安売りしない会社はどこで努力しているか? の商品レビュー
役員の本棚で発見。勝手に読んでみた。 値段を下げる前に、できることはたくさんある。 安売りは利益を出すことからの逃げである。 そう言い放つ著者の言葉は、確かにそうだと思う。 が、現実的にはやはり安売りが主流だよなとか考えながら読んでいたが、 パタゴニアなどを例に出...
役員の本棚で発見。勝手に読んでみた。 値段を下げる前に、できることはたくさんある。 安売りは利益を出すことからの逃げである。 そう言い放つ著者の言葉は、確かにそうだと思う。 が、現実的にはやはり安売りが主流だよなとか考えながら読んでいたが、 パタゴニアなどを例に出し、独自のブランドを確立しファンを獲得している理由を説明されているので、確かになとうなずけます。 いろんな会社を例に出してくれるのがいいですね。 これを読んで、自分の会社のことを考えました。 競合他社との比較、社内事情等。なかなかに壁は険しいな・・・ きっと役員も気になってこの本買ったんだろうなと。 あと読んでいてうなずけるのは以下のフレーズ。 ・「価格を下げずに、価格を上げていく」という発想ができるか否かには、少なからず「はじめての会社」「はじめてのボス」が影響しています。安易に値引きをして売る会社や上司の下で経験を積んできたスタッフは、その後もそうしていく傾向があります。 ・良い会社とはスタッフが辞めない会社 ・「SOONやなくて、NOWや!!」 ・「おまえのコダワリそこまでか!?」 目次 :Prologue 利益を出すことから逃げない 1 「安売り」で起こる10の問題 2 あなたは「価値」を売っているか? 3 プライシングのセオリーを忘れる 4 「スタイル」のある会社になる 5 会社自体のファンを増やす 6 「スタッフ力」こそ会社の底力 7 「ライフスタイルブランド」構築への挑戦 Epilogue 「新しい価値を生む」という社会貢献
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そういうことがあった時に たまたま本屋で見かけてタイトル買い。 内容はともかくだけど、 意識をするきっかけにはなった。
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実践ですぐ使える部分もあるが、 あるべき論も多く、もう少し具体的な所まで落とし込んで欲しかったかな!
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日本国内の市場は、どこを見ても縮小傾向。 「減収増益モデル」の構築は、小さな会社にとって急務です。 --H2カバーより 「値決めは経営である」稲盛和夫 --prologueより やっと景気回復傾向に乗ってきたかというところで、あの津波がやってきて、日本の政治も経済をガタガタに...
日本国内の市場は、どこを見ても縮小傾向。 「減収増益モデル」の構築は、小さな会社にとって急務です。 --H2カバーより 「値決めは経営である」稲盛和夫 --prologueより やっと景気回復傾向に乗ってきたかというところで、あの津波がやってきて、日本の政治も経済をガタガタにしていった。 そして電力不足も、経済活動縮小も、今ごろ始まったこっちゃ無いけれど政治不信も、人間を卑屈な方向に引っ張っていきます。 小さな会社ほど、差別化しか生き残る方法は残されていないのに、みんなおんなじ事をして「どこよりも安く」で戦えば、中国産のものに勝てるわけがない。 異質な価値感に共感してもらえる、極めてニッチな市場でのみ小さな銘柄は勝てないのです。 小さな小売り店は、メガストアと価格競争で勝てる見込みははじめからないのですから、どこにも見当たらない商品や価値のサービスを提供するしかない。 どこかで誰かが言っていた。 「戦略」には二つしかない。 大資本を集中して相手を叩きのめし、ライバルを消滅させる「競争戦略」と ライバルの手薄な点だけに集中して、ケンカしないで済ませる「新カテゴリー創出」。資本のない中小企業は、この戦い方しかないのです。 だから「創業時の社長苦労物語」や「伝説の○○」的な、感動要素こそが必要なのです。 この本には、特に新しいことは見当たらないけれど、自分の中でもやもやしていたものが理路整然とスッキリ整理されて、久しぶりに得心に至ることができました。
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価格競争に巻き込まれないためには安売りしないで付加価値をどう付けるかをまずは考える。?大企業ができないことを徹底する。安売りしない会社は例外なくスタッフ力の強化に多大なエネルギーを費やしている。 アイスコーヒーを南極アイスとして800円にする。ワインみたいにデキャンタとグラスでだせば注ぐという体験や涼を楽しむ為の氷の音を付加価値として乗せられる。 お客様を作るという姿勢を持っている店は地域でのコミュニティ活動に熱心。 宅配ピザが寒流スターを起用したキャンペーンをした。ピザを子供が食べたいと言い出して母親がチラシの中から選択する際に選べれる=購買のプロセスを兼有し本当の意志決定者にリーチする事が大事。 男前豆腐の様に世界観を作る。会社のテーマをまずは決める。そのためにはポジショニングを決める。販促物、ユニフォーム、備品、オフィスまでこだわるとスタッフが昨日する。
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プライシングが競争優位性になるのだが、 顧客価値を上げるためには、価格を下げるのではなく、 顧客が感じる価値を挙げろというお話。 特に、競合が400円で一杯のコーヒーを出しているところに、 立地も特にいいわけではなく、味も特別なわけでない場合に、 一杯800円でも売るためにはどうすればいいいのかという点が、 非常に参考になった。 具体的には、店内の内装を高級感のある様に変えるとか、 高級感のあるグラスを使ってみてはどうだとか、 室内の温度を変えて、快適な空間を演出するとか。 アイデアでいくらでも、価格価値以上にお客に満足してもらう事が重要だと感じた。 価格戦略には、低価格戦略、中価格戦略、高価格戦略 あると思うが、特に他社と差別化するためにも、「安売り」という低価格戦略にあたる安易な思考に飛びつかないようにしたい。 パイの奪い合いになって、価格競争に走り、業界全体が 縮小する事は、結局、デフレスパイラルに行きわたり、 日本の国内の価格下落になりかねない。 弊社にも当てはまる戦略があったので、「これは・・・!」と思う箇所が数多くみられた良書であった。
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2011/04/24 当たったー!! こんな仕事がしたいと思う!! 間違いない! まずパタゴニアが好きってとこで共感!
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本屋さんで立ち読みして気になったので。 読んでいくとマイクレドの人と近い人? 2冊には「立ち読みで読んだ時のほうがわくわくした」っていう共通点が私にはありました。 ーーーーーーーーー 価格は単なる数字の羅列ではありません。 場合によっては「うちの会社はこんな会社」という言...
本屋さんで立ち読みして気になったので。 読んでいくとマイクレドの人と近い人? 2冊には「立ち読みで読んだ時のほうがわくわくした」っていう共通点が私にはありました。 ーーーーーーーーー 価格は単なる数字の羅列ではありません。 場合によっては「うちの会社はこんな会社」という言葉よりも強烈な社会へのメッセージになる。 キャッチコピーと同じくらい威力があると考えるのがベター。
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安売りしない会社は「価値を上げつづけている」会社である。お客様がそれを利用することで、少し自慢できるサービスを提供し続けている。ポジショニング、スタイル(体裁)、深み(理念)、スタッフ(サービス)において一貫性ある特別な存在でいなければならないと思った。
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価格を下げずに価値を上げる。 とても共感できました。 参考にできる実例多数。 良いものはパクります。
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