今朝の春 の商品レビュー
澪の恋、野江ちゃんへの想い、太一くん、登龍楼との競い合い…。今回も心に沁む話と美味しそうな物で満たされました。
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みをつくし料理帖第四段。 小松原の母が突如現れて、小松原の正体が明らかに。 しかもこれは両思いって事なんだろうか!? 澪の恋は今後どういう展開を迎えるのか益々気になります!
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この題名は朝と春がなぜかひっくり返っている。そこに意味がある。「春」が主題で、「朝」は長い月日の中のほんの一瞬の出来事のように読み取った。高田郁さんの作品は題名にも品性があり、考えさせられる。深読みしすぎなのだろうか? これまでの作品で私の中で回収されていない疑問は、なぜ野江は...
この題名は朝と春がなぜかひっくり返っている。そこに意味がある。「春」が主題で、「朝」は長い月日の中のほんの一瞬の出来事のように読み取った。高田郁さんの作品は題名にも品性があり、考えさせられる。深読みしすぎなのだろうか? これまでの作品で私の中で回収されていない疑問は、なぜ野江はあさひ太夫となったのか?小松原さんは何者なのか?芳の息子である佐兵衛の行方は? 出来事は4つ、章立てで描写されている。「三方よしの日」に助っ人でくる又次と澪の作る料理は評判を呼んでいる。そして回収されていない疑問のいくつかが解消される。 伊勢屋の美緒に大奥奉公の話が持ち上がる「花嫁御寮」、戯作者の清右衛門によりあさひ太夫のことがわかってくる「友待つ雪」、おりょうの旦那の伊左三の浮気疑惑による波乱を描いた「寒紅」、登龍楼との料理の競い合いを通じて・・・表題作の「今朝の春」、いずれも魅力あふれる表現力によって心に染み込んでくる。
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登龍楼との料理対決に、小松原の消息を案じた澪は誤って指を切ってしまう。料理人としての心の乱れから生じた怪我に、また一段と成長する澪。 つる家を手伝ってくれる面々のそれぞれの悲喜交々が澪の心に励みや影を落とす。これからの澪の生き様から目が離せない。
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大好きなシリーズ。 続きが気になりすぎて、仕事を終えて、二宮金次郎スタイルで読みながら帰宅。 澪の恋心、料理への思い、お客様を、友を大事にする優しさ、それらを守るための厳しさ。 地獄を、と脅すシーンも心に残る。 いつか、親友と心置きなく笑える日が来るように。 つる屋のご飯、食べた...
大好きなシリーズ。 続きが気になりすぎて、仕事を終えて、二宮金次郎スタイルで読みながら帰宅。 澪の恋心、料理への思い、お客様を、友を大事にする優しさ、それらを守るための厳しさ。 地獄を、と脅すシーンも心に残る。 いつか、親友と心置きなく笑える日が来るように。 つる屋のご飯、食べたいなあ。いけねえよう、って言いたい。
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今回も心温まる話ばかりだった。 伊佐三の疑惑にはハラハラしたし、心痛めたけど。でも、そのエピソードすらあったかいものが根底にあって救われた。 それに料理対決の精進もよかった。ただただひたむきにって大切。
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勝つことに拘らず無心に精進を重ねることが己の糧になる、という言葉が素敵だなと思った。 このシリーズ、どれを読んでも琴線に触れる言葉があるなと思う。
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健気で一途なお澪さんも、温かな周りのみんなも顕在。優しい雰囲気に安心て読めるだけではなく、ちゃんと期待も裏切らない作品に仕上がってますね。
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鰆は実家でよく食べた懐かしい魚。確かに塩焼きがよく出ていた。昆布締めがどういう味になるのか気になる。
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みをつくし料理帖第四巻。あさひ太夫の過去、おりょう一家の危機、登龍楼との競い合いなどなど今巻も一話ごとにあれこれと起こりながら、澪の恋路や大きな目標など、シリーズを通してのグランドストーリー的なものも新たに薄らと示された感じもあり、今後が楽しみになる良い巻でした。
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