その後の不自由 の商品レビュー
『つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく』を読んで、読みたくなった本。 「回復とは回復しつづけること」 「回復には段階がある」 なるほど。 確かに、漠然とゴールは描いていても、これまでの過程とか、これからゴールまでの過程とかに対する想像力が足りなかったかもしれない。
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様々なトラウマや現在進行形で抱える生きづらさと向き合いながら、どう自分と付き合い続けていくか… 死ぬまで何とか生き抜く為の対処をしながら、その瞬間を乗り越えていくのかという事を教えて貰えた。 当事者にも家族にも支援者にも必要な知見が様々に描かれている。
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生理や体の変化で心がジェットコースターのように変化 57.子供の頃に色々あつまたのでら体の感覚のスイッチを切って、一生懸命痛みを感じないように生きてきた。
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新しい本を読み始めると、それが小説だろうとノンフィクションだろうと、その世界に入り込むまで少し時間がかかる。そして本によっては入り込む前につまらなくてやめてしまうこともある。この本がまさにそうだった…最初の数ページで「やばい!」と思った。まるでまったく興味のない教科書を読ませられ...
新しい本を読み始めると、それが小説だろうとノンフィクションだろうと、その世界に入り込むまで少し時間がかかる。そして本によっては入り込む前につまらなくてやめてしまうこともある。この本がまさにそうだった…最初の数ページで「やばい!」と思った。まるでまったく興味のない教科書を読ませられてるような…でもちょっと我慢して読み続けてみた。その結果… 結局、半分ちょいで止めました。やっぱり興味が続かなかった…とくに生理の話のあたりが……でも、 日常性とは… 帰るところがあって、安心してごはんが食べれて、眠れて、疲れたら休めて、守ってもらえるところ。持ってる人には当たり前のことだが持ってない人にとっては構築するのも維持するのも難しい ってことがわかっただけでもよかったです。その本を読んでたった一行でも興味が持てたり為になればそれでよしとしました。
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いわゆる「ボーダーっぽい」ふるまいの裏に隠れているものを分かりやすく教えてくれる本。向き合い続けた自分自身の肉体と心と、同じように傷つきまた回復してきた仲間たちの実体験がなければ、これは書けない。ただの支援者には書けない。 そうだよな、と思うところと、そうだとしても、と思うところ...
いわゆる「ボーダーっぽい」ふるまいの裏に隠れているものを分かりやすく教えてくれる本。向き合い続けた自分自身の肉体と心と、同じように傷つきまた回復してきた仲間たちの実体験がなければ、これは書けない。ただの支援者には書けない。 そうだよな、と思うところと、そうだとしても、と思うところはあるけれど、その葛藤は彼女らとともに悩むというあり方に通じるものなのだろう。 最後の対談もとても分かりやすい。援助者が地平を、見通せはしなくともひろびろと広がっていると信じられるような、夜空のような智慧に満ちている。 〜〜〜〜〜 メモ ・やめないときというのがある ・何も言わずに身体の手当てをする ・刑務所でとりあえず生き延びるのは悪くない ・焦りの時間を支える ・どこかが “はずれて” いないと収まりが悪い “はずれたまま” の方が安全 ・援助者がバトンタッチしていけばいい ・ミーティングのトピックは「昨日、今日のこと」 経験をカッコに入れるような話し方 ・ようやく援助の場にたどりつく二十八歳 つながれずに自殺や事故も起こる ・テレパシーで伝わると思っている 「そうじゃないよ」とことあるごとに言う ・こちら側も痛むということが実感できない ・「あなたは悪くない」のタイミングは難しい ・自殺未遂は関係ができてきたときにやる 血肉の通った人間関係にきっと動揺しちゃったんだな、と思う
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当事者だからこそ語れる言葉があるのだなぁ、と思った。一般化されてない生々しいいきものとしての表現は、強くこころの深いところを刺激する。当事者も、当事者理解をしたい方にもおすすめの本ではないだろうか。
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境界線が壊されてる話は新鮮で面白いと言ったらダメかもしれないがよかった。トラウマは深く話しても楽にならないし、解決もしないのところが個人的には参考になった。この本に出てくる人の体験は、想像を遥かに超えていた。
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薬物依存の当事者がその後どう生きるか……渦中から逃れてそれで終わりではなく、その後も生き続けるためには、何が必要なのかを当事者が語る一冊。すごかった。 あまりにもすごいので、印象に残ったフレーズだけ(引用ではなくうろおぼえ)。 (気にかけている人が)手首を切った時に「手首...
薬物依存の当事者がその後どう生きるか……渦中から逃れてそれで終わりではなく、その後も生き続けるためには、何が必要なのかを当事者が語る一冊。すごかった。 あまりにもすごいので、印象に残ったフレーズだけ(引用ではなくうろおぼえ)。 (気にかけている人が)手首を切った時に「手首を切ったことが迷惑ではなくて、ただそのことが心配で痛い」ということが伝わらない。→ただ心配、あなたが傷つくと私も痛い、ということが伝わらない。 回復し続けるということ。→回復して終わりではなく、回復し続けるということが必要。 あまりにも、緊張を強いられていると、痛みに鈍感になる。 このシリーズケアをひらく、は当事者のことばは生々しく伝わってきてすごい。 そうか、つらい人はこうなのか……と己の思慮の至らなさに気づく。このシリーズはできれば読破したい。
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教えてくれた人に感謝。これは自分では手に取らなかったと思う。私は薬物とかアルコールへの依存経験はないけど、生きづらさの記述については共感できるところが多かった。こういうことを書いてある本は少ないんじゃないかな…。生きづらさを感じている仲間がいなくて孤独を感じる人にはいい本なのでは...
教えてくれた人に感謝。これは自分では手に取らなかったと思う。私は薬物とかアルコールへの依存経験はないけど、生きづらさの記述については共感できるところが多かった。こういうことを書いてある本は少ないんじゃないかな…。生きづらさを感じている仲間がいなくて孤独を感じる人にはいい本なのではないかと思う。 まあ生きやすくなる方法は書いてないけど。無いんだなと。当事者なだけに、やっぱり「応援団」が必要だなと思うけど、どう作っていったらいいかやっぱり分からない。生き延びて、と言われても、なぜ、生き延びなければならないのか?って思う。だってもう「ご苦労様でした」でしょ?そう、もう疲れたから。努力もしたからね。終わりたい。ってなっちゃうのが止まる本ではないかなあ。
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今まで読んできた本の中でもっとも内容の濃い一冊だった。 もうページを端折すぎてすごいことになってる。 発見ポイントがありすぎて、うまくまとめられない。
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