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強くなくていい「弱くない生き方」をすればいい の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2015/04/29

P123「「弱い」と見るのではなく、「特徴」「特色」「個性」と見ていく姿勢を強調したいのです。」 P128-129「日常的にすさまじいののしり合いをする母娘のかたわらで、口を一切出さない寡黙な養子の父親。朝夕の出勤時に「行ってきます」「ただいま」の一言も発せず、そーっと出ていき、...

P123「「弱い」と見るのではなく、「特徴」「特色」「個性」と見ていく姿勢を強調したいのです。」 P128-129「日常的にすさまじいののしり合いをする母娘のかたわらで、口を一切出さない寡黙な養子の父親。朝夕の出勤時に「行ってきます」「ただいま」の一言も発せず、そーっと出ていき、帰ってくる父。 最近、その無口の意味が分かります。黙っていることで自分を守るのです。それが自己主張というほどのものでもなく、そうすることで、その環境にいること、落ち着くことができるのです。周囲から構われると、自分を制御しにくくなる。構われないことをいちばん望むのです。それは、「弱いもの」が唯一、主体的に行使できる「強さ」と言えます。」

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2015/02/07

ほかの本で著者のこと、著者の活動を知って読んでみたのだけど、思っていた内容どおりの部分は最初らへんだけでした。後半にいくにつれて、この施設のひとたちが使うジャーゴンがだんだん多くなってきて、読むのが疲れる。

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2011/05/08

著者の藤原さんは「夢のみずうみ村」と呼ばれるデイケアセンター代表。 「夢のみずうみ村」は通常のデイケアセンターとは異なり、お世話になる人(という言葉も適切ではないと思いますが)が自らの意思でやりたいことを決めて実行し、生きる「意思」を膨らませようとしています。 そんなデイケアセン...

著者の藤原さんは「夢のみずうみ村」と呼ばれるデイケアセンター代表。 「夢のみずうみ村」は通常のデイケアセンターとは異なり、お世話になる人(という言葉も適切ではないと思いますが)が自らの意思でやりたいことを決めて実行し、生きる「意思」を膨らませようとしています。 そんなデイケアセンターを設立・運営にあたっての、生き方を指南した一冊とでもいえるでしょう。人は必ず老いるもの、弱くなるものでありますが、それを引け目にとらず、逆に「できてよかった」ことを生きがいとし、少しずつ「生きがい」を膨らませる、維持させるというのがベースにあるように思えます。 これから年老いて行く人、年老いている人と接する機会がある人には、オススメです。 私も「いきている」状態から「い・き・る」状態になりたいですね。

Posted byブクログ

2010/10/13

 プロフェッショナルの流儀に出演していた著者。著者の考えに考え抜かれたリハビリ観に感銘をうける。自分はプロとして利用者に何ができているのか。できないマイナスを減らしてプラスの部分を増やして明るい展望を持ってもらう、「身体機能の回復」にとらわれすぎず「心の回復」を目指す、ていうのは...

 プロフェッショナルの流儀に出演していた著者。著者の考えに考え抜かれたリハビリ観に感銘をうける。自分はプロとして利用者に何ができているのか。できないマイナスを減らしてプラスの部分を増やして明るい展望を持ってもらう、「身体機能の回復」にとらわれすぎず「心の回復」を目指す、ていうのは理屈としてはよくわかるし、みんなが言うこと。しかしここまで実践できてる人をそうは知らない。「脳卒中になってよかった」なんて利用者に言われるのは、よほどの心の回復、成長がなければないことだと思う。

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