ある日、アヒルバス の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
Tさんのおすすめ。 なぜ、男性ストリップに照明をあてているのか。 なぜ、チップに必要なお札を用意しているのか。 なぜ、マネキンでチップをパンツにはさむ練習をさせるのか。 銀座三越のライオンを退治するのか、 築地本願寺を忍び足で歩くのか。 それは主人公のバスガイド高松秀子、通称デコが、 バスツアーのお客様に楽しんでほしいから。 敬愛する先輩が辞めてしまい意気消沈する中、 新人研修を担当させられたデコが、自分自身も成長していく。 こう書いてしまうと全然面白くないが、 ベテランガイドの鋼鉄母さんとその息子、 友人ではなく同期アキ、 個性あふれる新人たちと、登場人物がぶっとんでいて面白い。 行ったことのある東京の観光地が次々と登場するのも楽しいし、 さらに、巨人の星とか、ぐずでのろまな亀とか、川口博探検隊とか、 古いネタがでてくるのも笑える。 アヒルバスのバスツアーで「東京」に行きたくなること、間違いなし。
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観光バスガイドのの舞台裏を面白可笑しく描いたコメディ小説。不惑の登場人物が沢山出てくるがどれもスッキリした結末に至らない。
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アヒルバスバスガイド高松秀子奮闘記。頼りになる三原先輩が辞めて回ってきた新人教育係。ツアーの個性的なお客に振り回された上に一癖二癖ある新人たちの教育に頭を悩ませる。それでも今日も笑顔で東京をご案内。久々にバスガイドさんのいるバスツアーに行きたくなった。で、結局小田切運転手とはどう...
アヒルバスバスガイド高松秀子奮闘記。頼りになる三原先輩が辞めて回ってきた新人教育係。ツアーの個性的なお客に振り回された上に一癖二癖ある新人たちの教育に頭を悩ませる。それでも今日も笑顔で東京をご案内。久々にバスガイドさんのいるバスツアーに行きたくなった。で、結局小田切運転手とはどうなった?
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ここのところずーっと、会社の先輩にお借りした本が続いている。 この本も然り。 痛快、お仕事小説。 まぁ、賑やかい。 文字なのに、主人公の明るさが本の外まではみ出てくる(笑) バスガイドとして働く高松秀子は、仲間からはデコという愛称で呼ばれている。 入社五年目となったが、...
ここのところずーっと、会社の先輩にお借りした本が続いている。 この本も然り。 痛快、お仕事小説。 まぁ、賑やかい。 文字なのに、主人公の明るさが本の外まではみ出てくる(笑) バスガイドとして働く高松秀子は、仲間からはデコという愛称で呼ばれている。 入社五年目となったが、信頼していた先輩が退職してしまい、自分が新人研修の教育係に任命される。 失敗あり、事件あり、笑いありの楽しい小説。 ナースのお仕事っていうドラマを昔見たことがあるが、終始そんなノリ。 ドラマに出来そうな本だなぁつて思って本を閉じたが、検索してみると、ドラマもヒットした。 やはりドラマになっていたのか!(笑)
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短編集なので一話一話さらりと読める。 内容も著者の作風そのままの、クスリとくるものに少しの涙。 話が多く、途中で少しダレるのが残念。
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アヒルバスのバスガイド高松秀子、通称デコは、新人研修の教育係となり、奮闘する。 明るく、元気で、ポジティブなデコについ感情移入しちゃいます。パワーいただける小説です。
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いい本だなあ。デコとチェキッコが「アヒルバス社歌」を唄うところで目頭が熱くなった。あと、「リアルデコ」で三原先輩がデコとの思い出を思い出しているところ。嫌なことが一杯あっても明るく振る舞うデコがホントにいい。大好きだ。
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東京の観光をになうアヒルバス会社。バスガイド歴5年のデコこと高松秀子は、まだ客に振り回される日々であった。先輩の三原さんが退職した後、秀子は新人の教育係を任される。しかし新人研修はトラブルばかりで一向に進まず…。 山本幸久の作品だからと期待したのだが、これは期待はずれ。『凸凹デ...
東京の観光をになうアヒルバス会社。バスガイド歴5年のデコこと高松秀子は、まだ客に振り回される日々であった。先輩の三原さんが退職した後、秀子は新人の教育係を任される。しかし新人研修はトラブルばかりで一向に進まず…。 山本幸久の作品だからと期待したのだが、これは期待はずれ。『凸凹デイズ』などと同じようなキャラクター重視の作品であるが、悪ノリと自己満足がすぎる部分が目に余る。 ストーリーの展開としては、もちろんしっかりしており、まずツアーで小手調べ。その小手調べで伏線を張りまくって新人研修。新人研修中に伏線を拾いまくるというもの。教科書どおりともいえるポジティブな話で、ストーリー自体に不満はない。 しかし一方で、最初のツアーから「笑点」「チャットモンチー」「偽伯爵」など和ませようとしている努力が、空回りして、逆にわかりにくいうえ、ぼんやりした印象である。また、デコの生い立ちにからめて、1970~80年代くらいの懐メロを入れてくる気持ちはわからぬでもないが、『三丁目の夕日』のような、やりすぎ作り過ぎな居心地の悪い感覚を覚える。戸田カオルの変な口調も、出てくるたびに冷めてしまった。 伏線もストーリーもイベントも、まあ、笑点町長のところまで行くのは行き過ぎとしても、よくできているのに、小道具で胡散臭さを出してしまったのは失敗だった。山本幸久の持ち味である、ストレートで飾りの少ない、キャラクター自身の持ち味で突っ走って欲しい作品であった。 あと、書き下ろしのアウトテイクは、やっぱりいらないわ。蛇に足を描いてしまったな。
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なんでもない日常だけど さらっと読めて笑えてドラマを見ているような感覚になる。 強いメッセージ性はないけど みんなが頑張ったり 少しずつ成長する姿はいい! カオルくんの濃いキャラは密かに好き 笑
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良かった~。働く女子の一生懸命な感じに超共感してしまった。あこがれの先輩みたいになりたいけど、けどなれない、頑張りたい、もうヤダ。そんなぐっちゃぐちゃな感情。う~ん、山本先生の心理描写ホントうまい。
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