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愛おしい骨 の商品レビュー

3.3

74件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    20

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    6

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2011/07/07

骨身に沁みる退屈さ。これはミステリではない。ミステリ仕上げの家族ドラマである。 小さなコミュニティで変人たちが右往左往してる印象しか残らない。その変人にしても、愛すべき変人ではなく、ただの変人でしかないのだ。謎解きは早々に破綻し、陰でこそこそと繋がろうとする変人の行動にすべての...

骨身に沁みる退屈さ。これはミステリではない。ミステリ仕上げの家族ドラマである。 小さなコミュニティで変人たちが右往左往してる印象しか残らない。その変人にしても、愛すべき変人ではなく、ただの変人でしかないのだ。謎解きは早々に破綻し、陰でこそこそと繋がろうとする変人の行動にすべてのページが費やされている。そこにリアリティは微塵もなく、おとぎ話を読んでるよう。 よくこのネタで勝負できるとそこは大いに敬服するが、関わりたくないタイプの作家であることは確か。なのに巷では高評価。まだまだ偏読っぷりは解消されないのだなと自分にも呆れてはみるが、合わないものはどうしようもない。

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2011/07/02

それぞれの登場人物たちが過去を引きずりながら、生きている。しっかり現実を見据え、未来を考えているのは家政婦のハンナだけ。そのハンナから手紙をもらったオーレンが帰省するところから極上のミステリーが始まる。

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2011/06/28

良質な小説ですが登場人物の名前がどうしても覚えられず、何度も名前の読み返しをしてしまいました。全体的に暗い雰囲気がある小説なので読み進むのが結構大変でした。

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2011/06/26

またしても、時間切れ。肝心の結末が未読のまま図書館に返却。明日から海外なのでしかたなく。  十七歳と十五歳の兄弟。二人は森へ行き、戻ってきたのは兄ひとりだった。二十年ぶりに帰郷した兄。何者かが玄関先に、死んだ弟の骨をひとつひとつ置いてゆく。  設定はわくわくだったけど、登場人物の...

またしても、時間切れ。肝心の結末が未読のまま図書館に返却。明日から海外なのでしかたなく。  十七歳と十五歳の兄弟。二人は森へ行き、戻ってきたのは兄ひとりだった。二十年ぶりに帰郷した兄。何者かが玄関先に、死んだ弟の骨をひとつひとつ置いてゆく。  設定はわくわくだったけど、登場人物のイメージがなかなか固まらないまま、ストーリがゆっくり展開。未読の後半がおもしろいのだと思う。多分。

Posted byブクログ

2012/04/09

しんどかったー。実にしんどかった。変な長さ。長いのはいいんやけど、変な長さ。たまにパーカー長い人いるでしょ。 それ。 はじめて外人さんのやつを読んだけど、名前がややこしくなって、全然入ってこなかった。何回も登場人物のとこ見直した。

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2011/06/18

相変わらず、犯人はどうでもいい。登場人物がよく書けているので、ミステリーにしては、ストーリーが良い。主人公とイザベルの恋愛は、ちょっとやり過ぎ。もっと早く仲直りするだろうな、普通。

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2011/05/24

十七歳の兄と十五歳の弟。ふたりは森へ行き、戻ってきたのは兄ひとりだった。二十年ぶりに帰郷したオーレンを迎えたのは、時が止まったかのように保たれた家。誰かが玄関先に、死んだ弟の骨をひとつずつ置いてゆく。何が起きているのか。次第に明らかになる、町の人々の秘められた顔。迫力のストーリー...

十七歳の兄と十五歳の弟。ふたりは森へ行き、戻ってきたのは兄ひとりだった。二十年ぶりに帰郷したオーレンを迎えたのは、時が止まったかのように保たれた家。誰かが玄関先に、死んだ弟の骨をひとつずつ置いてゆく。何が起きているのか。次第に明らかになる、町の人々の秘められた顔。迫力のストーリーテリングと卓越した人物造形。『クリスマスに少女は還る』の著者渾身の大作。

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2011/05/20

私の評価基準 ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版 ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ ☆☆ 普通 時間があれば ☆ ...

私の評価基準 ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版 ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ ☆☆ 普通 時間があれば ☆ つまらない もしくは趣味が合わない 2011.5.20読了 趣味が合わなかったのかな、あんまりは面白くありませんでした。このミス一位とかで、期待が高か過ぎた所為かもしれません。 ミステリーとしては、謎や伏線はたくさんあるけれど、ほったらかしか、もしくは当たり前なところに投げられていて、真相もいろいろ焦らされるけど、まあそうだよね、というところに落ち着く。 散りばめられた謎に喰いつけると、振り回されて良いのかもしれないが、私はあまり入り込めなかった。今でも、あれは何だったのかなというのはあるけれど。 小説として愛、色々な愛が書かれていると解説?にも書かれていて、確かに類型的ではない、でも、本当に有る愛の形が書かれているように思えた。でも、それならわざわざこのようなスタイルでは無くて、もっと普遍的な状況設定にすればいいのに。 ページをめくると、突然場面がガラッと切り替わって始まるスタイルが、全然馴染めなかった。うっかりすると、ページ飛ばしたかと勘違いしそうだったのは、私だけ? そして、最も馴染めなかったのは、すれ違いざまに、口も聞かずに、向こう脛を蹴り倒して行くという暴挙、最後には、墓前の花を、雑草にして投げ落として行く。あんまり、普通じゃないよね。これは、もう愛じゃないと思うけど。

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2011/05/18

愛おしい骨 (創元推理文庫) 著者:キャロル・オコンネル 東京創元社(2010-09-11) 販売元:Amazon.co.jp クチコミを見る 原題が 『Bone by Bone 』 なんて、訳すのかわからず、なんかそういう言い回しがあるのかと思い辞書で調べましたがわかりませ...

愛おしい骨 (創元推理文庫) 著者:キャロル・オコンネル 東京創元社(2010-09-11) 販売元:Amazon.co.jp クチコミを見る 原題が 『Bone by Bone 』 なんて、訳すのかわからず、なんかそういう言い回しがあるのかと思い辞書で調べましたがわかりませんでした。 インターネットで調べていて、アマゾンの洋書版の本作品の内容紹介を読んで、謎が解けました。 Brothers Oren and Josh disappear into the woods. Only Oren comes out. Twenty years later, the mystery of what happened to Josh is going to be exposed, and somebody is finally sending him home-bone by bone. なるほど。 step by step とかと同じでした。 これも、日本語にすると訳しにくいですよね。 2011年度、『このミステリーがすごい!』海外部門のべスト1作品です。 やたらにあちこちの書評で絶賛されていたので、読まなきゃなぁ、と思っていました。 これは、ミステリーではありません。 ミステリーですが、愛の物語です。 大絶賛!!! たぶん、すごく読みにくいと思いますが、是非読んでいただきたいです。 はじめ、流し読みしていましたが、途中ではじめに戻ってゆっくり読み直しました。 アメリカのミステリーっぽくないなと思いましたが、やはり、アメリカの出版社には断られ、はじめイギリスの出版社から出されたそうです。 私は日本の有名な作家の作品に雰囲気が似ていると思いました。 先入観を与えたくないので読み終わったら、誰に似ていると思ったか是非私に聞いてください。

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2011/04/18

読むのに時間をかけ過ぎてストーリーを追うのが大変だった。多彩な登場人物は魅力的です。映像化してほしいな、と思った。

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