見えない復讐 の商品レビュー
連作短編7編にプロローグとエピローグを加えたいつものパターンのミステリ。相変わらず無理矢理飛躍推理が気になるものの、今回は読後感の良さに救われました。
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復讐の動機が弱いかなと思ったけれど、それは織り込み済みの展開に納得。冷静でエゴイスティックな一方、情実がないわけでもなく、どこか破滅的な主人公たちのキャラは癖になる。
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見えない敵?に復讐するという話。 相手は、法人である大学。 そのためのお金を貯めるために、ベンチャー企業を立ち上げ、 色んな人物が関わってくる話。 さすがにテーマからして内容は重い。 でも重過ぎない。 どんよりした梅雨って感じ。 さらっと読めたんだけど、 面白いからというよりは ...
見えない敵?に復讐するという話。 相手は、法人である大学。 そのためのお金を貯めるために、ベンチャー企業を立ち上げ、 色んな人物が関わってくる話。 さすがにテーマからして内容は重い。 でも重過ぎない。 どんよりした梅雨って感じ。 さらっと読めたんだけど、 面白いからというよりは 暇つぶしと文章の簡易な感じからかな。
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ここ最近の作者の作品「撹乱者」、「8月の魔法使い」 を何となく合わせたような印象の作品。法人...というか 大学に対して圧倒的な復讐をしようと試みる主人公 「田島」たちの復讐劇とそこに至る心理に移ろいが 展開されています。 その大学に対して復讐を試みる彼等の動機やその 心情の描...
ここ最近の作者の作品「撹乱者」、「8月の魔法使い」 を何となく合わせたような印象の作品。法人...というか 大学に対して圧倒的な復讐をしようと試みる主人公 「田島」たちの復讐劇とそこに至る心理に移ろいが 展開されています。 その大学に対して復讐を試みる彼等の動機やその 心情の描写が割と淡白に書かれているので、読んで いるボク(ら)は、なんでそこまで復讐心に滾った意思や 行動がとれるのか、やり理解に苦しい。 今作も賢過ぎるキレ者の登場(しかも2人もw)でなんだか 言いくるめられたようなロジック展開に煙に巻かれながらも、 相変わらずの石持的ミステリは楽しめます。 そのキレ者同士、敵の敵は味方...と思っていたところ... 最後はまさかの展開に少々唖然。 なんでこーなるのっ?? 的な流れが イマイチ理解出来ないんですけどーw。
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復讐って何だろう? 憎悪すべき対象に対する直接攻撃だけではなくて、その牙城を切り崩す間接攻撃、それによって、関係ない人まで巻き込む。。。 それで何の達成感があるのか??? この作品の最後で、後味の悪さが残った。
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復讐の資金を集める為に起業した天才と、復讐を代行させる為に支援する天才の連作短編。 設定も面白いし、雰囲気もいいし、先が気になって一気読みした。 でも、読み終わってみると、つっこみどころ満載な感じで、これだけ賢かったら、もっとうまくやれただろうとか思ってしまう。
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石持さんらしい、論理的な推理小説となってます。まあ、こんなに深く考える人はあまりいないだろうというツッコミは、あるでしょうが…。今作は、撹乱者や、この国。といった最近の本と同じ様なジャンルの作品で、主人公が、犯人視点で、しかもそこになんらかの思想を含んだ犯行というか、テロ的な行動...
石持さんらしい、論理的な推理小説となってます。まあ、こんなに深く考える人はあまりいないだろうというツッコミは、あるでしょうが…。今作は、撹乱者や、この国。といった最近の本と同じ様なジャンルの作品で、主人公が、犯人視点で、しかもそこになんらかの思想を含んだ犯行というか、テロ的な行動が起こされます。今回は、学校に対する復讐ですが、ちょっと、最後の結末が、期待していたものと違ったのが残念です。
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前半は相変わらず妄想論理感が否めないが、状況が変化していく後半は(ありきたりな感じもするが)とんとん拍子に進むので読みやすい。ただ全体的に、意外性のない連作短編だったと思う。
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