Kiss の商品レビュー
一番好きな作家、小池真理子さんの短編集です。 「翼」「歳月」「白い花のような月」「猫壺」など 大人にしか判らない男女の営みを描く9つの短編が収録されています。 やはり小池真理子さん、読み始めたらその独特の世界感に圧倒されます。 現実から離れ物語にどっぷりと浸かれました...
一番好きな作家、小池真理子さんの短編集です。 「翼」「歳月」「白い花のような月」「猫壺」など 大人にしか判らない男女の営みを描く9つの短編が収録されています。 やはり小池真理子さん、読み始めたらその独特の世界感に圧倒されます。 現実から離れ物語にどっぷりと浸かれました。 亡くなった元夫の亡骸へKissをする作品「夜噺」よばなしでは知らず知らず涙が零れました。 昔も今も変わらない丁寧な作風と美しい文章 人を寄せ付けて離さない斬新な内容、やはり小池作品は大好きです。
Posted by
大人の恋愛。 短編集というのは 概して 物足りなく感じるものだが、小池さんのはそれを感じさせない。一話づつ惹き込まれる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ひと歳重ねた大人にしか判らないであろう、切なく哀しくやるせなく、秘めやかで静かな激情に満ちた、大人による大人のための恋愛小説集。この余韻までも。
Posted by
内容(「BOOK」データベースより) 生と性の、あられもない交わり、大人にしか判らない男女の営みを描く九つの恋愛小説。 目次 翼/歳月/白い花のような月/猫壺/夜噺/廃墟/蒼いトマト/ラプソディ/オンブラ・マイ・フ
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
恐怖小説短編14話。 初出は 「しゅるしゅる」 「蛇口」 著者の自信作は上位3は 「ミミ」 「くちづけ」 「親友」 読んで,やられたと思ったのは 「神かくし」 「足」 「生きがい」 そのほか, 康平の背中 首 ディオリッシモ 鬼灯 車影 災厄の犬 巻末にミステリ,ホラー著作リストがある。
Posted by
5年以上前に著者の本を読んだ時は、理解できないことが多すぎて投げてしまったのだが、今は投げることなく読み終えることができた。どうやら、当時理解できなかったことが理解できるようになったらしい。 大人の事情というものは、表に出すべきではないことが多すぎる。時間を重ねて初めて、理解でき...
5年以上前に著者の本を読んだ時は、理解できないことが多すぎて投げてしまったのだが、今は投げることなく読み終えることができた。どうやら、当時理解できなかったことが理解できるようになったらしい。 大人の事情というものは、表に出すべきではないことが多すぎる。時間を重ねて初めて、理解できることが増えていく。人として深く在ることができるようになる。 そういう視点で見れば、年を取るのも悪いことではないのかもしれない。そう思わされる物語ばかりだった。
Posted by
タイトルの通り「kiss」がテーマの短編集。 ほの暗い情熱からせつない感じまで幅広く書かれていました。
Posted by
H230714 そこに形ばかり鼻をうずめ、その背を軽く抱き寄せてやりながら、自分も含めて、すべては何と陳腐なのだろう、何と愚かで退屈なのだろう。
Posted by
kissについての9話。 ナニが笑ったって、「歳月」の主人公と友人が話す内容。まるで私と友人との会話を聞いていたのか?と思うくらいのリアリティ。 小説の内容よりも(ごめんなさい)、惹かれました。 さすが小池真理子さん。 品がある大人の女性を書いてくれてます。 恋心はいくつにな...
kissについての9話。 ナニが笑ったって、「歳月」の主人公と友人が話す内容。まるで私と友人との会話を聞いていたのか?と思うくらいのリアリティ。 小説の内容よりも(ごめんなさい)、惹かれました。 さすが小池真理子さん。 品がある大人の女性を書いてくれてます。 恋心はいくつになってもありえるもの。 まるで自分が中学生になっちゃったかと思えるくらいの心の震え。 そして、遠い過去を振り返ると、きゅんとなるような思い出もあるわけで。 歳をとるって、決して悲観することじゃない、そう思ってます。
Posted by
図書館の本 内容(「BOOK」データベースより) 生と性の、あられもない交わり、大人にしか判らない男女の営みを描く九つの恋愛小説。 いつものように大人の恋。でもベースにあるのがkissというこの本。 オンブラマイフと蒼いトマトが好き。 必死になって恋人を引きとめようとする女も...
図書館の本 内容(「BOOK」データベースより) 生と性の、あられもない交わり、大人にしか判らない男女の営みを描く九つの恋愛小説。 いつものように大人の恋。でもベースにあるのがkissというこの本。 オンブラマイフと蒼いトマトが好き。 必死になって恋人を引きとめようとする女も、 繰り返し自分の人生を眺める女も、 どちらも痛すぎて息をするのを忘れてしまいました。
Posted by
- 1
- 2