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ザ・パシフィック(下巻) の商品レビュー

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2016/03/10

ペリリュー島の戦いと沖縄戦、海兵隊員たちの戦後。 戦争によってそれぞれ何かを失って苦しむアメリカの青年たち。負けることが明白であっても米軍の勝利に対するコストを引き上げるための抵抗、兵士の士気・精神を破壊する戦法を仕掛けてくる日本軍に対する怒り、憎しみ、恐怖。 日本人として著者の...

ペリリュー島の戦いと沖縄戦、海兵隊員たちの戦後。 戦争によってそれぞれ何かを失って苦しむアメリカの青年たち。負けることが明白であっても米軍の勝利に対するコストを引き上げるための抵抗、兵士の士気・精神を破壊する戦法を仕掛けてくる日本軍に対する怒り、憎しみ、恐怖。 日本人として著者の書き方に言いたいこととかはあるけど、向こうは向こうでこういう事を思ってるんだなぁ、ということは読めてよかった。 下巻は、主人公の一人、ユージーン・スレッジ一等兵が一般人にとって感情移入しやすくて読みやすかった。理想を持って入隊するも、戦争の現実を目の当たりにして、戦争が人間性を破壊していくことに苦悩する姿は、敵味方という事を越えて考えさせられるものがある。この人は「ペリリュー・沖縄戦記」って本を書いてるらしい。いつか読んでみよう。

Posted byブクログ