の私はそうした海外勢は全く知らない方々でした。 風変りな話、ホラー系、SFが好きな人にはお勧めできる作品だと思います。
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恩田陸さんらしい寓話的な物語を中心に、様々なテーマの少し不思議な世界の作品が並ぶ。これぞ奇想短編集という、一冊。 世界観に浸りたくて、一日に一話ずつ読んでいたから読み終わるまで時間がかかったよ。
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恩田陸さんの短編集、やっぱり面白い。 不思議な世界観のストーリーが詰まっている短編集です‧⁺ ⊹˚ 本のタイトルにもなっている‘’ いのちのパレード ‘’は 生物の誕生〜絶滅 を考えさせられました。 いつかは人間も...
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2022.5.23. なんとなく「不思議」な気持ちになるような短編集。大きな括りではまとまり感があるけど、バラバラな印象もあって「不思議だなぁ」と感じていたけど、最後の話以外は連載していたものだと知って妙に納得した。雑誌に掲載された順番に並べてあったということもあって、この「連...
2022.5.23. なんとなく「不思議」な気持ちになるような短編集。大きな括りではまとまり感があるけど、バラバラな印象もあって「不思議だなぁ」と感じていたけど、最後の話以外は連載していたものだと知って妙に納得した。雑誌に掲載された順番に並べてあったということもあって、この「連続性はないけれども妙なまとまり感はある不思議な短編集」という印象に繋がったのかなぁと。 恩田陸作品は振り幅が広い、そういう意味ではこの短編集はまさに恩田陸って感じだった。 わたしが好きな恩田陸作品の雰囲気は、『蛇と虹』『sugoroku』辺り。次点が『夕飯は七時』『走り続けよ、ひとすじの煙となるまで』かな。鮮烈な文章ではっとさせられる、だから恩田陸作品はやめられないって思ったのは『スペインの苔』『あなたの善良なる教え子より』。タイトルにもなっている『いのちのパレード』は苦手な感じの恩田陸作品。 最後に、書下ろしの『夜想曲』はタイトルもぴったりで素敵だった。登場するものたちは自分とかけ離れているのに、終始柔らかな風が頬を撫でて懐かしい香りがする、そんな感じの優しい気持ちになる作品。だから恩田陸作品が好きなんだよなァ。
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恩田陸の持つ独特のほの暗さが目立つこの一冊。 よくこんなに様々な設定を思いつくなと思わされる。 とくに一番最初の巨人の意思の話や、すごろくの話は特に印象に残った。 実際に続きを読んでみたいと思う作品も多くあったけれど、この短さの短編が何作も続いているからの不穏さもこの作品も魅力で...
恩田陸の持つ独特のほの暗さが目立つこの一冊。 よくこんなに様々な設定を思いつくなと思わされる。 とくに一番最初の巨人の意思の話や、すごろくの話は特に印象に残った。 実際に続きを読んでみたいと思う作品も多くあったけれど、この短さの短編が何作も続いているからの不穏さもこの作品も魅力ではないだろうか。
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