愛おしい骨 の商品レビュー
2010年のこのミス一位、まるで理解できず。どこが魅力でこんなに評価が高いのかぜひ知りたい。感性の違いに呆然とする翻訳物のひとつ。
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雰囲気は好き、でも腑に落ちないところもいくつかあります。他の作品は評価が高いので、著者を追っかけてみようと思います。
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20年ぶりに帰郷したオーレン。時の止まった家に、行方不明になったままの弟の骨がひとつ、またひとつと置かれていく 。図らずも捜査に巻き込まれたオーエンは町の人々の隠された顔を暴いていくことになる…。 静謐な筆致で町で暮らす人々のすべてが描かれている。裏も表も、過去も今も。残酷なま...
20年ぶりに帰郷したオーレン。時の止まった家に、行方不明になったままの弟の骨がひとつ、またひとつと置かれていく 。図らずも捜査に巻き込まれたオーエンは町の人々の隠された顔を暴いていくことになる…。 静謐な筆致で町で暮らす人々のすべてが描かれている。裏も表も、過去も今も。残酷なまでに。 流石の人物造詣で、あれこれ考えさせられながら頁を繰った。 この町には普通の人はいないのかと思う頃に、普通の人ですらみなそれぞれに過去を秘めているのだと気がつく。 ああ、オコンネルは相変わらず巧いなあ。 ただ、前回のノンシリーズ「クリスマスに少女は還る」と比べると、どうしても1段落ちるような印象。 本作も十分面白いけれど、それほどまでに前作は素晴らしかった。 この作品が評価されて、止まっているマロリーシリーズの訳出が再開されるといいなあ。
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ミルフィーユみたいな物語。 ミステリ要素あり、 キャラ小説みたいな変人度高し、 叙事的で、 深い悲しみあり、 図書館の主(風呂に入らない筋肉の小山)あり、 おかしみあり、 文学的要素(キリスト教の悪習?)がさりげなく配され、 ホラー要素もあり、 怪奇物っぽいところもある。 それら...
ミルフィーユみたいな物語。 ミステリ要素あり、 キャラ小説みたいな変人度高し、 叙事的で、 深い悲しみあり、 図書館の主(風呂に入らない筋肉の小山)あり、 おかしみあり、 文学的要素(キリスト教の悪習?)がさりげなく配され、 ホラー要素もあり、 怪奇物っぽいところもある。 それらが渾然一体となったすばらしい作品。 焦って読んだので感動が大味だったので、もう一回忘れた頃に読む。
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ミステリというより、物語? 確かに、愛の話だろうとは思うが・・・頷けない面もあるものの、読み応えがあり、面白い。 多彩な登場人物ばかりだけれど、それぞれがきちんと描かれているところも感心する。しかし、主人公オーレンを好きになるには、今ひとつ何かが足りないような気がする。 マロリー...
ミステリというより、物語? 確かに、愛の話だろうとは思うが・・・頷けない面もあるものの、読み応えがあり、面白い。 多彩な登場人物ばかりだけれど、それぞれがきちんと描かれているところも感心する。しかし、主人公オーレンを好きになるには、今ひとつ何かが足りないような気がする。 マロリーのほうが私は好み。翻訳再開して欲しい!
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登場人物みんな弟の失踪にかかわる秘密を持っているそぶりで、ドキドキしながら読んだけど途中からドキドキし疲れた! どんでん返しとか叙述トリックとか、鮮やかなギミックのミステリーを読み慣れた若者には少々退屈かもしれないけど、なんともいえない味わいがあり私は好きだな
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KL,CL 2011.1.16-2011.2.1 面白かったけど、回収されていない伏線があったような。
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最初から最後までハンナさんに夢中でした。家事の腕はもちろん完璧、隅々まで抜かりなく気遣いが出来て、男の子がやましいことを考えてたら口に出さなくても気づいて叱り、家宅捜査で家を荒らした警官に一睨みで言うことを聞かせられるミステリアスな家政婦って、惚れるしかないやろ…… ハンナさ...
最初から最後までハンナさんに夢中でした。家事の腕はもちろん完璧、隅々まで抜かりなく気遣いが出来て、男の子がやましいことを考えてたら口に出さなくても気づいて叱り、家宅捜査で家を荒らした警官に一睨みで言うことを聞かせられるミステリアスな家政婦って、惚れるしかないやろ…… ハンナさんに夢中だったぶん、他の部分の魅力には気づけなかったかも。事件自体にさほど謎はなく、人間ドラマが主題。主人公も容疑者の一人なので事件を探ってるのかどうなのかイマイチ共感できなかったのが残念。色々面白そうなことはたくさんあったけど、そのせいでどれに注目すればいいのか逆にわからなかった印象。 オーレンさんの運命が歪んだ理由は「ちょ……!」という感じでした。いや、弟の死という出来事よりずっと前に起こっていた歪みと聞いて一体何がと思ってたら、そんな……いやまあ、イザベルさんにしてみればそりゃ根に持つわ、会うたんびに攻撃するのも納得だわな出来事ですけれども。 一番好みだったのは弁護士夫妻の愛憎かなあ、やっぱり。あの結末がクライマックスすぎて、事件の方が霞んじゃったかも。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この本をくれた人からは、文学的すぎてどうかなぁといわれていましたが、冒頭からぎょっとするようなはじまり方で、そのあとも何が次に分かるのかどきどきするような展開で、一気に読みました。面白かったです。
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家政婦のハンナがとても素敵なキャラをしている。 愛おしさと憎らしさが共存している狂気さが 読んでいて切なくなる。 読んでとても満足
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