人間関係の心理学 の商品レビュー
研究者たちは、どのように人間関係を計測しようとしたのか、また、なぜヒトは人間関係をつくると考えたのか、その歴史的な流れが分かる本。発達心理学者である著者の視点から集められた資料と、自身の研究がまとめられている。 特に、子どもが親しい人と「愛情のネットワーク」をつくる過程を、素人な...
研究者たちは、どのように人間関係を計測しようとしたのか、また、なぜヒトは人間関係をつくると考えたのか、その歴史的な流れが分かる本。発達心理学者である著者の視点から集められた資料と、自身の研究がまとめられている。 特に、子どもが親しい人と「愛情のネットワーク」をつくる過程を、素人なりにも理解できた。 個人的には、研究の本筋から少し外れた話題も面白かった。 例えば、著者が学生時代に「生と死」を考えたくだりでは、私は日本人的な死生観を強く感じた。 また、「人間関係の研究小史」では、著者の研究が広がっていく過程を知る事ができ、興味深かった。
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