6人の容疑者(下) の商品レビュー
原作が映画化され『スラムドック・ミリオネア』となったヴィカース・スワループ氏の最近作。この作品も映画化されるそう。スラムドック・ミリオネアでもこれでもかこれでもかのドラマ展開だったが、この作品でもどたばたに成る寸前のドラマ満開の作品と成っている。楽しめました。終わり方はなるほど。...
原作が映画化され『スラムドック・ミリオネア』となったヴィカース・スワループ氏の最近作。この作品も映画化されるそう。スラムドック・ミリオネアでもこれでもかこれでもかのドラマ展開だったが、この作品でもどたばたに成る寸前のドラマ満開の作品と成っている。楽しめました。終わり方はなるほど。。だっかが全体的にはとてもおもしろかった。おすすめです。
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ご都合主義なんじゃない?と思うところもなきにしもあらずなんだけど、テンポよく話が進むのでサクサク読めた――といいたけど、実際は慣れないインドの人名とか都市名とか文化とかそういう固有名詞が出てくるたびに「なんだっけこれ?」「誰だっけこれ?」という感じで手こずった。
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殺人現場で交錯したまったく違った6つの人生の後半。 6人の容疑者のそれぞれの事情は面白く、群像劇としては秀逸。…なんだけど、ミステリとしてはう~んって感じ。 特に殺人現場に舞台が移ってからがあっけなく、あれよあれよという間に終わってしまった。 しかも終わり方にカタルシスを感じら...
殺人現場で交錯したまったく違った6つの人生の後半。 6人の容疑者のそれぞれの事情は面白く、群像劇としては秀逸。…なんだけど、ミステリとしてはう~んって感じ。 特に殺人現場に舞台が移ってからがあっけなく、あれよあれよという間に終わってしまった。 しかも終わり方にカタルシスを感じられない。 リアルなインドって言えばそれまでなんだけど、読み終わって不満が残ってしまったんだよね。 タイトルがミステリ然としていただけに、違う方向で期待しちゃったのも悪いんだろうな。 きちんと下調べして読めばよかったのかも。
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さぁ、下巻に突入。正にタイトル通りに6人の 殺人事件の容疑者達の群像劇の後半は次第に それぞれが事件現場に向かう事になる動機が 明かされていくのですが、この6人の動機が もの凄いバラバラなのに、銃殺された最低野郎 「ヴィッキー・ラーイ」のもとへと集まって くるさまが非常に上手く、そして面白く書かれていて なかなか、ページを捲る手が止まらないです。 当然、ラストに向かうにつれ、この事件の 真相が明らかになり、所謂犯人が明かされるのですが これがまた真相が二転三転し、一体どれが真実なのか、 どの真相を信じてよいのか分からなくなる程、巧みに 煙に撒かれていきます。 そして、そんな中にもやはりインドという国が 抱える「正義」とう事に対する歪みを、 告発するかのように書かれています。この辺りが やはりこの作家の面白さと作品の強さを支えて いるように思います。 そして、最後の最後で明かされる本当の真相は それを裏付けるかのような意外性充分な犯人の 独白...という形でストーリーの幕が閉じる。 ミステリ的にはやや、雑で乱暴かなー??と 思ったりもするんですが、どうにもその辺りは 甘くなってしまう程、6人の容疑者達の事件前と、 事件後が紡ぐストーリーが秀逸。 3作目ももう今から楽しみ!
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最後の最後で真実が語られる、なるほどと思ったがスッキリハッピーエンドにしてもらいたかった。それがインド社会の現実としても。6人の容疑者がいるので登場人物が多くなり、ちょっと複雑。 原作通りの映画化は難しいだろうな〜。
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私はラストはあれでいいと思いました。著者の、インドとはこういうものなのだという主張が出ている気がしました。途中で読むの一回飽きてしまったけどね。
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面白かったが、最後が複雑過ぎるように思えた。上巻を読んだ後、下巻を読むまでに間が空いてしまったことも、読後の充実感を半減させたかもしれない。今後は、上下巻ものは、一気に読むことにする。でもインドは恐いと思った。同作者の有名な1ルピーの神様を読んでみる。
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別々だった6つの物語が絡み合って…とても楽しく読めたのですが絡み合うところが少し強引な気がしました…
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前作の『スラムドック$ミリオネア』の原作がどれほどのものかは知らないが、今作を呼んだ感想は凡作。勢いのあるインドのエンターテイメント小説はどんなもんかと期待したのだが。 結末とそれまでの過程がてんで関係なく、ちぐはぐ。事件の発生時点からさかのぼった過去ばかりで、下巻のほんとに後半でようやく事件に対してどういう関連があったのか、どう動いていたのかが描写されてくる。 こういう群像劇未遂の作品を読むと、伊坂幸太郎に抜群のうまさ(『陽気なギャング』とか『グラスホッパー』とか)を改めて感じる。 文化的な面についてもまだちょっとなじめず、現時点ではこんなもんかという感じだった。
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下巻。ミステリーとして読んだ場合、ちょっとこの終わり方は、、、と思わないこともないのだけど、インド社会についての読み物ということで納得することにしよう。著者は在大阪インド総領事として日本にいるらしい。■だが忘れるな。この国は奇妙で、すばらしい場所だ。お前はここで、最高にすばらしい...
下巻。ミステリーとして読んだ場合、ちょっとこの終わり方は、、、と思わないこともないのだけど、インド社会についての読み物ということで納得することにしよう。著者は在大阪インド総領事として日本にいるらしい。■だが忘れるな。この国は奇妙で、すばらしい場所だ。お前はここで、最高にすばらしい人間と出会うかもしれないし、最低なやつらと出会うかもしれない。嘘みたいな優しさを経験するかもしれないし、けた外れの残酷さを目にするかもしれない。(ストーリーはメモ欄)
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