不動カリンは一切動ぜず の商品レビュー
設定やストーリーはそれなりに面白い。唐突に出てくる場違いに思えるものでもちゃんと物語の歯車になってる所など、しっかりしてるとは思う。 しかし文章は独善的で、アスペチックだ。読者が付いてこれるかどうかなどあまり考えていないのだろう。もっと細部に魅力があれば牽引力の強い文章だと褒める...
設定やストーリーはそれなりに面白い。唐突に出てくる場違いに思えるものでもちゃんと物語の歯車になってる所など、しっかりしてるとは思う。 しかし文章は独善的で、アスペチックだ。読者が付いてこれるかどうかなどあまり考えていないのだろう。もっと細部に魅力があれば牽引力の強い文章だと褒めることも出来るのだが。 ラノベ業界はこれくらいのがスタンダードになればいいのに、と思いました。
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信念を貫き過ぎて自壊して、神を追い求めて人間をやめ、神の言葉のみを信じて虚となり、そんな大人達に翻弄されつつも、少女たちは健気に『愛』に生きる。そんな物語です。 幸せを望むなら、信心もほどほどにってことでしょうか?
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設定が良く引き込まれましたが、本編が力不足で設定を生かしきれてませんでした。 本編はさらわれた友達を探すというただの追いかけっこ。
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“もう、わたしのとるべき道は一つしかなかった。 「大丈夫だよ、わたしは自由になる方法を知ってるから」 わたしはスパナでパパの頭を殴った。本気で。何度も何度も。まるで自分が叩かれてるみたいだと思った。思っただけだ。パパはわたしではない。別の人間だ。痛みだって共有しない。だから傷つけ...
“もう、わたしのとるべき道は一つしかなかった。 「大丈夫だよ、わたしは自由になる方法を知ってるから」 わたしはスパナでパパの頭を殴った。本気で。何度も何度も。まるで自分が叩かれてるみたいだと思った。思っただけだ。パパはわたしではない。別の人間だ。痛みだって共有しない。だから傷つけることができる。パパがわたしを傷つけたように。”[P.33] 宗教とか神様とか。 “「こいつらは神なんかじゃない。よく見ろ」言葉がナイフを振るいながら神の顔を指差す。 「全部、大月小夜の顔をしてるぞ。この空間は何から何まで大月小夜だ」 「何が悟りだよ。引きこもっただけじゃん。どこまで心が弱いんだ!みんな、力を貸して!私の親を更生させる!」 火輪は神たちを切り裂いていく。人間をたぶらかす神様なんていらない! 『ほほう、ずいぶんと神を殺しておるのう。爽快爽快!』 『不動明王様、こんなの神様じゃなくて偽物でしょ?』 『いや、これはこれで神の一種だ。なぜなら人間の心の平安のためだけにあるのも、また神じゃからな。こいつらはいわば大月小夜のお守りのためだけの神じゃ』”[P.346]
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近未来のお話。 遺伝子をおびやかす謎の病気がひろまった。 (現在のHIVウィルスを元にしているのかな) そのことにより、人類は自分の遺伝子に執着しなくなった世界のお話。 相変わらずの独特な世界観で物語はすすんでます。 精神的に辛いとまではいわないけど、若干気持ち悪いような表現があったりするのが特徴的。 最終的にハッピーエンドにはなっているのだけど、 なんだかスッキリしないストーリーでした。
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百合で健全な関係の少女二人によって話が展開していく。 主役カリンは超消極的な女の子。対して親友トタンは活発、はつらつとしてる。二人は学校の課題で数年前に起きた、修学旅行中のバスが崖から転落した事故について調べることに。実は事故ではなくある宗教団体が絡んだ事件だった。中盤頃でトタン...
百合で健全な関係の少女二人によって話が展開していく。 主役カリンは超消極的な女の子。対して親友トタンは活発、はつらつとしてる。二人は学校の課題で数年前に起きた、修学旅行中のバスが崖から転落した事故について調べることに。実は事故ではなくある宗教団体が絡んだ事件だった。中盤頃でトタンがさらわれる。普段は超消極的なカリン、だが親友の一大事。お不動様の導きでトタンを救いにいく。無事救いだしハッピーエンド。ちゃんちゃん
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始めの大月小夜の章で語られる、社会背景の設定だけで、☆みっつは決定!と思うくらいの衝撃。皮肉でダークな結論。でもそれに至る論理展開は、意外にまっとうなエクストラボレーションである。 でも、その後の展開は、割と普通の電波系のライトノベル(というジャンルがあるのかどうか判りませんけれ...
始めの大月小夜の章で語られる、社会背景の設定だけで、☆みっつは決定!と思うくらいの衝撃。皮肉でダークな結論。でもそれに至る論理展開は、意外にまっとうなエクストラボレーションである。 でも、その後の展開は、割と普通の電波系のライトノベル(というジャンルがあるのかどうか判りませんけれど・・・)だった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
読みながら「リコーダー持った少女が甦る話に似てるよなぁ」 とか思ってたら、同じ作家さんでした……。 これも設定はSFっぽいけど、同じような青春万歳もの。 うんうん、青いなぁ~ ちょっと中学の演劇部みたいだよなぁ~ と、正月からほのぼのしました。
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設定も面白く、展開にも勢いがあって、ああ、でもなんだか僅かにもったいなさを感じる物語だった。あと少し何かが違えば、和製SFとしてなんだかひとつ大きな壁をぶっ壊せるものになっていた気がするのだけれど。ものすごく面白かったからこそ、なんだか引っかかってしまった。
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下手!つまらん!典型的な尻すぼみ。最初の設定はおもしろかったのに、筆力がないのか、つまらないほうつまらないほうにいって、全く盛り上がらず終わる。何度も「そっちじゃねえだろ」と思った。
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